現実(リアル)ルート
前回、「生きた人間だ!」を選んだ方は、こちらのお話から。
「怪異だ!」を選んだ方は、「オカルトルート」に戻ってください。
では、どうぞ。
「たしかに。人間の仕業っぽく聞こえるね」
話の途中だが、珠ちゃんに一票。
決して、怖くなって人間説を推している訳じゃないからね!
「やっぱそうなんだよ」
「え~、そうかなぁ」
「じゃあさ!やってみようよ」
「うん?」
「だから、話の通りに」
拒否する暇もなく、二人が道を進み、踵を返す。
「ほら、伊織も早く!」
「マジかぁ」
「早く、早く」
仕方なく二人に並ぶ。
「で?」
「そのまま直進すればおっけー」
「じゃあ、早速やってみよう!」
「やって、とりつかれたりしたらどうすんの?」
俺は嫌だよ!絶対俺が被害を受ける気がする!!
「やってみようぜ?絶対嘘だろうし。幽霊なんていないって!!」
「で、でも~」
「大丈夫だって~」
背中を二人にぐいぐい押されて、反対側まできて、回れ右をする。
「いくぞ」
少し緊張する二人に引っ張られるようにして、道を横切る。
「……」
「特に、なにもなかったな」
「やっぱり嘘だったんじゃん」
「俺らは彼女のお眼鏡にかなわなかったってことじゃない?」
なんて、陽気に話して解散した。
問題はその後だった。
意外にも遅くなってしまって、あたりが黄昏てきた。
早く家に帰ろうとすこし早足にしようとした瞬間。
ヒタヒタと誰かの足音がした。
「?」
振り返っても、あたりを見回しても誰もいない。
くろっちの都市伝説を思いだし、ブルッと身震いをして、再び歩き出す。
ヒタヒタヒタ
やはり音がする。
ヒタヒタヒタヒタヒタヒタ
音がだんだん近づいてくる。
意を決して振り返ってみると、そこには黄色のコートの女がたっていた。
「うひゃぁ!」
たたた、確かこのあと、聞かれるんだよな。
「違う」
「へ?」
なにが?
それに、幽霊とか怪異っていうより、本物の人間っぽくないか?
「あの、なにが違うのでしょう?」
「誰だ」
え、急に質問パターンきたぞ。
なんて答えるんだったっけ?
選択肢は、
「枯野 山吹」
「……」
です。
「枯野 山吹」を選んだかたは、そのままお進みください。(「現実ルート 都市伝説の通りに 」)
「……」を選んだかたは、「現実ルート 都市伝説の通りに 」を飛ばして、「現実ルート 惨劇の夜」にお進みください。




