解決可能な密室殺人事件、犯人は目の前にいる
「キャアアアア!!!」
寝室でくつろいでいると、女性の悲鳴が響き渡った
慌てて飛び起き、部屋を飛び出ると同じように何人かが部屋の外を見ていた
悲鳴のした場所へ走ると、そこには崩れ落ちている女性がいた
「どうかしましたか!?」
先に来ていた家の主人が女性に声をかけている
女性を任せて俺は女性が見ていた部屋を見る
そこは、この世の地獄のような光景が広がっていた
部屋全体が血に濡れ、被害者であろう人物は天井から逆さ吊りにされている
首や手足、至る所が切り刻まれており未だ血が流れ落ちている
「なんだなんだ?なんの騒ぎだ?」
人が集まってくる、そして部屋を見て女性のように悲鳴をあげたり大声で狼狽える
しばらくして、全員がロビーに集まった
「外は嵐、誰かが出て行くことは不可能です」
「じゃ、じゃあ犯人はこの中にいるのか!?」
狼狽える人々、その人たちを見て俺は気付いた
と言うより…気づかない方がおかしい
周囲の人たちも気づいたらしく、全員が1人をガン見している
その人物…何も言っていないのに殺人と気づいて服に返り血がついて手に血まみれのナイフを持った男性
…下手に刺激したら逆に危ないのでは?
これは、犯人が明確だが安全のために全員で協力している話である
主人公
館に招待された主人の友人(30歳男性)
どう見ても犯人の男性…が逆上して暴れ出さないように他全員と相談することになった
結果として、とりあえず次の殺人を防ぎつつ身の安全と逃げないようにすることが決まった
犯人の男性
簡単に説明すると馬鹿
服の返り血には気づかず、慌てているせいで手に持っている凶器を忘れている
周囲の想像通り、下手に指摘すると逆上する
お、俺は怪しくねえぞ!!
そうだな(せめてナイフ隠せ馬鹿!!)
そ、そうだ!!外に誰かが逃げたんだ!きっとそうだ!!
なるほどー(誰も外出てないって言ったでしょう!?)
きょ、凶器もないから誰がナイフで切り殺したかなんてわからねえよな!?な!?
わからんね(もう黙れ!!寝たら拘束するから寝ろ!!)
※犯人は興奮状態になったせいで警察が来れるようになる3日後まで血走った目で起きていたらしい




