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サトリを斬った侍のはなし  作者: ぽすしち


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13/14



 ほりおこした鏡は、じいさんといっしょに村の寺までいっておさめてもらった。


 サトリのはなしをきいた坊さんが、ヒコイチの頭をなでてえらくほめた。


「サトリは、おのれを映すあやかしだというからの。おそろしいと思えば思うほど、そのとおりの化け物になってゆくのよ。よく、負けなかったの」


 負けないどころか、首をはねた侍がいたという話はしないでおいた。



 あの小屋のできごとも、侍のはなしも、あれからヒコイチとじいさんはしない。





 ヒコイチが九つになってからのある日、家の行李のいちばん下に、袋におさめられた細長いものをみつけた。


 

   朱色の鞘も立派な、大小の太刀だった。



 

   ヒコイチはそれをもどし、ふたをした。






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