#53 夜空の語り合い
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街に闇が掛かり暗闇に閉ざされ、道行く人が途絶えた街路をフォスレスは指定された外壁へ向かっていた。
孤児院から出てくるに問題はなかったが、何も無かった訳ではない。
護衛兼監視役として孤児院へ逗留している兵士が待ち構えていたかと思うと、笛を差し出してきた。
低周波の笛。
可聴域より低い音を出す笛で聞こえる範囲は狭いが、女性兵士との話が終わって帰ってきたときに吹けば鍵を開けてくれるとのこと。
今回の事に対して何らかの関与はあると予想していたが、滞りなく進むよう助力してくれるようだ。
最もその全ては女性兵士の命令だろうが、しかしこれで憂慮無く向かえる訳になった。
街を囲む外壁。外敵や獣から街や住民を守る壁であり、街の中と外を区別する境界。
来るものを威圧するべく立ちふさがる壁、決して低くはなく四、五階の建物ぐらいはある。
壁の上から外敵に向けて攻撃できる様に人が行き交うだけの厚みもある。今も壁上ではいざという時に対応できるようきるように巡回兵が配置されている。
質素な造りではあるが、それだけに堅牢な造りである。
町の出入り口たる聞だけは街の威厳を保つためか、造りは立派ではあるが。
外壁の上へと昇るには外側にはない、内側に間隔をあけて設けてある。全てに鍵付きの扉があり関係者以外は入れないようになっている。
指定された外壁、その周辺に人影はない。街壁の中を抜け上へと昇る階段を守る扉はあった。
ゆっくり手を掛けると、鍵は掛かっておらず簡単に開いた。つまり上で待っているという事か。
中は暗く灯りを持って来なかったことを少々後悔しつつ。中は暗い事を話さず持たしてもくれなかった護衛兵に、気が利かないと心の中で文句を言う。それとも嫌がらせのつもりで話さなかったのか。
どちらにせよ、灯りを持ってきていない以上、このまま入るしかない。
扉から入る僅かな光を頼りに中を覗くと、小さな間がありその奥に上へと昇る階段がある。
上の扉が開いているのか星明りが入ってきており、上がってゆく分だけには問題なさそうである。
わずかな光を頼りに階段を上ってゆく。外壁の上部にある通路、床に直接扉があり雨水が入ってこられないように屋根が付けられている。
開けられた扉も表は通路の石畳に模倣されており、閉じられると入り口が分かり難くなっていた。
外壁の上部、縁は腰ほどまでの高さがあり攻めるには難しく守るに易く作られているのが分かる。
いつまでも外壁を見てばかりでは此処に来た意味がない。肝心の用事を済ませるべく周囲を見渡す。
人影は直ぐに見つかった。星明り、月明りにその金の髪を淡く輝かせ、冬も間近な寒風に吹かれながらも端然と街を眺めていた。
この対話は昼間とは違う。他の誰も邪魔することの無いこの場所で、言葉という武器だけで交じり合う。
さて、始めようか。屋根の陰から夜の灯りの下へ、女性兵士へと姿を現した。
「夜の空は不思議ですね。小さな光が瞬き大きな淡い光が満ち欠けしながら照らしてゆく。街も負けずに火を灯しますが、この火を守ることこそ私たちの使命と考えています」
女性兵士は夜空と街を見ながら自身が今、兵士として此処に来ていると宣言した。
そして、振り返るその立ち振る舞いは戦士としての、それと同じであった。
「改めてご挨拶いたします。アゲウルブス組合連合が一つ警邏組合の羽翼部、特別後援機動隊副隊長のルミナリス・パルテス。これからお世話になると思いますのでよろしくお願いしますね」
「フォスレス。名はなくただフォスレスと。そして旅人です」
「フォスレスが名前ではないと?」
「名はあったが、意味を失ったので名乗っていません。だから『意味を失った』と」
「aliena lingua……」
少し驚いた。響きだけでその言葉が出てきたことに。けれど今はそれを突き詰める気はない。
女性兵士、ルミナリスとて呟いただけで表情は動いていない。
「まずはお誘いいただいた理由を尋ねてもよろしいか」
「孤児院ではお互い言葉にし難かったですからね。此処ならば気を遣う方々はおられませんから」
「だから途中で切り上げたわけですか」
孤児院では用事があると引き上げていったが、不自然過ぎた。話し合いに来たと謂うのに十分な時間を取らず、話半場で引き上げていったのだから。
それは気を見ていたかのように後ろに控えていた兵が割入ってきた。
「合図……護衛の兵に合図を送って切り上げたわけですか」
「あの場所で商会の情報は出せませんでしたからね。少し焦りました」
言葉にはしないが正解だったようだ。そしてそれは何時でも切り上げられると言っていた。
「此処では腹を割って話せると……謂う事ですね」
