店外デート♥️ 2
『なるほど、分かった! そうだよね、じゃあ今度デートしようか』
デデデデデデート・・・!!
そっか。二人でお出掛けするってことはデートなんですね。
・・・デートなんでしょうか?
思いもよらない言葉が純さんから飛び出してきたことに、私の思考は混乱気味です。
いえ、言葉の持つ意味はもはやどうでもいいのです。
問題は、純さんが二人でのお出掛けを承諾してくださったこと・・・!
『はい! お願いします!』
我知らず、私の返信にも必要以上に力が入ってしまいます。
幸子さんがおっしゃってくださった通り、やっぱり思い切ってこちらからお願いしてみてよかったです。
純さんが承諾してくださったことで、もやもやや不信感や・・・昨日の夜から抱いていたマイナスの感情が一気にどこかに消えてしまったのだから、我ながら本当に現金だと思います。
デートの予定に関しては、それから何日かかけて少しづつ決めていきました。
お出掛けするのは、九月最初の木曜日。
純さんのお仕事がお休みの日です。
私は当然有給を取りました。
まだ残暑も厳しくて暑いだろうと思えたので、新宿の涼しい映画館で映画を見ることに。
お互いに前から見たいと思っていた作品がちょうど上映中だったのも幸いです。
お約束の日までは二週間近くありましたが、その間私の心臓はドキドキしっぱなしでした。
純さんとお出掛けすることを考えただけでそわそわしてしまって何も手につきません。
当然職場でも始終浮わついた気持ちで過ごしていたのでミスの連続です。
事情をご存じの幸子さんがフォローしてくださらなかったらかなり厳しい叱責を受けたはずですが、そんなことすら気にならないくらい私の気持ちは遥か上空をふわふわと漂っていました。
さてさて、いよいよデートの当日。
当たり前ですが、ドキドキワクワクしてしまって私はほとんど眠れませんでした。
遠足前の小学生より興奮していた自信があります。
日の出と共に飛び起きて・・・というほどではさすがにありませんが、かなり早い時間に起き出して支度を始めてしまいました。
服装にももちろん、いつも以上に気合いを入れました!
何日も前から幸子さんに相談して、フェミニン系でいくか大人系でいくか悩んだのですが、最終的に選んだのは膝丈のチュールスカートにサマーニット。
「ここは可愛い系で攻めてけ!」
という幸子さんの助言(?)に従いました。
それなりにうろうろすることを考えて、足元はローヒールのサンダル。
自分としても、ファッションに気を使うことが本当に楽しくなってきたなぁと最近思います。
まして、気になる男性とのデートでしたら女性はいつも以上に気合いが入りますよね。
純さんとお知り合いになる前、ほんの数ヵ月前までは気になる男性どころかいい歳をして服装にすら無頓着だったことを考えると、人間本当に変われば変わるものだと思います。
待ち合わせは11時半でしたが、電車が遅れたりすると嫌なので、早めに家を出ました。
いつもお店に遊びに行く時は同伴の時間も含めて純さんと一緒にいられるのはせいぜい三時間程度ですが、今日は丸々一日一緒にいられるんです。
もー、それを考えただけで胸がいっぱいになりそうです。




