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【お正月SS】騎士団長様と振袖

3年前ににSNSで配ったSS。思い立って騎士団長様の髪型と服装を式典仕様にしてみました。お正月ですので……!!

やっと元旦に思い出せたので――よろしければご覧くださいっ!!


 それは、大事件だった……少なくとも私にとっては。


 毎朝カフェフローラに通って下さっている騎士団長様。

 早朝勤務。私は心待ちにしていたベルの音に勢いよく振り返り、そしてピシリと固まった。


 そこにいたのは、前髪をビシッと上げた、騎士様だった。

 彼はいつも格好いいが、今日の装いは次元が違う。


「あわわ……」


 案内している間も視線を合わせることが出来ず、注文を受けるために目の前に立ってもまともな言葉一つ言えない。


 ――なぜなら格好良すぎるから。


 いつもの騎士服姿はとても素敵なのだけれど、今日の騎士団長様は、なんと白い正装だ。


「あ、あの」

「……服装が気になるのか? このあと年始の挨拶があるのでな……仰々しすぎただろうか」

「いいえ! とても素敵です」

「そうか、リティリア嬢に褒められると、とてもうれしいな」


 ただ、ただ、格好いい。

 しかも笑えば可愛らしくも見える。


 いつものように、コーヒーを一杯飲んで支払いを終えると、私に少し微笑みかけて騎士団長様は去っていく。


 特別な式典で騎士団長が身につける白い正装。

 歴代でも騎士団長様が一番似合っているに違いない。


 しかも、騎士団長様は、扉を出る直前に振り向いて「今日の服装は、東の国の民族衣装か? 艶やかな色合いがリティリア嬢の可愛らしさを引き立てるな」なんて、信じられない言葉を残していった。


 この衣装は、太くてきつい帯、そして鮮やかだけれど袖が長くて扱いにくて独特で、実は今までになく大変だったけれど、全て報われた。


 私がトレーを胸元に抱えたまま、膝をついたのは言うまでもない。

鬼カフェは書籍3巻発売中。

コミカライズはコミックス1巻発売、マンガUP!にて配信中です。

今年もよろしくお願いいたします!

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次にくるライトノベル大賞2025ノミネートありがとうございました!
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