表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
85/101

85

「どうやら、その血は途絶えずに受け継がれてるようじゃな」


ロジ・マジは、ミミをチラッと見ると安心したように微笑みを浮かべた。


「その後、地霊どもを使役して村とここをつなぐトンネルを掘らせ、3つの扉を作り、わしは長い眠りにつかせてもらったというわけだ」


そこまで話すと、ロジ・マジを湯船から両腕を突き出し、大きくのびをした。


「おい、じじい!!どうでもいいが、話が長すぎるぞ!!」


自分のことを棚に上げ、ロジ・マジをじじい呼ばわりしたガンダルガの顔は、すでにゆでダコのように真っ赤になっている。


「そうじゃな、そろそろ久しぶりに雪妖と会うとするかのぅ」


「あんた、勝てるのかい??」


アリッサが鋭い視線でロジ・マジに問う。


「まあ、体もあったまったし、何とかなるじゃろ」


老魔導師は、まるで他人事であるかのような話しぶりだ。


「女魔法使いよ、場合によっては、お主に助力を頼むかもしれんぞ。手の方はもう問題ないじゃろ」


「………まぁな」


湯船から出した左手をブラブラと振るアリッサを見て、ブランが驚きの声を上げる。


「えっ!!だってその手、折れていたはずなのに…」


「ほっほっほ。さっきここの湯に魔法薬を溶かしておいたからのう。神官どもの治療魔法などより、よっぽど効くぞ」


言われてみれば、確かに、ここまで恐ろしい程にたまっていた彼らの疲労は、いつの間にかすっかりと消え失せていた。


「さて、では上がるか!!」


立ち上がった老魔導師が指を振ると、皆の体は一斉に湯船から飛び出した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