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ちょっと世界を救ってくる〜神さまに保険で雇われた業界人はとんでもチートで無双する!現世と新天地を縦横無尽に飛び回る保険救世主の物語  作者: opocho


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魔狼



魔狼は尻尾をブンブンしながら与えた塊肉に夢中になっている。

こりゃいい感じだ。


「どうだ?美味いか?」

そう言いながら手を伸ばして撫でてみる。

お、成功。


そのままの勢いで最初はゆっくり顎下に手を入れてみる。

よし、大丈夫。


そこからゆっくり撫でてみて、ガシガシ撫でにシフトしていく。 

よっしゃ無抵抗!


ならばとばかりに全力で撫で倒していく!


そのうち肉を完食した魔狼は私とじゃれて遊び出した。


転がりまわって遊ぶ、遊ぶー!


噛まれても甘噛だからまったく大丈夫!

やったぜー!

お近づき大作戦、大正解だぜ!



たっぷり遊んでから改めて声をかける。


「もうオレたちは仲間だな」  


魔狼も尻尾を振りながらウォンッ!と吠える。

良かった!

やっぱ分かり会えるモンスターもいるじゃん!


立ち上がって仲間たちが待っているバリアの方へ向かおうと歩き出すと魔狼が袖口を掴んで引き留める。


「ん?」

振り返ると魔狼は頭を下げて私を見ている。


「も、もしや?」

魔狼は変わらず私の袖口を引っ張っては頭を下げてくる。


「だとしたら夢のようなのだが……まさか乗っていいのか?」

ウォンッ!と勢いよく魔狼が吠える。


「マジなのかー!!!!」


恐る恐る背中に乗ると魔狼は嬉しそうに身体を震わせる。


「うわっ、落ちるだろ!」


慌てて首のあたりを掴むとそれを待っていたかのように魔狼は走り出した。


草原を走り回る。

幸せすぎる!

小さな頃は大型犬に乗せてもらうのが夢だった。

どんどん叶うじゃないか!!


しばらくすると仲間のところに向かってくれた。


バリアのそばに来ると今度はお座りをして私を滑り下ろしてくれた。


頭を抱きかかえてガシガシと撫で倒す。

顔中をベロベロに舐め倒されながらバリアを解く。


「魔狼! これがオレの家族だ!」


魔狼はアオーーーンと軽く吠える。

それからみんなに向かって伏せをしてみせた


それを合図にみんなが魔狼に殺到する。

みんな動物が大好きだからな!


「乗せて乗せて!」

「ミズホも乗りたい!」

「わ、わたしも!」

「魔狼!魔狼!」

「ふわふわだなー」

「洗えばもっとふわふわになるんじゃないか」


それからはずっとみんなで遊んでいた。


「可愛すぎるよ魔狼ちゃん!」

「かわいいの天才だよ魔狼ちゃん!」

「うわ、いつの間にこんな時間!」

「やばい、携帯鳴りまくってた!」

「現場には急な体調不良で通したんだよな?」

「事務所ごと風邪です。インフルエンザだと大変なので一日様子を見ると言う形です」

「鳴ってる電話は……」

「明日はどうなんだってやつですね」


ユキナとミズホがこちらを伺うように覗いている。

まあ今日は世界を救ったわけだしな。

現場には申し訳ないけどまあ。


「熱がまだあるよな? もう一日様子を見ようか」


ふたりがバンザイをして私に飛びついた。

ついでにサチも飛んできた。

勢いで魔狼ちゃんも飛びついてきたのでみんなで草むらに倒れてしまい、そのまま笑い合ったのだった。


――――――


「魔狼ちゃんの仲間入りにカンパーイ!」

「「「「「カンパーイ」」」」」


札幌リゾートでミッション成功とともに、魔狼ちゃんの歓迎会を開催することにした。

主役は大皿の肉の塊とミルクにご満悦だ。


バーベキューコンロでは男子チームが親父の指導を受けながら料理作りに悪戦苦闘している。

焼くだけなのになんで?


女子チームはダイニングキッチンでスペシャリテを作作るというので、だったら庭にも本格的なキッチンを作ってしまえと拡張を施してリアルオープンキッチンを完成させた。


ユキナがメイン料理で、ミズホとサチがデザート担当のようだ。


ますます楽しくなってきたな!


料理の完成を待つ間に、魔狼ちゃんの名付けをすることにした。


「なあ、名前を付けたいんだけど構わないか?」


魔狼ちゃんほ嬉しそうに返事をして尻尾を過去イチ振り回している。


いい名前にしないとなー。

あ、まずは神眼で魔狼ちゃんを見ておかないと。


魔狼

HP→300

MP→50

攻撃 →200

防御 →150

魔法→50

スピード→800

運→10


スピードヤバいな。

あとはまあ……うん。わからないな。

かなり強いってのはわかる。


「なあギル、魔狼ってそもそもどんなモンスターなんだ?」

「早くて強い。仲間意識が強い」

「それだけですでにかっこいいな!」

「魔狼の王はフェンリルだ。神獣だぜ」 

「三花図書館で読んだぞ! フェンリルかっこいいよなあ!」


名前なー。

かっこいいのがいいよな!

ちょっと調べるか!


有名なのは……ダントツでフェンリルか。

あとはロボ、マーナガルム、大口真神、リュカオーン。

おー、どれもかっこよだな。

日本語もいいよな。

大口は違うけど真神ってなんかいいなあ。

ガルムとかリュカもいいんじゃね?


決めた。リュカだな。

なんかピンときた。

聞いてみるか。


「なあ、名前なんだけど『リュカ』ってどうだ?」


それを聞いた魔狼ちゃんはグルグル回って大興奮だ。

これは気に入ったってことだよな。


「よし、お前はリュカだ!」

「ウォーーーーーーーン!!!」


その時、白い光が私たちを包みこんだ。

ギルの時と同じだ!


「ギル! 絆だよなこれ!」

「ああそうだ! やったな!!」


さてさて。

名前が付いてるかチェックだ。


「へ?」


リュカ/魔狼王

HP→1500

MP→1000

攻撃 →1800

防御 →1200

魔法→1000

スピード→3000

運→999


固有スキル/魔狼王の咆哮

【指揮】

【加速】

【語学】

【変化】


嘘やろ。

化けすぎやん。



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