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サボタージュ
デートもせずに結婚することが非現実的なんだから、少子化対策にデート代は欠かせない。もちろんデート代を国が直接払わなくてもいい。普通に景気対策をして結婚をしたい人たちがお金に余裕がありさえすれば自分の収入からデート代を出して結婚へと進む。それでぜんぜんかまわない。
だが、現状はどうだ。何も景気対策をしていないとは言わない。だがデート代が出る景気対策ではない。お金は回っているところでは回っているんだろう。だがデート代は出ない。百円ショップ、お得、安い、コスパ。消費に回すお金を減らそうというキーワードだ。デート代を出すという精神状態とは真逆の立場だ。デートにはカッコつける、見栄をはるの成分が切り離せない。相手を高く評価していることを示すために。見栄をはってくれる相手を選ぶだろう。自分を高く評価してくれていることを確認するために。
なぜデート代のでない景気対策を放置する?これはサボタージュではないのか?