プライベートで同級生に会うと挙動不審になりません?
おかしい。
今日は、新しくリリースされたMMOをするはずだったのに……
ゆったりまったりしながら、さてゲームでも、と思っていたとこれで、水澄に呼ばれた。
いまからお楽しみだってのに、なんなんだよ……と、思いつつも逆らえることなくリビングへ足を踏み入れた。
そこには、俺と同い年位の女の子が二人いた。
一人は、ショートカットの動きやすさ重視の服装をしていて、もう一人はストレートな長い髪のふわふわブラウスにスカートと、THE 女子って感じの子だった。
ん?なんだか見覚えがあるような?
「あれ?」
「伊織くん?」
女子から名前を呼ばれて、困惑する俺。
女子たちも何故俺がいるのかと困惑している。
「なんだ。お前ら知り合いか」
「え?知り合いっていうか……」
言葉を濁しながら、必死に目の前の二人の名前を思い出す。
「神山さんと花崎さん!!」
「上坂と花平です」
「すんません」
間違えた。
ショートカットが上坂さん、ロングヘアが花平さんだった。
「えーっと……同級生です」
「伊織くんは、なんでここに?」
「……なんて言うか、俺んち?」
「え、そうなの?」
「居候だかな」
「まあ、そうっすね」
なんとも言えない気まずい雰囲気となってしまった。
基本的に俺は依頼人とは顔を会わせない。
学校に行っている間に水澄が会っていることが多く、こうやって顔をあわせる方のが珍しい。
「ん?俺らが同級生って知らなかったのに、なんで呼んだの?」
「最近の女子高生は、なに考えるかわからんからな」
まぁ、後から訴えられでもしたら大変だからな。
だからって、俺を呼んでもあまり意味はない気がする。
考えても仕方がないと、俺は水澄の隣の席に腰をおろした。
「さて、お話聞きますか」
水澄のその一言に、二人は一度顔を見合わせて頷きあい、上坂さんが口を開いた。




