393/635
ネット上の主治医
仕事を求めて移動しながら子育てをする。これを国がいろいろ制度を立ち上げてまで実現するとしよう。子供が生まれてから独立するまでを考えなきゃね。
妊娠期間から考えるとまず通院する所から始まるね。期間が十カ月だからその間に移動することも考えなきゃいけない。難しいお産になりそうなら同じ医者に見続けてもらわないといけないけどそれは例外としていろんな場所で次々と違う医者に見てもらうことを想定しないとね。これは子育て以外にも普通の生活として健康を維持するためにも必要なことだけど。
この場合責任の所在が曖昧になりそうだよね。関わる医者が増えるからね。部分的にしか責任を負いたくないだろうってのは理解できる反応だ。ここはどうにかしなくちゃいけない。
解決策として一つ提案してみると「主治医を一人、ネット上につくる」なんてのはどうかな。訪れた先の普通の医者にかかると「ネット上の主治医」からそれまでのカルテが送られてきて、診察が開始される。