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第10話「冒険者活動」

「そろそろ行くか。」


朝早くに起きた俺は、朝食を食べて直ぐに準備をしてギルドに向かうことにした。

「本当なら昨日クエストを受けようと思ったんだがなぁ。」

昨日俺はリアに街案内された帰りにギルドに寄ってクエストを受けようとしたが、ギルドから古龍の討伐作戦の参加を依頼された。

それで何もクエストを受けずに宿へ帰ってきた。

「討伐作戦は、2週間後だからそれまでにクエストを多く受けて強くならなくちゃな。」

俺は、昨日買った防具と剣を身につけてギルドに向かった。


ギルドに着くと早速俺は、クエストの内容を確認した。

「とりあえずこの中から選ぼうかな。」

いくつかのEランクのクエストから俺は、4つのクエストを確認した。


・ゴブリンの群れの討伐

・ジャイアントアントの群れの討伐

・シルバーウルフの討伐

・オークの討伐


とりあえずこれが今出来るクエストのようだ。

ゴブリンやジャイアントアントの群れの討伐は、1匹のモンスター自体が弱いのでEランククエストにされていて条件もないが、それでも1人でこれを討伐するのは難しいようだ。

せめてEランクの冒険者が2人か、3人程いるといいらしい。

だがシルバーウルフ、オークは、Eランククエストで高難易度のクエストだ。

クエストの張り紙の条件欄にもEランク冒険者2人以上と書かれている。

「2人以上かぁ、どうしようかなぁ。」

たぶんこのクエストをクリア出来たらランクのアップで高難易度のクエストを受けれようになるけどそのために仲間が必要だな。

「まぁ、とりあえず今日はゴブリンとジャイアントアントの2つの討伐クエストをするか。」

俺は、マキナさんが受付をしている場所に行き2つのクエスト許可を貰った。

マキナさんは、俺の魔力量が桁外れに多いことを知っているからか何も言わずに許可をくれた。

けど俺がクエスト場所に向かおうと歩き出すと

「無茶はしないでね。」

とマキナさんが言った。

俺のことを心配してくれてるようなので嬉しかった。

「まずは、ゴブリンの群れの討伐をしようかな。」

どうやらは最近、その村の近くにゴブリンが群れで歩いているのを村人が見たそうなので村が襲われないうちにギルドへ依頼してきたそうだ。

「行くか。」

俺は、その依頼をしてきた村に向かった。


「ここが紙に書いてあった村か。」

街を出て東の方に20分程歩いたら村があるのを確認した。

村自体はそこまで大きくなく民家もあまりないが村人は元気に畑仕事や商売をしていて楽しそうに暮らしている。

俺は、そんな村人達を見ながらこの村の村長の家に向かった。

コンコン・・・・・ガチャ

「どなたでしょうか?」

家に着いてノックをすると中から60代前半の老人が出てきた。

「俺の名前は、ホシノベ・アクト。ギルドの依頼でゴブリンの群れを倒しに来たんだがあんたが村長で間違いないか?」

「おぉ、そうですか冒険者のお方。私は、この村の村長のロンドです。この度はありがとうございます。」

ロンドさんは、俺が依頼をうけた冒険者であることを知るとお礼を言ってきた。

やはり村長としてゴブリンの群れには、悩まされていたのだろう。

「早速ゴブリンの群れを討伐しようと思うんだけど、ゴブリンはどの辺で見かけたんですか。」

「村の若い衆が狩りをしているとあそこにある森の中でゴブリンの群れを見かけたと言っていたのでまだ森の中にいるでしょう。」

「わかりました。」

俺は、ロンドさんが言っていた森の中に入りゴブリンを探した。

ゴブリンなら、今までにも何度か相手にしていたので楽に倒せるだろう。

そう思っていると森の奥にゴブリンの群れがいた。

数は100体程、だが千里眼スキルを発動させるとこの近くにゴブリンの群れの反応がいくつかあり合計すると500体以上のゴブリンがいることがわかった。

「とりあえず、さっさと倒すか。」

俺は、腰に下げていた剣を抜きゴブリンの群れの中心に飛んだ。

ギィ!⁉︎

ゴブリンどもは、いきなりの俺の登場に驚いていたがすぐに敵だと知り一気に襲いかかってきた。

ザシュ‼︎ザシュ‼︎ドン‼︎

棍棒でありとあらゆる方向から攻撃をしてくるゴブリンの群れを剣と魔法を使いその数を減らしていった。


ドタドタドタ

100体のゴブリンを残り10体程まで減らすと近くにいたゴブリンが走ってきた。

だいたいこの森にいた全てのゴブリンが押し寄せてきたので逃げ場はなく仲間を殺されたゴブリン達は、確かな殺気を放っていた。

『ギィーーー』

ゴブリンの群れが大きな咆哮を俺に浴びせた後、一斉に攻撃してきた。

ドカ、バン、ドカ

流石にこの数のゴブリンの攻撃を全て交わすことはできず何度か攻撃を受けた。

だが俺は、今魔力を流した漆黒の鎧を着ているので防御力が飛躍的に上がりダメージは受けていない。

ザシュ‼︎ザシュ‼︎

俺の剣がゴブリンを切っていくうちにゴブリンの声が、だんだんと静まり10分程の戦闘を繰り広げると周りは、ゴブリンが落とした魔石だらけになり生きているゴブリンはいなくなった。

「はぁー、ダメージはないけど少し疲れたな。」

俺は、そう言いながら落ちている魔石を拾い村に戻った。

村に戻るとロンドさんが、俺を心配していたのか待っていた。

「アクトさん‼︎無事戻られましたか。」

ロンドさんは、俺の姿を見るとすぐに駆け寄り無事を確認してきた。

「はい。とりあえずゴブリンの群れは全て倒したので安心して下さい。」

「そうですか、これで村の住人も安心できます。これ少ないですが村のみんなで出し合ったお金です。どうぞ受け取ってください。」

そう言ってロンドさんは、俺にお金の入った袋を渡そうとしてきた。

「いいえ、受け取れません。そのお金は、この村の為に使ってください。」

袋の大きさからしてある程度の額が入っているのが分かる。

けど、村を見ると住人は元気に暮らしているがあまりお金に余裕がないように見える。

なので俺は、断る事にした。

ギルドからの報酬金が貰えるわけだし無理をして村の人からお金を受け取れはしない。

「本当によろしいのですか?」

ロンドさんが困った顔で訪ねてきたのでちゃんと断り俺は、挨拶をしてこの村から出た。


「次は、ジャイアントアントの討伐かぁ」

俺は、持ってきた昼食を食べて次のクエスト場所に向かった。

評価、感想よろしく^_^

次回も頑張ります。

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