「それには一つ確認したいことがあります。貴方はネムロスが持っていた剣の化身で間違いないですね」
事象はどうであれ、此処まで示唆していた点を結べば自ずとそこに辿り着く。私自身も其れを隠した訳ではないのだから。
「銘は東雲。名の無い私にネムロスが授けてくれました」
銘を教えることにより肯定と応える。
「aliena lingua……異国の言葉。貴方に東雲の銘を授けたネムロスさんの博識に感嘆いたします。そしてこの不可思議な出会いに感謝を」
その声に兵としての響きもなく、その顔は一介の人であった。
しかしそれも一瞬の事、顔を上げた時には兵としての顔をしており、ただ居心地の悪さが少し残った。
「私はただの九十九です。ルミナリスに感謝される謂われはありませんよ」
「……その話については後日いたしましょう。今はフォスレスさんの疑念に応えるためにお誘いしたのですから」
少し言い淀むも、此処に来た事柄を優先したのか。
あぁこれでお茶が出れば気違いのお茶会になってしまうなと、余計な考えをしていたのが顔に出たのか、ルミナリスに訝しげられたが話を進めるべく言葉が続けられた。
「まずは救出された子供たちについてですが、命に別状はなく看護しています。フォスレスさんが気になさっていたのは攫われた子供たち其のものでしょうか、それとも特定の子でしょうか」
「どうやら皆良くしてくれているようで安心いたしました。救助してくださったことには感謝いたしますが、少し兵隊の横槍に憤りを感じていましたが」
「その件については此方も予想外でした。ここ一年以上かけた根回しが泡と消えるかと思いましたので」
どうやら横槍を入れたのは私の方であったようだ。しかしそれは仕方ない事、私は私で動いただけで兵士たちも自分たちが動いているから邪魔するなと周知するわけにもいかず。
この件についてはこれ以上言及しない方がお互いの為だと、追及されたら惚けるしかないが、今の話し方だとそれもなさそうだと話を無かったことにする。
「姉妹の半獣人の子がいたはずですが、その子たちの様子は如何ですか」
ルミナリスの表情が少し曇る。
「やはりその子たちでしたか。今はまだ眠っています。外傷は無く衰弱していただけでしたので補給水を飲ませました。明日には意識を取り戻すかと思いますが、しばらくは面会を控えさせていただきます。彼女らの置かれている状況については、此処で話すより実際にあった方が早いと思いますのでこれ以上は申し上げることはありません」
其の言葉に疑問を覚える。何故、意識の無いのに彼女らについてその状況が問題になってくるのか。
話を聞けたのならば分からなくもないが、見ただけで分かるのは半獣人であり、半獣人は皆、忌み嫌われているだけ。其れだけで出てくる言葉とは思えず。会わせてくれると約束しているのだからその時に分かるだろう。
なら今は最大の懸念となっている商会について尋ねるべく、一拍おいてから。
「子供たちの事は分かりました。会わせて頂けるのならばその時に確認致しましょう。ならばウィータドロル商会についてお尋ねいたします」
「まずはフォスレスさんと商会との関係は、全てあの子たちに起因しているだけですね。何故あの子たちなのですか。その接点だけが分かりませんでした」
「簡単に言うとありません。敢えて言うのでしたらこの街に来た時に酔っ払いから財布をくすねていたところ注意しただけですね」
「それだけですか」
「それだけです。後は直感です、彼女には面白い何かを持っているかと思いまして」
其の言葉でルミナリスは眉根を寄せ片手で頭を抱える。
「……その事については後日にいたしましょう」
どうやら理解するのを諦めたようだ。後日と言っているがもう問われることは無いだろう。
「救出されたことにより貴方の目的は達せられたかと思いますが、それだけでは納得はしませんか」
「商会の子飼いの兵に雇われた破落戸。これらの脅威が残っている中、その中心にいるのが商会です。あと半月もすればネムロスの訓練が明け、帰ってきたのならば私は旅に出ることになります。事情を話せば残ってくれるでしょうが、それではいつまでたっても旅に出ることは出来ませんし、孤児院へも迷惑をかけてしまいます。それに早々に対応しなければいつ孤児院が襲われるか、破落戸に言葉は通用しませんから」
ルミナリスの言葉は説得すると謂うより確認に近い。譲歩ではなく此方に与える情報を選ぶ材料を得る為だろう。
ルミナリスが何を伝え、秘匿するのか。そして得た情報の信憑性確認と秘匿情報を引き出すこと。
「では商会の情報ではなく、元凶のルトゥム会長お呼び子飼いの兵と傭兵団の情報を伝えます。貴方を戦力として数えてもよろしいですね」
妥協案。けれど納得するに良い選択である。
