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漫画研究部ですが、設定会議だけで文化祭を迎えそうです!?  作者: Atelier Lotus


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56/57

第55話 次回作

 文化祭の帰り道。


 夕焼けに染まる通学路を、悠斗と花音は並んで歩いていた。


 しばらく無言で歩いていると、花音がふと思い出したように口を開く。


「そういえば昨日の、大魔法使いの話なんやけど」


 悠斗は足を止めた。


「……まだ続くんか」


 花音は嬉しそうに頷く。


「主人公は世界最強だけど、能力を隠して学園に通うの」


「しかも実は伝説の大魔法使いの生まれ変わり!」


「敵は魔王じゃなくて――」


 悠斗は両手で耳を塞ぐ。


「聞かん!」


「しばらく話作るのは禁止や!」


「脳みそ休ませてくれ!」


 花音はケラケラと笑った。


「えー!」


「まだ設定三つしか考えてないよ?」


 悠斗は思わず叫ぶ。


「もう三つもあるやないかーーー!!」


 夕焼けの通学路に、二人の笑い声が響く。


 こうして今日も――


 二人の設定会議は、終わらないのだった。

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