奏でるは平穏の旋律 されど踊るは大罪の狩人たち
そこは、かつて至高の存在が創り出した理想の世界。
『神』と呼ばれるモノたちが、すべてを創造し、育み、慈しんだ。
そこは、やがて創り出されたモノたちによって混迷を極めた戦乱の世界。
『人』と呼ばれる存在たちが、自らの欲望と傲慢とエゴによって創造主たる神に反旗を翻した。
そこは、ついに神々が滅んだ放逐された世界。
加護も無く、救いも無い。あるのはただ、永きに渡る闘いによって荒廃した世界とそこで生き続ける人たち。そして―――――
今もなお、自らが至上たらんとする者たちの愚かしさだけであった。
八代 奏(やつしろ かなで)、二十八歳。
ごくごく普通の、ありふれた生活を送っているにすぎなかった単なる一般市民。彼を言い表せる言葉はそう多くない。
なぜならその人生は平坦そのもので、取り立てることが何一つ無かったからだ。
そんな彼にある日訪れたのは、人生初の大きな『谷場』。急勾配の坂を転げ落ちるように不運や災難が重なり続け、行き着く先はなんと異世界!?
しかしそこで彼を迎えるのは山場も山場の絶頂期。偶然出会った見目麗しい美女は、何故か奏を『御主人様』と呼んで片時も離れようとしないのだった―――――
『神』と呼ばれるモノたちが、すべてを創造し、育み、慈しんだ。
そこは、やがて創り出されたモノたちによって混迷を極めた戦乱の世界。
『人』と呼ばれる存在たちが、自らの欲望と傲慢とエゴによって創造主たる神に反旗を翻した。
そこは、ついに神々が滅んだ放逐された世界。
加護も無く、救いも無い。あるのはただ、永きに渡る闘いによって荒廃した世界とそこで生き続ける人たち。そして―――――
今もなお、自らが至上たらんとする者たちの愚かしさだけであった。
八代 奏(やつしろ かなで)、二十八歳。
ごくごく普通の、ありふれた生活を送っているにすぎなかった単なる一般市民。彼を言い表せる言葉はそう多くない。
なぜならその人生は平坦そのもので、取り立てることが何一つ無かったからだ。
そんな彼にある日訪れたのは、人生初の大きな『谷場』。急勾配の坂を転げ落ちるように不運や災難が重なり続け、行き着く先はなんと異世界!?
しかしそこで彼を迎えるのは山場も山場の絶頂期。偶然出会った見目麗しい美女は、何故か奏を『御主人様』と呼んで片時も離れようとしないのだった―――――
終わりから始まる物語
2019/09/16 10:00
仄暗い場所で
2019/09/23 10:00
華麗であるかもしれない、転身
2019/09/30 10:00
闇の中の光
2019/10/07 10:00
盾の乙女
2019/10/14 10:00
月下美人
2019/10/21 10:00
主従(前)
2019/10/28 10:25
主従(中)
2019/11/04 10:00
主従(後)
2019/11/11 10:00
陰謀の胎動
2019/11/18 10:00
晩餐会の夜に
2019/11/25 10:00
悪意からの逃避行、その果てに
2019/12/02 10:00
護り通す者
2019/12/09 10:00
【幕間】明くる日
2019/12/11 00:18
血縁と結縁
2019/12/16 10:00
秘密
2019/12/23 10:00
繋がれし者
2019/12/30 10:00
剣の乙女
2020/01/06 10:00
疑問
2020/01/13 10:00