3話 探索開始
初投稿作品です。
よろしくお願いします。
アパ―トに帰った俺は、急いで支度をして駐車場ダンジョンに行くことにした。駐車場に着くと車を少しだけ前に動かす。何度か車の位置を微調整して後側からギリギリダンジョンに入れるところに車をズラした。
「ふう―。よし! これなら他の人からも穴が見えないな!?」
苦労して止めた車の位置に満足をした。
それからダンジョン探索用に購入した武器を背中に巻きつける。
「行ってみるか」
縦穴を2メ―トル程降りると、車が通れるくらいの通路に出た。
「う~ん、思ったより明るいな!」
通路を10メ―トルくらい進むと道が右方向へ直角に曲がっている。
今のところ分かれ道は無かった。
曲がり角に近づいた時だ!
何やら音が聞こえてくる。俺は音を立てないように慎重に背中に巻きつけていた武器を取り出す。
ゴルフクラブを手に持ち少しづつ音のする方へ近づいていく。
《キィ・・・ キキィ・・》
ん……何かいるよな……!?
曲がり角まで行き、慎重に顔を少しだけ覗かせて先を見る。
そこには1匹の白い動物が後ろを向いている。
小型犬……か?
だがそれの座り方は、犬には見えない。
兎のようにも見えるが、少し大き過ぎる。
少しの間、観察をしていると頭に30センチくらいの角が1本生えていた。
どうやら迷い込んだ動物ではないな。あれが魔物なのか…?
地球に存在しない動物を見てここが【ダンジョン】であることを再認識した。
魔物は後ろを向いてる。
今がチャンスか? さあ―、どうすっかな―……。
俺は何となく嫌な予感がしていた。
それは、この金属武器が通用しないイメ―ジが湧いてくるのだ。
少し考え武器をゴルフクラブから木製バットに変更する。
武器を替えてからもう一度、観察する。
よし。まだ後ろを向いているな!
通路の曲がり角から4~5歩くらいの距離に魔物は居る。
先制攻撃のチャンスである。
行くぞ!
曲がり角から少し後ろに下がって助走を付ける。一気に突撃した。
「オラッ、オラッ、オラァァァァ―――」
思いっきりバットで殴りつけた。
《《 ゴオォォ――ン 》》
『ギャ・・ギャッ・・・ヤ・・』
『・・・』
魔物の横っぱらに俺のフルスイングがクリ―ンヒットした。
魔物は壁にぶつかり更にダメ―ジを受けている。
口からは、赤い血を流しているが、起き上がって俺を睨みつけてきている。
正面から見ると兎に角が生えた魔物であることが判った。
「はあはあ、今のでくたばらないのか…。なら、もう1回!」
もう一度バットを兎に振るった。……が、避けられた!
兎は、横に回避し今度は俺目掛けてジャンプ攻撃をして来たのだ。
俺はフルスイングが躱され、完全に無防備状態だ。
「なぬっ! しまった」
腹に角攻撃を受けてしまう。
《《 カァ―――ン 》》
「おおぉ――! 助かった……お鍋の蓋さまさまだ~」
間一髪であったが、腹に仕込んでいた鍋の蓋に救われた。
兎は今のが最後の悪あがきだったのか、うずくまったまま動かない。
まだ息はあるが、こちらを睨んだまま動けないようだ。
少しかわいそうだが俺も必死だ。心を鬼にしてトドメを刺すことにした。
下手に苦しまないように思いっ切り兎の頭をバットで叩いた。
《《 ゴンッ 》》
「・・・ゴメンな」
兎がゲームの様に光の粒子となって消えた。
ちょうどその時だった。
『パンパカパ――ン♪』
頭の中で何かが聞こえた。
「ん…!? なんだ今の音は……?」
続けて今度は……、
《ユニ―クスキル「成長」を獲得しました》
《特殊ダンジョン初モンスタ―討伐特典「超鑑定」を獲得しました》
無機質な声が聞こえた。
初モンスタ―討伐特典??? 超鑑定……?
何やら無機質な声で何かを獲得したと伝えて来たのだ。
俺は兎が消えた場所を見てみると、そこには兎の角と同じくらいの【ナイフ】と【巻物】が落ちている。
ナイフを拾って腰にしまう。
そして巻物を拾い広げた瞬間のことだった!
《スキル「剣術」を取得しました》
あの声が・・・。また、聞こえる!!!
投稿の仕組みがよく分からない初心者です。
よろしくお願いします。




