71話
王宮で、わたくしの誕生日の宴が開かれるている頃。
ー王宮の城門前ー
「頼もー!!」
大きな声に驚いて門番が慌てて、外に様子を見に来た。
(ちょっと、エンラ様いきなり城門の前で、大声、張り上げて、『頼もー!!』って……やっぱり、大海の神に喧嘩を売りにきたんですかー!?)
お供のオウネは驚き固まっている。
門から、出て来た複数の人間達は、エンラを取り囲む様に包囲してからエンラに質問をする。
「なんだ!お前達は!」
「ひっー!!人間達に囲まれた!!」
エンラは、冷静に門番達の質問にこたえる。
「私は、冥府のエンラと申します。セト様に取り次ぎをお願いいたします」
当たり前だが、誰一人として間ともには取り合ってくれなかった。
「な、行きなり来て陛下に逢わせろとは無礼な!!」
「怪しい奴らだ!捕まえて取り調べろ!」
オウネは、完全に混乱してる。
「エンラ様どうしましょう!」
だが、エンラは落ち着いて肩にに止まっていた蝶々を手元に呼ぶ。
「神器錬成 !」
そう言うて蝶々は、大きな金棒へと姿を変えた。
「なっ、武器を出したぞ!!」
だが、そう言葉を発して以降、門番達はまるで固まった様に動かない。
「エンラ様、こ、これは…!!」
「私の神器の力で、王宮周辺のすべての時間を、一時停止しました」
「流石です!エンラ様!」
「さて、叔父上の所に参ります。見習いさん、王宮内の案内を、よろしくお願いいたします」
もう一人のお供にエンラは声をかけた。
こうして、冥界からの使者がやって来たのだった。
◇◇◇
ー誕生日の宴の会場ー
先程まで普通だったのに、皆が、いきなり固まって動ごか無くなってしまいましたよー!!
この場で動いているのは、わたくしと父様だけみたいですね。
一体、何が起こったんでしょうか?!
わたくしは、怖くなって慌てて父様の側に行きましたよ。
「父様!みんなどうしちゃたの?」
「どうやら時間が止まってしまったみたいだね」
「えっ、それって、またエンマ様が来たってこと?!」
そして、宴の部屋の扉が開き、知らない人が入って来ます。
大人の男の人は、入ってすぐに父様に挨拶をします。
父様の知り合いですか?!
「失礼いたします。お久し振りです。叔父上」
更に後には子供の男の子と、そして、わたくしより体の小さな動物…でしょうか?
布を頭から被っていて姿が見えませんが…。
それにしても大人の男の人は、父様の叔父上って呼びましたよ。
「やあ。エンラ。君か…。久しぶりだね。僕を訪ねてくるのは、良いけど、悪戯に時を、止めるのは感心しないな」
おお!!
この方が、竜宮で、聞いた、わたくしの従兄弟ですか!!
「申し訳ありません。こうでもしないと、叔父上に、すぐに、お会出来ないものですから…。
また突然に前触れも無くお訪ねした、ご無礼お許しください。本日は、父の事でのお詫びと厚かましくもお願いがあって参りました」
(父様にお、お願い?)
また、わたくしに冥府に来て欲しとか言われたら、わたくしはどうなるのでしょうか?
「うん。まあ願いを聞くかどうかは話を聞いてから考えるよ。取り敢えず別室で話そう」
(父様とお話しですか?何の話しですかね?
すご~く気になりますよ)
わたくしも、別室に一緒に付いて行きたいですね!
『錬成解除』
そう言うと、金棒が紫色の羽を持つ大きな蝶々に変化して、みんなが何事もなかった様に動き出します。
父様の近くいた、ガクサンも動き出して行きなりのエンラ様一行の出現に皆がとても驚いています。
「こ、この者達は一体………」
「ガクサン。僕のお客様だよ。僕はちょっと外れるから、宴の方は、よろしく頼むよ」
(あっ!父様が行っちゃう…)
「父様、待って!」
「ん?どうしたの?セリ」
思わず父様を呼び止めましたが、お子ちゃまのわたくしがお願いしても別室に一緒に連れて言ってもらえるかわかりません…。
ここは、甘えん坊さん作戦でー☆
「父様、わたくし怖いから、もう少しだげ一緒にいていい~?」
目を、ウルウルさせて父様の手を『ぎゅっ』って握ります。
「申し訳ありません。怖がらせてしまったようですね。お嬢さんに、会わせたい者とお渡ししたい物がありますので、よろしければ別室にご一緒下さい」
エンラ様からの以外な申し出により、わたくしも、一緒に別室に行く事になりましたよ。
会せたい者とお渡ししたい物って一体、誰と、どんな物なんですかね??
また、次の金曜日~日曜日に12時に更新予定です。
よろしくお願いいたします。




