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私の特技は転生です!!  作者: 九月
『私』と『私』とetcの話
4/4

3度目の私(沙月)

3度目の私は日本人だった。



生まれた時に思ったね、懐かしき故郷にほん!しかも私があのトリップをした2年後だった。



1度目の沙織と言う存在は世間から消えていた。私(沙織)はいなかったものになっていた。トリップした時に消されたのだろうか。でも、良かったと思う、沙織の家族が悲しんでなくて。



ま、そんなことはさておき。




2回目の日本人転生で、結構世界って狭いのかなーとその時思った。3回目で一周してきちゃった訳だし。後々まだまだいろんな世界があると知るんだけど。



まあ、その時の当面の目標は、おいでませ20歳!だった。そりゃーねー、あんなに殺されるとわねー。思いもしませんよ、本当。



この時の私は姐さん系の女子高生だった。まあ、体は変わっても、中身は一緒なもんで、中的にはババアなんでね!例え2回とも成人迎える前に死んでも!オカン系になっちゃうのは仕方が無いっすよ。




その時も彼氏バカいました。金髪のチャラい彼氏が。目なんて赤のカラコン入れてましたね、あの彼氏バカ。まあ、顔はイケメンだったので、似合ってないとは言いませんがね!




え?副音声が聞こえる?




そりゃあ、あいつも私を裏切りやがったので、良いかなーと思いまして。




あれ?なんか私、男運無くない?ってその時に気づいて泣きましたねー。



あ、その時って言うのは二股が発覚した時なんですけどね。




学校で彼氏バカと別れて駅前のハンバーガーショップで勉強してたらね、目の前を通りやがったんですよ、彼氏バカともうそらかわいい女の子が腕組みながら。



私、外が見える1人席に座ってんで、あっちも気づいたんでしょうね、こっち見てヤバッみたいな顔してました。彼女さんはキョトンとしてたんでね、分かっちゃったけど、恐らく彼女さんも知らなかったんでしょうね、二股かけられてるって。



そしたら、なんかめんどくさくなりまして、無視しちゃった☆



もう!男なんてどうでも良い!みたいな。




何事も無かったかのように勉強してたら、彼氏バカと彼女さんがハンバーガーショップに入って来た。



「さっちゃん……」←(これ今回の私の名前のあだ名。本当の名前は沙月)



おおう、話しかけて来やがったよこいつ。せっかく無視ゲフンゲフン…見なかったふりをしようとしてたのに。



「ヒドイ、さっちゃん!それもう言っちゃってるからね!無視って聞こえちゃったからね!」



あれ?聞こえてた?まさか、お主邪眼の持ち主かっ!



「そうだ、我こそは!いや、違うよ、声出てるから、そしてふざけないでよ!」



「いや、こっちが言いたいわ。ふざけんな!そこの可愛い子ちゃんどうした?ああん?」



「いきなり、真面目に…

いや、この子は…あそ「まさか、遊びだとか言うんじゃ無いでしょうね?私が遊びだったのなら良いけど、その子傷つけるのだけは辞めなさいよ」



「さっちゃん!「ごめんなさいね、楽しくしてたのに…私のことは気にしないで、ただの友達だから」



彼氏バカがなんかブツブツ言ってるが無視だ、無視!彼氏バカの横でオドオド困っていた彼女さんに話しかけて、私は立ち上がった。




「じや、これで!


あと、おまえは今後一切話しかけてくんな!彼女さん傷つけたらぶん殴るからな!」



捨てゼリフを吐いて私はハンバーガーショップを出た。



そして気付いたのだ。




もうこのハンバーガーショップ来れない(泣)





クソーお気に入りの店だったのにー!!!




あのバカのせいだっ!



そうして、彼氏をバカと呼ぶようになったのだ。(終わり)




その後は、なぜかその時の彼女さん(マリアちゃん)に気に入られちゃって(お姉様って呼んでも良いですか?って聞かれた時はドン引きしたな)親友になって、それを知った彼氏バカが嫉妬して、監禁して、病気で死んだな。



死んだよー、もちろん私が。



なんかなー神様、私を20歳まで生かしたくないのかと思うね、本当。



まさか彼氏バカが私を監禁すると思わなかったな。なんか私を嫉妬させたかったんだってさ。自分が嫉妬したら世話ないよね。




こうした3度目の私の生は終わりを告げた。(あ、また名前忘れてた。金髪系の名前は忘れるな〜)

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