第1話 いつの間にか変なとこいる
新しいのばっかり書いてすみません。他の作品は今色々手直し中です。
手直しって飽きて来るからなんか新しいの書きたくなっちゃうんです。許してくだせぇ…
今回の作品は割と王道です。今まで邪道というか変なのばっかりだったのでつい書きたくなっちゃいました。
時間を分けて本日は3話アップする予定です。是非とも毎日更新している間だけでも読んでいってください。
カーン!カーン!カーン!
轟々と燃える炉のそばで一心不乱に鉄を叩く。鉄は少しずつ形を変化させながら俺の想像通りの形に変化していく。鉄を打ち続けること約30分。慎重にやったからだいぶ時間はかかったつもりなのだがそれでもこの時間で打ち終えるというのは随分と早いだろう。
たった今打ち終えたものに刃付けをして完成だ。刀身は輝きどこか人を魅了する美しさがある。素人目にもこれはかなり良い出来だと感じる。しかし見た目だけで中身は全く悪いもので使えばポッキリ折れてしまうかもしれない。
とりあえず『鑑定』してみないことには本当に良いものか詳しいことはわからない。俺はポケットから片眼鏡を取り出す。それを右目に装着するのだが一体これはどんな仕組みで装着されているのだろうか。
日本人の平たい顔には片眼鏡は装着できないとされている。触って確かめるがこれははめているというよりくっついているという風に理解した方がいいのかもしれない。どんな風になっているのか鏡で確かめたいが今はやめておこう。そんなことよりも目的のものを『鑑定』してしまおう。
「『ソロモンの瞳』発動。」
右目に見えるものの映像が少しずつ変化していく。ここにきてから初めて使ったがどうやら成功したようだ。少しくらくらするし両目を開いていると映り込むものが違うため頭が痛くなりそうだ。少しずつ慣らしていくしかない。
「今作ったのはどうなっているのかなぁ…」
慣れるまでに少し時間がかかったがようやく今作ったものの鑑定ができる。足元に置いておいたものを右目で見る。
鉄の刀 レア度2上級
最上級の刀だ。ただし持ち手と鞘がないためこのままではうまく使えないだろう。
レア度も出来もゲームの頃と何ら変わりない。長時間かけて作ったがその辺はあまり変わりがないようだ。ちなみにレア度は10段階に分かれておりこの鉄の刀は下から二番目で、その中でも上位に当たるものになっている。
「この辺はゲームの時と同じか。それにしても一体どうなっているんだろうなぁ」
俺は今出来上がった刀を見ながら一人鍛冶場の中でつぶやく。一体この俺に何が起きたというのだろう。遡ること1時間前…いや時計見てなかったし何時間前かよくわからん。もっと前の可能性の方が高いな。
それは休日の出来事だった。いつものように『クラフトワールド』というなんとも安直な名前のゲームだが世界的に大ヒットしているゲームをいつものようにプレイしていた。仕事とゲームでゆっくり休んでもいなかったのでアイテムを自動作成している間少し寝ようと思いヘッドギアを外し家のベッドで寝ようとした。
眠る前にアイテムの完成時間には起きられるように目覚ましを設定しておく。これも癖になってしまった。昔の俺なら考えられないことだろう。ここまでゲームにハマるなんて誰が予想できただろうか。そんなことを思いながらベッドに入るとよほど疲れていたのかあっという間に眠ってしまった。
それから一体どの程度眠っていたかわからないがしばらくして目を醒ました。俺の目の前にはあるべきはずの家の壁や天井が存在しなかった。目の前にあるのは清々しいほどに真っ青な青空だった。起き上がり辺りを見回すとそこは草原で奥に木々が見える。
そこでおかしいことに気がつかなければならないはずなのだが、寝ぼけていた俺はゲームにログインしっぱなしだと思ったのだ。俺はそこでまだ眠かったのでもう一度眠りについた。
またしばらくして目を覚ました俺はまだ草原にいた。俺は寝ぼけたままでアイテムの作成が終わったかどうか確認するためあるマジックアイテムを起動した。
『異次元の夢の国』。腕輪型のこのアイテムは常時装備しているアイテムの一つでいつでも自分の家の場所に移動できるアイテムだ。家の場所は次元の狭間にあるというなんともファンタジーなアイテムで世界でも数えられるほどのプレイヤーしか持っていないという超超レアマジックアイテムだ。
まあそんなことはどうでもいい。俺は寝ぼけたまま家の中に入り自動作成中のアイテムを確認する。すべて上手に作れており熟練度もMAXになっている。おかげでまたクラフト補正値が増加している。
熟練度というのは一つ一つのアイテムに設定されておりMAXにするとそのアイテムは自身の能力値さえ足りていれば必ず最上級になる。さらにクラフト補正値が加算され他のアイテムを作る際に初めて作るものでも品質の良いものができやすくなる。
普通面倒くさくて、やる人間は少ないのだが俺は無駄にやり込んでいるため補正値がかなり高い。よっぽどなアイテムでない限り初めてのものでも最上級かそれ以上になるのだ。まあよっぽどのものでも上級にはなるのだが。というかアイテム作成で上級になったのは一体いつのことだろうか。久しくその表示を見ていない気がする。
話がずれまくっているので話を戻そう。アイテム作成が終わっていたので次の作業に入るか素材アイテムの回収に行くか悩んで結局アイテム作成をすることにした。自動作成の設定をしたのちに現実世界の方で買い物に行くかと思い一旦ログアウトしようとしたのだが様子がおかしい。ログアウトができないのだ。というよりログアウト画面すら出てこない。
そこまで来てようやく俺は頭が覚醒する。そういえばさっきまで寝ていたのになんでゲームにログインしているのか。そもそもさっきの草原って一体なんだったのか。というか何が起きているのか。俺はそこで異常事態に気がつき冒頭に戻る。
人気出すのって難しいですね。初めはこれなら人気余裕だろとか思って書いた作品が半年経っても閲覧数が数百程度でふてくされて書くのやめて…
でも一回少し作品の人気が出ると書くのが楽しくなりますね。まあその人気出たやつも展開が悪くて人気落として描き直し中ですけど…泣
まあ人気は欲しいですけど今後は楽しく書いてそれを投稿していきたいと思います!




