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コミカライズ連載中【WEB版】享年82歳の異世界転生!?〜ハズレ属性でも気にしない、スキルだけで無双します〜《第11回ネット小説大賞 金賞受賞》  作者: ラクシュミー


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193.ロシアンルーレット

ご感想、メッセージをありがとうございます。

とてもうれしく読ませて頂いております。

ダイニングで皆んなを待っていると、腹減った〜というジーン兄様の声が聞こえ扉が開く。

「早いな、ジョー。お腹空いてんの?」

「ジーン兄様と一緒にしないで。ランチを作ったから、皆んなの反応が見たくて早く来てたの!」

「へぇ〜、ジョーのランチか。久々だな〜。」

「ちょっと変わったランチなんで、楽しみにしてて下さいね。」

ノエル兄様達と話していると

「おっ、なんだ皆んな早いな。」

「あら?皆んな腹ペコなのかしら?」

「「ペコペコなの〜?」」

お父様たちがやって来る。

「そうだよ〜、ペコペコだから。フーとライを食べちゃおうかな〜。」

「「いや〜、ジー兄様に食べられる〜。」」

「ほら、早く席につけば大丈夫よ。」

お母様の誘導で、フーゴとライラはバタバタと席へつく。


「ふふふっ、フーちゃんライちゃん危なかったね〜。えーっと、今日は春のパン祭りです。」

「「「「パン祭り?」」」」

「「パーン、パーン、パーン……。」」

「こら、フーにライ、テーブルを叩かない!」

「「ごめんなしゃい。」」

パンコールをしてお母様に怒られ、シュンとする双子ちゃんが可愛すぎる。

「まず、スープはミネストローネ。トメット味の具沢山野菜スープです。」

サラとナンシーが給仕をしてくれる。

「そして、こちらがランチです。」

そう言って、ストレージからカレーパン、あんぱん、クリームパン、、ソーセージパン、コーモロコシマヨネーズ(コーンマヨネーズ)、ベーコンチーズを出す。ちなみに全て、半分にカットしてある。じゃないと色々な種類食べれないからね。

「「「は?」」」

「まあ。」

「「わぁ、パンいっぱーーい。」」


パンの説明を終え、皆んなでいただきますをして食べ始める。

「うっま!!このカレーパン外がカリカリしてて…うわ、チーズも入ってるよ。ヤバいな。」

ジーン兄様はカレーパン。

「うんうん、美味しいよ。コーモロコシとマヨネーズって合うんだねー。マヨネーズがちょっと焦げてるのが良いよ。やっぱりマヨネーズ最高だね。」

マヨネーズを知ってハマった、ノエル兄様は今や完全なマヨラー。

「ソーセージパンのこの赤いソースはなんだ?美味すぎるだろ。」

「お父様、それはケチャップと言ってトメットやタマオンで作った前世のソースです。ちなみに、こんな物も作りました。」

そう言って、ストレージから一口サイズのアメリカンドッグを出す。カレーパンを揚げるついでに一緒に作ったものだ。

「これはアメリカンドッグと言います。前世では、もっと大きくて串に刺してあったので食べ歩く人もいました。」

「あら、美味しいわ。確かに串に刺して食べ歩きに良いわね。商会で取り扱おうかしら?……ジョアン、コレの材料は?」

「え?あっ、ソーセージ、薄力粉、牛乳、砂糖、卵、重曹……ですけど。」

「重曹って、掃除などに使う物じゃなかったかしら?」

「はい、掃除でも使います。あっ、今回使っているのはちゃんとサーチして食用の使ってますよ。」


「そうなのね。ふふふ、大丈夫よ。ジョアンの料理は、信用しているから。……それに、多少の毒ならフーゴ、ライラ以外大丈夫だしね。」

「え?どういうことですか?」

「あら?ジョアンには、言ってなかったかしら?貴族の子息令嬢はね、小さい頃からあらゆる毒に耐性を持たせるために、少量の毒を食事やお茶に入れて毒慣らしをするのよ。」

「へっ?毒慣らし?私も?」

「ええ、あなたもよ。あなたが作らなかった料理には、入っていたわよ。もちろんグレイのお茶もね。あー、でもカレーに入れたことあったわ。アレは良いわね。入れてもスパイスの味でわからないから。」

「知らなかった……。」

『そうなの?ジョアン、もう10種類ぐらい耐性できてるよ?』

「えっ?10種類……ってか、パール知ってたの?」

『うん、臭いが違ったもん。でも、ママさんから内緒ねって言われてたから内緒にしてたの。』


おふっ……。

拝啓、前世の家族の皆様。

私は転生後、いつの間にか毒に強い人間になってました……。

子供に毒盛るって……恐るべし貴族家庭。


「んーーーー。」

「どうしたジーン!」

顔を真っ赤にし苦しみだしたジーンを見て、スタンリーが声をかける。

「……辛ーーーー!!水、水、水ーー!!」

「「「は?」」」「あっ。」

スタンリー、ノエル、マーガレットは呆気に取られ、ジョアンはしまったという顔をする。

「ハァハァ……ジョー、このカレーパンだけ無茶苦茶辛いんだけど?」

「あー……ちょっとしたイタズラ?」

「ジョー、説明!」

「喜んで!」

ノエルに説明を強く求められて、咄嗟に居酒屋のような返事をするジョアン。そして、正座をし説明をさせられる。

「えっと、前世ではロシアンルーレットといって、どれか1つだけハズレを入れるゲームがあるんです。今回は激辛カレーパンでしたけど、ジュースの1つが凄く酸っぱいとか。」

「で、なんで今日やったの?」

「……面白いかなって思って?てへっ?」

首を傾げて可愛く見せるが、そんなことでノエルは騙せなかった。

「てへ?じゃない!!と言うか、コレ半分にカットされてるよね?もう半分も、このお皿の中にあるの?」

「えっと……。」

『この部屋の中には、ないよ〜。』

パール、なんて偉い子なの〜。危うく、正直に言いかけたわ……。

「で、このパン祭りは使用人も?」

「はい、お父様。あと、私兵団もです。」

「クッククク……誰に当たるか楽しみだな。」

「うふふふ。でしょ?ちなみにもう1個作ってるので、残り3個です。」

「ジョー?どれか1つだけって言わなかった?」

「あっ……。」

『ジョアンのおバカ。』

結局、自白にしたことにより、ノエルにまた怒られていた。そのジョアンを呆れながらも見ているスタンリー、マーガレット、ジーン。

そんな中双子ちゃんは、我関せずと顔中クリームまみれにしてクリームパンを両手に持って頬張って食べていた。パールにきれいに舐められるのは、このあとしばらくたってから。



ちなみに、ロシアンルーレットに当たったのは、ベン、エル、マーティン。

ジョアンは、ジーンとその3人に謝罪とお詫びに、カスタードと生クリームのダブルクリームのシュークリームをプレゼントした。それを知った双子ちゃんにも強請られ、2人に甘いジョアンは結局あげることに……。そして、またパールに顔を舐められキャッキャ笑うフーゴとライラがいた。










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