今回の事で商会自身に潰れてほしいなどとは思っていない。大きな商会の為、潰れてしまえば路頭に迷う人が多く出てくるだろう。その危険を少しでも減らすため、兵たちの努力を無為にするつもりはない。
それにウルラや傭兵団に関しては読んでくれると言っているのだから文句はない。一つを覗いては。
「あと半月で終わるのですか」
こちらの期限は決まっている。それ以上は遅くできない。
「話を蒸し返す訳ではないのですが、誰かさんが暴れたおかげで彼方はもとより此方も慌てています。現在会長たちはこの街から出奔したようですので、各関所において手配を掛けています。道なき山を通るわけには居なないでしょうから、この国を出ることは出来ませんし、他の街へも訪れれば捕まってしまうでしょう。傭兵団に頼れば国境を超えることも出来るかもしれませんが、傭兵団は貴方にご執着の様です。会長たちが逃げ腰にでもなろうならば、切り伏せてでも貴方と決着をつけるつもりみたいですね」
山は慣れた者でも一つ間違えれば命を危険にさらす。高い木々に囲まれ似た風景は方向と場所を見失ってしまう。狩人でも恐れる山は街に慣れた人では死にに行くようなもの。街にもおらず関所を通れなければ、どこに潜んでいるのか。
ルミナリスの言葉は続く。
「今は隠れ場を探している所です。避暑地や別荘として所有している記録を当たっている所です、数日は掛かるでしょうが調査を捜索、同時に進めています。もはやこれ以上時間を使っては何処かに逃げられる可能性が高くなるばかりですからね」
暗に出来ると言わないところが兵士らしい。
けれど兵の間でもここで捕まえたいのは理解した。
「其方の意思は理解しました。此方としては異論ありません」
「理解していただき助かります。何かあればアクィルス護衛兵へ伝えてください。すぐにとまではいきませんが対応するよう伝えておきます。アクィルスとフォスレスさんの二人ならば、大抵の兵では敵にならないでしょう」
「その言葉、期待するとしましょう」
護衛としいて派遣されてきたのだ、実力的に劣っていては意味がない。どれほど力を持つかはこれから分かること。
手合わせすればすぐに分かろうが、無理だろう。そのような危険な真似を修道女が許すはずもなく。
「では面会の許可か商会について情報を得られましたら、ご連絡いたします」
そう差し出された手。思わず睨みつけてしまい。
「そう警戒しなくとも何も握っては居ませんよ」
そう言って手の平を見せてくる。此処には二人しかいないのだ、直接渡せばそれで済む。
一度仕込まれているため警戒するのは当然ではあるが、状況を考えれば意味のないことも明らかだ。
だからその手を握り返す。
昼間と同じように。
「あぁ、最後に私は兵士ではありますが、錬金術師でもあります。色々とお話を伺いたく、是非私を訪ねてきてください。美味しいお茶を用意していつでも歓迎いたします」
錬金術、求めるものは英知か事象の全てか。理を解し、分解し、そして再度構築することにより神秘を解き明かし複製する。別名科学。それを扱うものは科学者と。
すっかり兵士の顔を脱いだルミナリスは科学者の、しかしその瞳に宿るのは自身の研究には全てを顧みない狂った科学者の顔であった。
これはダメだ。もしかしたらルミナリスは私と同じかもと思いはしたが違った。
この女性兵士に近づけば逃げることが出来なくなる。巻き込まれ有耶無耶のうちに実験台されかねない。
握手していた手を反射的に引っ込めてしまった。
女性兵士は少し残念な顔をしたが、気にしてはならない。
幸いなことに対応方法は知っている。だからそれを実行することとした。
「時間も良い頃合いです。孤児院の事が心配ですので、此処で引き上げるとしますね」
女性兵士は何か言いたげであったが、耳を閉ざして、そして全力で逃げた。
これで陰に隠れて見ているもう一人の護衛兵が出てこようならば全力で倒して、壁の上からでも飛び降りるしかない。
幸いながら姿を現さなかったので気にはしないが……いや、気にしている暇はなかったのだが。
後ろで手を振っているであろう女性兵士を再度見ることはなかった。直感が告げていた、絶対に見てはならないと。
こうして正しく逃げるように孤児院へ帰っていった。
女性兵士と奇妙な夜会が終わり、最後は逃げ出してきてしまったが、あれは逃げ出す案件であろうと確信している。
狼兵士から私が不変だと聞いているはず。黙っている理由がない。
あの目は私を実験体として見ていた。実験台されたところで何か変化がある訳ではないが、それでもされるのはごめん被りたい。
最後はあっさりと引き下がってはいたが、再度会う機会は約束されている。夜も遅く騒げば目立つ場所で勧誘はさすがに自重したのだろう。
しかし立場的には副隊長。兵士の中では止められる人は少ないはず。厄介としか言いようがない。
最後はアレだったが内容自体は有意義と言えるものだろう。
