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百回達成! 袴とボイン

「ホント、ごめんねー。せっかくの休みなのに、付き合わせて」

「いいわよ。何年かしたら、どうせ私もココを使うんだろうし。予行演習みたいなものと考えれば。それに、お姉ちゃんひとりじゃ頼りないのは確かだからね」

 姉はもうじき成人式を迎えるに当たって、貸衣装屋に和服を選びに来ていた。妹は付き添いである。

 姉は店員に出してもらった袴を物色しながら、安堵する。

「時期的に遅かったから、もう袴はないかって心配してたんだけど。可愛いの、いっぱいあって良かった~」

「まあ確かに……お姉ちゃんが振り袖を着ようと思ったら、どんだけウエストにタオルを巻かなきゃいけないの、って話よね」

「本当、アンタが羨ましいわよ。振り袖が似合いそうで」

 すると妹は姉をジトーッとした眼差しで睨み

「えっ、なにそれ。胸の慎ましやかな妹に対する嫌味?」

「違う、違う~!」

 とふざけている間に、店員が持ってきた次の袴にふたりは目を奪われた。

「わあ可愛い」

「コレで決定かな」

「そうだね。ああ、着るのが楽しみ。胸が膨らむわね」

「ただでさえ無駄にデカいのに……まだ大きくなるとか、マジ勘弁してよね」

これにて、短編百本達成となります。最後のお題は、小説書き仲間の紅月赤哉さんに選んでもらいました。読んでくださって、ありがとうございました。

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