340/635
得する道具
同じことを続けると上手になるよね。上手になれば同じ時間でより多くの物が作れてより多くの「カネ」が手に入る。作る人は得をするわけだ。
同じものを作り続けるとそれをたくさん売ることになる。それを使う人がたくさんいることになる。その中にはそれに対する不具合や不満を言い出す人もいるだろう。気の利いた作る人はその不具合や不満を聞く。そして能力があればその不具合や不満を解消するだろうね。そして新しい商品を作る。より良い商品はより売れる。より多くの「カネ」が手に入る。作る人は得をするわけだ。それを使う人はより良い商品を手に入れることができる。
それを使う人は得をするわけだ。
「カネ」は売ってよし、買ってよしの便利な道具となったわけだ。そりゃあみんな使いたがるよね。ただ便利なだけじゃない、得する道具なんだから。みんなこぞって使いたがり、「キン」では「カネ」は足りなくなった。そしてあなたが知っているように「カネ」は「キン」ではなくなる。