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入店5回目 4 ~泣きそうです・・・~

「愛香ちゃんいらっしゃーい!」


 純さんと入れ替わるように、すぐにヘルプさんがいらしてくださいました。


今日最初に来てくださったのは、泰知さん。


一人取り残されて心細い時に知り合いに出会えたような気がして何だかホッとします。


「こんばんは」 


 泰知さんに変に思われないように頑張って笑顔を作ったつもりですが、きっとうまく笑えてません。


「あれー? 愛香ちゃん元気ない?」


 その証拠に、泰知さんに目ざとく気づかれてしまいました。


「そんなこと・・・ないです」


「あー、分かった。純さんがいないからでしょ?」


 図星です。


そんなに私バレバレでしょうか。


「純さんすぐ戻ってくるから。それまで俺と楽しもうずぅぇーい!」


 わざとひょうきんにそう言って盛り上げようとしてくださる泰知さんに、思わずクスッと笑ってしまいました。


こういう時、泰知さんのように明るく気持ちを引き上げてくださる方には本当に救われます。


「そういえば、泰知さん、他の方たちと一緒にYouTubeやってらっしゃるんですよね?」


「あ、よく知ってるね」


「Twitter経由で拝見しました。全部の動画は見てないですけど・・・。こないだの焼き肉動画は、見てたらお肉食べたくなっちゃいました」


「あー、あれね! 激安店で二万円使ってどれだけ食べられるかってやつ。思ったより楽勝だったけど、さすがにもうしばらく肉は見たくないよー」


 わざとらしく泣きべそを浮かべてみせる泰知さんに自然と笑いが込み上げてきます。


 その後も泰知さんといろいろなお話をしていたら、重苦しい気分も少しは晴れてきました。


でもしばらくすると泰知さんは他の席に呼ばれて離席してしまいます。


代わりにヘルプに着いてくださったのが、琳人さん。


「愛香ちゃん、こんばんは」


 前回ヘルプに着いてくださって分かりましたが、琳人さんはとっても気を使ってくださるので、やっぱり安心します。


「愛香ちゃん、お待たせー」


 そこへ、純さんも戻ってらっしゃいました。


心なし楽しそう・・・というか、いつもと変わらないテンションです。


でも私は純さんの方を見ることすらできません。


「愛香ちゃん、今日の服装大人っぽいよね」


 カフェで待っている時に純さんに言っていただきたかった言葉。

だけど、全然素直に喜べません。


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