思っていたより少し遅くなったが、それだけでも得られるものはあった。傭兵団の情報は今後の行動決定に大きく左右される。なぜ攫われたあの子たちに此処まで拘っているのか、最早意地としか謂えないが、会わせてもらえるのだ。その時に考えればいい。思い違いならば掬えただけで満足すればよい。
自身が勝手に追いかけているだけなので、違ったところでそれまでだ。
今後の事を思案しつつ、孤児院へ近づくにつれ様子がおかしいことに気づく。
空気が騒ぐ。昼間と違うのは闇に覆われているだけではなく、死肉を貪る獣の気配が色濃く残る。
自然と早足になる。貧民区と違いここは広く罠を張るには適していない。大通りと違って土がむき出しである。その土は固く踏みしめられ足跡などは付くことはない。
教会が見え、その外観に問題はない。しかしここから見える範囲であり、反対側には孤児院がある。見えないからこそ不安が広がる。
正面も異常はない。けれど孤児院が見える場所で誰かがもつれ合っている影があった。
感情が沸き立つ。気が付けばその陰に向かって疾走していた。
怪しいものに掛ける情は無い。このまま近づき一撃をお見舞いする。たとえ気づかれたとしても一歩離れなければ対応は出来る。その隙を突くことも可能。
しかし陰は気が付いていないのか動く気配はない。ならばこのまま……。
そう考えたがその陰の正体を見たときに急制動を掛ける。慣性の法則に従ってそのまま進もうとする身体の足を地面に叩きつけ止めようとする。
そのおかげかもつれ合っていた二人の陰、見知らぬ武装した男と取り押さえる護衛兵の寸前で止まってくれた。
「あぁ、お帰りなさいです。申し訳ありませんがもう少々静かに願います。子供らが起きてしまいますからね」
フォスレスの突然の登場にも驚くことなく対応し、あまつさえも騒がしくしたことを注意してくる。
やがて一段落したのか袖で額の汗を縫う真似をして、一息ついている。
縛られ身動き取れない武装した男。最もその手には武器は持ってはいないが、見覚えはある。マレウス傭兵団の一人だろう。
周囲を観ると後二人、合計三人ほど縛られ転がされていた。
「状況は理解できました。守っていただきありがとうございます」
「それが私の仕事ですので」
「詳細をお聞きしたいのですが、明日……ですね」
「そうしていただけると助かります。ついでにこの者たちを連行いたしたいので孤児院の方はお任せしてもよろしいですか」
敵襲の人数は三人。これを多いと見るか少ないと見るかは難しいところだ。こうなると傭兵団の全貌が見えないのは辛いところ。
「あれだけの事があってこちらに向かってきたのが三人だけなのです。小さくはないと言えど街に入って来られる人は限られていますからね、向こうもこれが精いっぱいと言ったところでしょう。もう今夜の襲撃はないかと思います」
此方の心を読んだかのように続ける護衛兵に。
「分かりました。しかし三人も運ぶとなると一人では無理なのでは」
「そうですね。ですからそこまで手伝っていただけますか」
そう指し示す先に荷車が置いてあった。孤児院で使用している少し小さめ荷車。無理して載せれば大人三人ぐらいは乗るだろう。気が付いてもしゃべれないよう猿轡をかましておけば騒がれる心配もない。
お互い押し合って身動きも取れないので一石二鳥ともいえるかもしれない。
「そう言う事でしたら……」
その後は三人とも乗せた荷車を兵舎へと運ぶ護衛兵を見送った。その際に「鍵は此方です」と預かった笛と交換し孤児院へ戻った。
傭兵団三人相手に圧倒する護衛兵。彼の実力を思わぬ形で確認できた結果となったが、やはりこの目で見て見たかった思いは残ってしまった。
孤児院へ入ると居間には牧師が静かに腰かけていた。
何と言おうと迷っていたら。
「彼のおかげで此方に被害はありません。安心してください。ルミナリスとのお話はうまく行きましたか」
すべてを見透かしたかのように語りかけてきた。
頭の中を色々な言葉が駆け抜ける。迷惑をかけた、心配させた、名にも知らせていなくて申し訳ない。
それとも女性兵士と話していたのは何時から気が付いていたのか、なぜそこまで分かっているのに何も言わないのか。
結局出た言葉は。
「まだまだご迷惑をおかけすると思いますが、宜しいですか」
少し驚いた顔をしたかともうと笑って。
「明日も早いですよ。このままではメアリーに怒られてしまいますから早く寝なさい」
この牧師は隣人を許し過ぎだろう。この教会はこの先大丈夫だろうか。いやだからこそ此の有様なのかと、心の片隅で思ったことは蓋をして沈めた。
そして自分の部屋へ戻ってゆく牧師に頭を下げるのであった。
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