第三十四話
今日のやることが終わり。これからどうするかと一瞬考えようとした。それよりも先に
同じ部屋にいたマネージャーさんから話しかけられた。
「詩さん、もしこの後時間があれば、本社の中を見学なさいませんか?」
「本社の中を、ですか?」
「ええ。これから、本社の方にも来ることも多くなると思いますし、中にある機材なんかも一度は見といたほうがいいと思いまして。どうでしょうか?」
この提案は、詩にとっていいもであった。この会社の雰囲気や中にあるだろう機材、また会社の構造というかレイアウトというか迷わないためにも知ることが必要と思っていたからである。
「でしたら、お願いしてもいいでしょうか。特に機材などが気になるのでそこを重点的に見せてもらう事は出来ますか?」
「分かりました。機材の方は使用中のもがいるかもしれないので、今ちょっと確認するので待っていただいてもいいですかね?」
「大丈夫ですよ。」
そういうと、連絡をするために部屋の外へ出ていった。
しばらくすると、戻ってきたが今使っている者はいないみたいで、見学は可能であったらしく。後ほどそこを見学することになった。
そうして、詩のG・L・V本社の見学が始まったのである。
最初に見た部屋は、スタッフさんがたくさんいる部屋であった。会社を想像するときに出てくるような感じの部屋で、各々が仕事をしていた。
「ええ、ええ、でもまだどうにかならないですか」
「おいあ、あの案件どうなっている!」
「その件でしたら自分からです!」
「ですので、サイズはもう一つどうにかならないでしょうか。・・・やってはみるですか。分かりました。何かありましたらまた連絡ください。」
こんな感じで忙しそうな印象を持つことが来た。そんな感じで見ていると、こちらの方に気づいた人がいたみたいで、近づいて来た。
「おっはよう、千尋。今日は午前中に何かあったみたいだけど大丈夫だった?それとこの隣の子だれ、もしかして、新しい逸材でも見つけた感じ~?」
「その件については大丈夫よ。隣にいるのは詩さんよ。午前中の件のまあ、関係者よ。詩さんこちら私の同期で主にグッツ関連を担当している鈴木奈央です。」
「どうも~、鈴木奈央で~す。みんなからは奈央って呼ばれているからそう呼んでいいよ。」
「よろしくお願いします。奈央さん。」
近づいて来たのはどうやらマネージャーさんの同期だったようだ。見た感じでは30代前半で周りを明るくするような印象をもつことが出来る。
「それにしても、君かわいいね。声もいい感じだし。千尋ちゃんが見つけてきた逸材かな?そこのところどうなの?」
「その件についてはまだ決まっていないから触れないでね。ではここにはもう用はないので詩さん行きますよ。奈央後で話聞いてあげるからまた後でね。」
「すみません失礼します。奈央さんもまた会えたら。」
「分かったよ~。また今度ね~。」
そうして、会社の見学はまだ続くのである。
その後も詩は色々なところを見学した。社員食堂や併設しているコンビニ。録音スタジオや恐らくダンスの練習をするための場所などを確認する事が出来た。そうして、この見学の最後の場所、機材が置いてある所である。
「こちらが、配信で使う機材などを置いているところになります。特においているのはカラオケ店など外で使う事が多いい配信用のノートパソコン、後はAMSRなどで使うマイクなどがある感じですね。」
「ふあ~、すごいですね~。こんなにも沢山の機材を置いといておけるなんて。でも、結構使っているみたいですね。年季というか手入れが行き届いている感じがします。」
「そう言っていけるなんてありがとうございます。・・これで、見学は一応終わりですが、他に見たいところはありますか?」
「そうですね、今のところはないので大丈夫です。」
「分かりました。では、入口の方に来ましょうか。」
そうして、部屋を出ようと扉の方へと向かっていると、扉が開いた。誰かが扉を開けたようだ。入ってきた人の伸長だけで言えば小学生くらいではあるが、そのスタイルはグラマラスで見るものを魅惑するような容姿であった。
「えっと、今日使う機材は、AMSR用のマイクに・・・、あれマネージャーさん何でここにいるの?」
「おはようございます。山城さん。今、この黒江さんを案内していて、最後にここに連れてきた感じです。詩さんこちら山城冬華さんです。弊社の東雲菜種の中の人をしている配信者になります。」
「こんのめ~。でおなじみの東雲菜種で~す。えっと詩さんでいいのかな?」
「ええ、詩で十分です。でも、こんなに簡単に中の人を紹介してもいいですか?」
「たぶん大丈夫だよ。マネージャーさんが案内しているってことは近じか仲間になる人だと思っているからね。だから先に自己紹介したの。」
「そうなんですね。分かりました。では改めて黒江詩と言います。おそらく仲間になるかもの知れない者です。よろしくお願いします。」
「よろしくね~。・・・うん?黒江?どこかで聞いた覚えが?」
「そんな事よりも、山城さん。何か機材を探しに来ていたみたいですけど時間は大丈夫ですか?」
「あっ、そうでした。ありがとうございます。私はここで、失礼しますね。」
そう言うと部屋の奥に行き機材を探しに行ったのである。
「それでは、私たちも行きましょうか。」
その言葉に従い、僕は部屋を出ていくのであった。
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