64話
アクト王子様は、亡国の王子様。
今でも、人質用に建てられた宮殿で、小さなお部屋を与えられて生活しているらしいです。
けんちゃんが、わたくしを喜ばせようと、子うさぎを、手に入れる為、アクト王子様に子うさぎの居場所を訪ねたら、ここ数日、けんちゃんと一緒に、子うさぎを探すのを手伝ってくれたのです。
わたくしは、アクト王子の居る場所が、よくわからないので、カヤメに頼んでアクト王子を、わたくしの部屋に招待することにしましたよ。
「姫様、アクト王子様が参りました」
「こんにちは。アクト王子」
お誕生日の時に会っては居るんですが、記憶が、曖昧で…。
「はい…、ひ、姫様?!」
かなり緊張していますね。
「突然呼んで驚かせてしまった見たいで、ごめんなさい。
けんちゃんから聞きました。わたくしの為に、山でけんちゃんと子うさぎを、探してくれてって。
でも、もううさぎは探さなくて大丈夫ですよ」
監禁されている訳ではないので、王宮の外を出歩く事はできるけど、王宮の近くの森の中で、うさぎを探すなんて、大変だったと思います。
みんなに迷惑を掛けてまで、うさぎが欲しい訳では無いのです。
「は、はい………」
あ~。また会話が終了しちゃいましたね。
どうてし、わたくしは上手く会話を続ける事が、できないのでしょうか……。
「姫様、せっかくですからアクト王子さまとお茶でもいかがですか?」
ふぁ~。カヤメ、再び助け船ありがとう~。
「アクト王子は、お菓子とか好きですか?一緒に食べませんか?」
「は、はい」
最初は、緊張していたアクト王子様ですが、性格は優しく、
段々、普通に話してくれます。
こうして、わたくしに初めてのお友達ができたのですー☆
◇◇◇◇
それから、月日は流れてお正月ー☆
今年も宴は賑やかで楽しかったですよ。
今年のお着物も残念ながら父様が決めましたが、扶養されてる身ですから我慢しましょう。
父様の選んでくれた着物は以外と素敵ですしね!
宴は夜遅くまで続きますが、わたくしはお子ちゃま。
そうして、時があっという間に過ぎて、夜も遅くなってくると眠くなるんですよね~。
宴の途中でカヤメと一緒にお部屋に戻ります。
お風呂に入って、さっぱりしたら、おやすみの時間です。
いつもなら1人で寝る時は、カヤメが、しばらく側に付いててくれるのですが、今日はサラがいます。
わたくしは、珍しいと思いサラに訪ねます。
「カヤメはどうしたの?」
「カヤメ様は、お疲れの様でしたのでしたので、今日は、私が代わりに姫様のお側付くことになりました。お嫌ですか?」
「ううん。嫌じゃないよ」
カヤメ正月の準備とかで忙しく働いていたから疲れちゃったのかな?
今日は、ゆっくり休んで、明日また元気なカヤメに戻って居ると良いですね~。
そんな事を考えながら、わたくしは眠りに付きます。
(むにゃむにゃ)
◇◇◇◇
…………人の話声が微かに聞こえ目が覚めます。
はっきりと目が覚めて回りを見ると、知らない場所に!!
(
ここはどこ?!!
自分のお部屋で寝てたはずですよね?!)
気が付けば狭い座敷牢の様な場所にいます。
左右後ろは、窓も無い壁、目の前は柵、逃げる事は無理な場所。
冷静に、落ち着いて考えれば、この状況は誘拐されたんですかね?
そもそも、お正月の宴で警備が揺るかったとはいえ、王宮から外部の人が、わたくしを連れ出すのは不可能だと思うけど…。
どうしてこうなった…。
あっ!誰かが、こちらに来た!!
「ガキは、まだ寝ているのか?」
見知らぬ男の人が2人…。こちらの様子を伺っています。
ここは寝てフリでやり過ごします。
「ああ、寝ているようだ」
「反王国同盟軍は潰されたが、このガキを、引き渡したら再び、俺達は完全によみがえれる」
どうやら、白尾が、潰したと言っていた反王国同盟軍の残党見たいですね。
真の誘拐犯は、別にいるようですが、わたくしを拐ったどうするつもりなのかな?
とにかく、わたくし、危機的状況ですよー!!
ワクチンによる、体調不良のため更新遅れました。
今後も少し遅れてしまいます。
楽しみに読んでくださっている方には申し訳ありません。




