20話
いよいよ、出発の朝です。
「セリ。支度はできたかい?」
「うん」
昨日、カヤメ達が、纏めてくれた荷物とけんちゃんを抱っこして準備万端ですよ~。
「けんちゃん楽しみだね~」
「にゃ、、、」
(がんばれ、あたい、恐くないぞ、あたい!セトは、かぼちゃだ…ニンジンだ…大根だ…畑の野菜にゃー!)
父様が、わたくしの荷物を持ってくれて、やって来たのは、王宮の中にある広い湖がある庭。
「ここですか?」
「さぁ、竜宮の門を開こうか。セリ、危ないから少し離れて…」
そう言うと、父様は、湖の近くまで行き手をかざします。
すると湖は、2つに割れ、中から大きな門が、現れました!!
王宮の湖が、竜宮へ繋がるっていたとは驚いきです…!
「セリ、行くよ」
「は~い」
そうして、父様に手を引かれ門を抜ければ、そこは、小さな島の船着き場です。
そして門は、わたくし達が通った後に消えてしまいました…。
そこへ人影がー。
「お待ちしておりました。我が主、セト様。そして、お嬢様には、はじめて、お目にかかります。私は、人魚族のアズと申します。よろしくお願いいたします」
人魚さんですか!? 声をかけてきたのは、男の方は、普通に足もありますし人に見ますが…。
あっ! でも耳が、魚のヒレみたいな形をしています。
「わたくしは、セリ、この子は顕妙連のけんちゃん、猫ちゃんに見えるけど、神器なの。よろしくね」
「にゃ…」
今日の、けんちゃんは、ずっと静かですネ~。
知らない所に来て緊張してるんですね。
(そんな、けんちゃんもかわいい~。ヨシヨシ、大丈夫ですよ)
「迎え、ご苦労。屋敷まで、よろしく頼むよ」
「お荷物をお持ちいたします。こちらに船の用意もしてございます」
父様が持っていた荷物は、わたくしの荷物…。
父様は、手ぶら来てますが、本当に大丈夫なのでしょうか?
そうして、案内されたのが、細長いの小型の素敵な船。
船には、あい向きで、布張りの椅子が備え付けられており、フカフカの座布団や、膝掛けなど用意されています。
父様に抱っこされて、小型の船に乗り、わたくし達が、座ると、先程の男の方は船を漕ぎ初めました。
父様の言う通り、暑くも寒くも無く快適な気候です。
やや涼しですかね。
更に船が動くと心地よい潮風が、サイコーです。
そうして船を進めると街並みが見えてきます。 白一色で統一された、美しい石造りの建物が並び、沢山の水路が街に張り巡らされています。
水路の水は、とても澄んでいて綺麗な魚達が沢山泳いでいるので見ているだけで、楽しくて、 空には、雲が無く、ぼやけた光が射し込んでいるので確かに水の中って感じがします。
どこを見ても、地上とは違う珍しい景色ばかりです。
「竜宮って、すご~い!これから、どこ行くの?」
「まっすぐ、屋敷に行こうと思ってたけど、どこか寄り道でもするかい?」
「寄り道?いいの?」
「もちろん。時間もあるし、寄り道しながら、のんびり行こう」
さっそく、この美しい街を見て歩ける、楽しくなりそうですね~♡




