〈第一章〉十月
この物語は、模試で出会った二人の中学三年生の恋愛を描いた物語です。
「模試✕恋愛」という新鮮な物語なのでぜひ楽しんでみてください
模試恋
〈一章 十月〉
俺はごく普通の中学三年生。
名前は「永井 学」
今は十月でとても大事な時期だ。
だから、よく俺は、「模試」に行く。
そこの模試の会場で必ず隣になる人がいる。
その人は、黒髪ロングで、目はとても澄んでいて、鼻も高い。俺が見てきた中で一番の美人だ。
でも、俺は気になっていることがある。それは、その美人が五月の模試から毎回隣になっていることだ。
なぜなのだろうか。
そんなことを考えながら模試会場の大学に向かう。
席に着いた瞬間
永井 「今回も隣だ」
思わず声に出してしまった。
幸い、美人はイヤホンをし、直前まで勉強をしていたので、多分聞かれていないだろう。
そんなことを思いながら始まった模試。
一限目は英語で、二限目は国語、三限目は数学。四限目は理科。五限目は社会だ。
今回俺は三限目と四限目の間の昼休みに声をかけるつもりだ。
でもなんて声をかけよう?
心の中「こんにちは!俺は永井学!よろしく!」
これはキモすぎる。
じゃあこんなのはどうだろう
心の中「いつも隣になるね。名前なんて言うの?」
これだとまるで俺が意識しているみたいじゃないか!まあ実際意識してるけど。
永井 「これもないな…」
また声に出してしまった。しかも試験中に。
心の声「やってしまった…」
十分後三限目の数学が終わった。
俺は真っ先に隣の美人を見て、勇気を出して声を上げた。
永井 「名前なんですか!!!!!!」
声量をミスってしまったが、美人は驚きながら答えた。
美人「私は天童未来っていいます!!!」
二人の大きな声が試験会場全体に響き渡る。
未来と永井「.......」
気まずい沈黙が流れる。
永井「急に話しかけてごめんなさい!」
未来「いえ、私こそ大きな声を出してしまい申し訳ないです。。。」
二人とも深呼吸をし、息を整える。
永井「未来さんは数学できましたか?」
未来「はい!簡単でしたね今回は!」
永井「そうかな。俺は結構難しかったよ。未来さんは頭がいいですね!』
未来「ありがとうございます。」
ものすごく気まずい。
完全に俺のコミュ障が発動してしまっている。
何を言おうか迷っていたところで試験官に昼休みの終わりを告げられる。
そして、俺は少しモヤモヤしながら、四限と五限をやり過ごした。
五限が終わり帰る時に話しかけられた。
未来「そういえば、あなたの名前はなんですか?」
完全に自分の名前を伝えるのを忘れていた。
永井「俺は永井学って言います」
未来「学さん…ですね」
未来「今度も隣になれたらいいですね!」
とてもニコニコしながら言われた。
俺は、嬉しかった。
ただの社交辞令かもしれない。
それでも、次の模試が少しだけ楽しみになった。
永井「そうだな!」
そう言ってお互い家に帰った。
見てくれてありがとうございました!!!
自分も受験期なので頑張ります!




