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1章 蒼天の王子

アルメティナ王国という王国があり、その国には次期国王候補の王子がいる。彼の名前はアルトと言う。蒼天の王子とも呼ばれる。アルトにはエドワードとカイトの2人の騎士がついている。ある日、アルトは訓練場で1人で鍛錬していた。

アルト「まだだ。まだ強くならないと、父上や民たちからの信頼が…。」

アルトがそう言うと、2人の騎士がやってくる。エドワードとカイトだ。エドワードは言う。

エドワード「アルト様、1人で鍛錬されているのですか?」

続けてカイトも言う。

カイト「鍛錬することは大事っすけど、たまにはちゃんと休んだほうがいいっすよ。」

アルト「エドワード…。カイト…。いや、僕はアルメティナ王国の王子だから、もっと強くなって皆を守らなければならない。僕にはその義務があるのだから。」

アルトは決心をもって言う。

エドワード「でもアルト様は最近休まれてませんよね?」

カイト「そうっすよ。寝る時間も惜しんで鍛錬するのはどうかと思いますけどね。」

エドワードとカイトは心配そうに言う。

アルト「僕は民たちを失いたくない、犠牲者が出てほしくない、そう思って鍛錬をしているだけなんだ。だから、寝る時間がもったいなく思ったんだよ。」

エドワード「アルト様のお気持ちは大変分かりますが、寝る時間も惜しんではいつかあなたは倒れてしまいますよ。そうなった時には、私たちではどうしようにもできません。あなたは民たちを想う優しくて素敵な方だと思いますが、そのために自分を犠牲にするのは良くないと思います。どうか休む日をちゃんと作ってください。」

カイト「エドワードの言う通りっすよ。あなたが倒れるなんて知ったら、王国の皆さんが悲しみますよ。自分を苦しめようとするのはマジで良くないっすよ。そういうのはやめてほしいっすね。」

アルト「エドワード…。カイト…。そうだね、僕のやることが間違ってた。ごめん…。」

アルトは2人に謝る。

エドワード「謝る必要はないんですよ、アルト様。ただ、あなたが元気でやっていってほしいだけなんです。」

カイト「そうっすよ。あなたが無事であることが、俺たちの誇りなんす。どうか自分を大切にしてくださいよ。」

アルト「2人ともありがとう。君たちが僕の騎士で良かったって心から思えるよ。」

エドワード「それはこちらの台詞ですよ。」

カイト「俺もっす。」

エドワード「じゃあ、私たちはこの辺で失礼いたします。」

カイト「アルト様、無理しないでくださいよ。」

2人はそう言いながらその場を後にする。

アルト「やっぱり、2人は優しいな。こんな僕のために言ってくれて、ありがとうとしか言えないよ。」

アルトは1人でそう言った。その後、アルトは少しだけ鍛錬をした。

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