第三十話
「あんたね~、どれほど時間かけてるのよ~」
「しょうがないでしょう、スカウトの話だったんだから。よく聞かないといけないでしょう。」
「やっぱり、スカウトの話だったのね。まあいいわ、少し話をしたいからいいかしら?」
「僕はいいけど・・・」
そうして、他のメンバーを見た。
「行ってきなよ。お姉さんと話だけでしょ。」
「そうよ、今回の事も話さないといけないんだし、さっさとけりを着けないさい。」
「僕たちは大丈夫。先にホテルに行ってる。」
「それに、こういうことは早く片付けといた方がいいからね。」
どうやら、さっさと蹴りつけて来いと言った感じのようだ。
「分かったよ。じゃあ、姉さんどこか開いているところに入ろうか。」
「そうねそうしましょうか。じゃあ、詩の事借りていくからね。」
「じゃあ、みんなまた後で。」
そうして、僕と姉さんは話せるところを探しに行くのだった。
話せる場所を探すために夜の街を放浪する事十数分ちょうどよさそうな個室のある料理屋を発見することが出来た。
「やっと、二人きりになれる所見つけたわね。」
「そうだね。じゃあ先に飲み物決めたから話し合おうか。」
そうして、店員を呼び出し飲み物を頼んだ。
「でも、あんたがUTAだったなんて、想像してなかったわよ。」
「それを言うなら僕の方もだよ。姉さんが唐暮茜だったなんて思ってもいなかったんだからね。」
「それじゃあ、お互い様ね。じゃあこの話は一旦終了。じゃあ、飲み物も来るみたいだしさっさと飲みましょうか。」
そうして、頼んだ飲み物が来た。
「カンパ~イ!」
「乾杯!」
そうして、姉との話し合い件食事が始まったのである。
「それで、このことは母さんたちは知っているの?」
「一応知っているよ。だって僕たちのバンド結構売れているじゃん、そのおかげと言えばわかんないけど税金の問題が来たからその関係で話した感じだね。」
「あ~、そのこと忘れてたわ。」
「でも、たぶん姉さんも外れることになるんだから早めに行っとかないと行けによ。」
「あっそうか、私も働き始めたから扶余から外れることになっちゃうよね。そうだよね言わないといけないか。」
「そうだよ、夏に帰る予定だしその時にでも言っちゃえばいいじゃ。」
「そうよね、そうしましょうか。」
「で、いつから私のファンになったのよ~」
「あー、もう姉さん酔っぱらってきているじゃん。いい加減にしなよ。」
「そんな事より~、いつからなったの~?」
「控室にいた時に言ったでしょう。Vtuberデビューした日に見た配信だって。」
「そうそうそれが聞きたかったの~。推しに認知された瞬間は最高よ~。」
「あー、水飲まないといけないよ。」
そうして、しばらくの間食べてあり飲んだりした。時間もいい頃合いになり
「それで、姉さん今日は何処に止まる感じなの?」
「今日は~、〇×ホテルに~泊まるんだよ~。ホテルには~もうチェックインしてるから~大丈夫~。」
「僕たちも同じホテルだから送るよ。」
「お願い~。」
そうして、お会計を済ませて僕たちはホテルへと向かうのだった。
詩たちが話す場所を探す街をさまよって居たころ
カラーイッシュの他のメンバーは今今回泊まるホテルの前に来ていた。
「ここが指定されていたホテルだよね・・・」
「・・・そうだね。ここがホテルだね。」
「マジですか、このホテルですか。」
「本当みたいだよ~。何度も見たから~。間違いないよ~。」
なぜこんなことを言っているかと言えば、今回泊まるホテルがあまりにも高級感漂うホテルだったからである。
そんなことも考えながらも、いい加減中に入らないと思い中に入っていった。
そうして、フロントでメールに送られていた予約の事を伝えて部屋の鍵をもらうことが出来た。まさかの一人一部屋であった。
そうして、部屋の中に入ると一般的にスイートと言ってもいいほどの部屋が広がっている状態であった。
「うわ~、この部屋を取ることが出来るほどの資金力があるなんて。」
そんなことを、KANAMEが考えているとグループに何か来ているようだ。
〔今日のスカウトの事で話があるんだけど誰の部屋で話し合う?〕
〔それなら僕の部屋に来て話そうか、どうせ部屋はみんな同じ気がするから。〕
〔賛成~。じゃあシャワー浴びた後行くから。ノックしたら入れてね〕
〔OKだよ。〕
そうして、みんなで話し合う事が決まりしばらくして部屋の扉がノックされた。
そこにいたのは、理央と早苗がいた。
「詩音がいないみたいだけどどうかしたの?」
「それがね~、シャワーを~、浴びた後~、ベットで~、横になったら~、寝ちゃったみたい~」
「そうなんだね、じゃあしょうがないか、二人とも部屋の中に入って。」
どうやら、詩音は寝落ちしてしまってこれないようだ。そのため、自分を入れて三人で話し合うことになった。
「それじゃあ、今回のスカウトどうしようか?」
「僕はいいと思う。」
最初に反応したのは理央であった。
「営業してくれるのはいい。その分ほかの事に回せるから。」
「その辺はいつも理央がやっていたから、影響は大きそうだしね。早苗の方はどう思ってる?」
「私も~、いいと思ってるよ~。」
「やっぱりそれは、あのスタジオが使えるからかな。」
「そうだね~、家のスタジオじゃ~、どうやっても~、限界が~、あるからね~。」
「確かにそうだね。でもそれだけじゃないよね。」
「そうだよ~、3D配信を~するときに~、ある程度の~大きさが~、あると~楽なんだよね~。」
確かにそうだ。今回使ったようなスタジオが使える事は大きなことであり、3D配信をする際に大きなスタジオを使えるようになるのはいい事である。
「そうだね、僕もいいと思っているからまあ二人が反対したとしても説得するのはそこまで大変だとは思ってはいない。」
実際そうだ、あそこまでの好条件を出されて断るという事はなかなか難しい事である。
「じゃあ、明日詩と詩音が来たらそのことを言ってどうするか聞こうか。」
「そうだね~。」
「じゃあ、この話し合いは終わり。部屋に戻って今日はもう寝ようか。」
時計を見ればもうすぐ日をまたぐ時間。詩はまだ来ていないようだが僕はもう眠い。だから先に眠らせてもらうとしよう。
「もういい時間。部屋に戻る。お休み。」
「要もお休み~。」
「理央、早苗おやすみ。」
そうして、二人は部屋を出っていた。出ていったあと部屋の明かりを消し、ベットの中に入り、今日は眠りにつくのであった。
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