合流
次の日。
俺は最悪なコンディションで登校した。
布団に入って寝ようと思ったが、電話の内容が頭のなかをぐるぐる回った。
それに電車の風景と捲き込まれる女の子の夢をみて、俺は叫びながら飛び起きるということを繰り返したのだった。
どうにか授業を乗りきり、家にかえってさっさと寝たい!と思って、そそくさとカバンの準備をして教室をでる。
昇降口で靴を替えていた所に上坂さんと花平さんがやってきた。
「伊織くん、帰る?」
「うん。なんで?」
「あのね?今日帰りにもう一人の子と待ち合わせをして、もう一回見なが伊織くん家に行こうって」
あぁ、なるほど。
「一緒に帰ろうってことだな」
「そう!」
話が纏まって、三人で下校する。
こういう時は、男がの道路側を歩くもんだよな。
「昨日の子……どうだった?ほら、あの、電車に……」
ひかれた、とまではなんとなく言いずらく言葉を濁したが二人には伝わったらしい。
しばらくの沈黙のあと、隣にいた花平さんが小さな声で教えてくれた。
「右足だけ、見つからないって」
予想していた返事に、俺は深呼吸をした。
そして、話題を変えようと、待ち合わせについて聞くことにした。
「どこで待ち合わせしてるの?」
「帰り道で合流する話になっていて……」
話ながら歩いていると建設中のビルを曲がった所で、正面の横断歩道の向こう側に他校の女の子がいるのが目に入った。
「あ!なみちゃんだ!なみちゃーーん!」
上坂さんが正面の女の子に向かって元気よく右手を振る。
こちらに気がついた女の子も手を振り返してくる。
しかし、何かに気がついたような顔をして、すぐ慌ててこちらに駆け出す。
「?」
どうしたのだろうと、三人で顔を見合わせたところで俺も気がついた。
その気がついたこととは……
選択肢は、
「突っ込んでくるダンプカー」
「クレーン車から滑り落ちる鉄板」
です。
「ダンプカー」を選んだ方は、そのままお進みください(「交通事故にはご注意を」)
「クレーン車」を選んだ方は、「交通事故にはご注意を」を飛ばして、「落下物にご注意を」にお進みください。




