すみません、足止めが精一杯です
俺は変わった能力を持っている
その能力は使えると言えば使えるけど、使えないと言えば使えない
人手が一切足りていないなら使えるが、足りているなら邪魔になるだけだ
そんな俺の能力は『単純労働者』だ
能力を使うと人が出てくる、そして一つだけ命令を聞いて動く
その命令も単純なものじゃないと無視される
例えば『前に進め』は言うことを聞くが『障害物を避けながら進め』は聞かない
なので畑仕事なら『耕せ』と命令して端に着いたら『止まれ』と言う必要がある
そんな能力を持った俺だが、今は国境に配備されている
「敵が来たぞ!!!足止めをしろ!!!」
唯一の上官が唯一の部下である俺に叫ぶ
慌てて配置について、能力をフル稼働させる
ゾロゾロと出現する人にたった一つの命令をする
『前に走れ』
それを聞いて走り出す、目の前の敵にぶつかっても、攻撃されても、ただただ走る
実は一つだけ、悪用できる特徴がある
出現する人の衣服は、俺の衣服と全く同じものになると言うことだ
離れた場所で爆発音が鳴り響く、どうやら迎撃されているらしい
「気づかれる前に援軍きてくださああああい!!!!」
連絡をしている上官に泣き言を言う、バレたら一巻の終わりだからだ
これは、レミングスを生み出し続けて時間稼ぎをする男の話である
主人公
能力のせいで最前線に配置されてしまった男(19歳)
能力によって出てくる人の身体能力、服装は能力者と同じものになる
それを聞いた上官の用意したものは、爆弾を大量に仕込んだ軍服だった
またか!!またなのか!!?
敵軍団と接敵!!真っ直ぐにこちらへ走ってきています
前回同様爆弾を身につけているようです!!
どんな能力だ!!爆弾人間を生み出し操る能力か!?
わかりません!!ただ爆発の威力は普通の火薬のようです!!
なら大きな怪我などしないだろう!!さっさとあの基地を制圧しろ!!
はぁ…いつまでここで戦わないといけないんだ…
おい!だんだん接近しているぞ!!
ただの火薬だと気付いたんでしょう…ちょっと体が強い能力者なら無意味ですし
なら火薬を強化する!こっちに着替えろ!!
いやそれちょっとの振動で爆発しますよね!?走り出そうとした時点で爆発しますよ!!
俺の能力は遅延だ!!1分間爆発しなくする!!
※援軍が到着した時点で敵の戦力は3%ほど削れていました




