2話 ダンジョン発見
初投稿です。
よろしくお願いします。
昨日は、ダンジョン出現でとても興奮してしまった。どうやらネットを見ながらそのまま眠ってしまったようだ。
今日も朝からダンジョンについて新しい情報が無いかネットで検索している。
海外のダンジョン情報も沢山出てきている。
「なんだ……! これは?」
それは、海外の投稿動画サイトだった。
「魔法……か? スゲェ―――! ほんとにあったんだ!」
魔法と思われるソフトボ―ルくらいの火の玉を出して奴が映っている。魔物と闘っている映像で火の玉で見たこともが無い大きな虫を倒していた。
俺は火の玉に、とても興奮し胸がワクワクしている。
「これ本物!? 魔法が存在している証拠じゃん!」
ネット情報では、日本のダンジョン情報も沢山載っていた。
だいたい各都道府県に1つか2つのダンジョンが出現している。ダンジョンが出現していない県もあるが、未だ発見されていないだけかも知れない。東京では、2つ出現している。スカイツリ―の真下と葛飾区にある大きな公園の中だ。日本では発見したダンジョンを自衛隊や警察が管理して一般人はダンジョンの中に入れないみたいだ。
ネットを観て興奮した俺は、じっとしていられない。
一番近いダンジョンを実際に見に行くことにした。
自宅アパ―トからは、葛飾区の公園の中に出現したダンジョンが近い。
車で30分くらいで行ける。
「それじゃあ、ダンジョン見学に行くとするか!」
早速、駐車場に向かった。
駐車場までは徒歩5分掛るのだ。
駐車場に着いた俺は、早速マイカ―に乗り込みエンジンをかける。
《ブウォン―― ブウォン――》
「ん? 今日は特にいい音がするな―」
自慢の愛車はTOYOTA86である。ノ―マルマフラ―なのに社外用マフラ―のようなサウンドが鳴り響いた。まるで狭いトンネル中で響く音みたいだ。
「……これはっ! 愛情の賜物……だな!?」
少し気になったが、そのまま車を発進させた。
駐車場を出ようとした時だった……!
ふとバックミラ―を見ると俺の駐車位置の地面に黒い影が映っている。
「ん――、オイル漏れでもしたか?」
気になったためその場で車から降りて黒い影を見に行った。
「なんだ……? これ……穴? ・・・穴か!」
ちょうど俺の車を止める駐車位置の真下に穴が空いていた。
自転車のタイヤくらいの大きさの穴だ。
よく見ると穴の淵に階段みたいな突起がついている。
穴の中を覗き込むと奥に行くほど、少しづつ広がっているみたいだ。
「これは……あれだな…!」
テレビで観たダンジョンの穴と似ていた。
「ダンジョンだよ…な?」
ネットで見たダンジョンの入口は、もう少し大きかった気がするけど……。だが、穴は小さいながらも雰囲気がダンジョンに似ている。
俺は、葛飾区のダンジョンを見に行くのをやめることにした。
車を慎重に元の駐車位置に戻す。そして一旦、アパ―ト帰ることにした。
家に帰った俺はさっき見た穴のことを考えている。
「アレが本物のダンジョンかどうかだよなぁ~」
あれこれ考えている内にだんだん興奮してきてしまった。
「よしっ! 調査しよう。行くっきゃない!!!」
先ずは、準備だ。俺は、ダンジョンに入る準備をするためチャリで近くのホ―ムセンタ―に向かう。幸い独身の俺は、お金に不自由はしていない小金持ちだ。
ホ―ムセンタ―に着くと目当ての物を探す。
ネット情報によるとダンジョンでは、7つの法則が存在しているようだ。
◇壁が僅かに光る
◇魔物に現代兵器、銃火器などは通用しない
◇魔物を倒すとレベルアップする!
◇レベルアップすると身体能力が上がる!
◇神がダンジョンを授けた!?
◇異世界に召喚される!??
◇勇者が存在する???
まあ、最後の方は眉唾もんだが事実も含まれているのだろう。
「よし! まずは武器の調達だ」
ネットで見た限りでは、銃刀法違反にならない小さいナイフより殴打出来る武器の方が有効な感じだ。ゴルフクラブのアイアンと木製バットを購入することにした。木製バットは万一、金属が通用しなかった場合の保険である。俺は草野球ではあるが、入社時からずっと続けている。偶にバッティングセンタ―にも通っているくらいだ。
「次は、防具だな」
ヘルメットは、何となく動きにくそうでやめておく。
取っ手の小さい鍋の蓋にしておいた。
これは、お腹の中に仕込むためだ。
それから俺は、ダンジョンの穴を隠すためのシ―トや非常食なども購入しておいた。
「これで準備万端だよな!?」
投稿の仕組みがよく分からない初心者です。
よろしくお願いします。