192.春のパン祭り
ようやく書けました。春のパン祭りの開催です!!
※お皿は当たりません。
学院が春季休みに入り、お兄様たちが屋敷にいる。
これは、春のパン祭りの開催じゃーー!!
バンッ。「たのもーーー!」
「「「「うわっ。」」」」
「ジョアンちゃん、扉は優しく!」
ケンさんに怒られた。
「はーい。」
「返事すりゃ良いと思ってるっすよね?」
「なっ!?そ、そんな事思ってないよ?べ、ベンったら、嫌だなあ。」
「ジョアンちゃん、目が泳いでるっすよ?」
「ま、まあ、そんなことは置いといて、パン祭りやろう!」
「置いとくんだ……。」
アーサーは呆れ顔だ。
「で、パン祭りってなんすか?」
「えっとね、色々な惣菜パンを作るの。」
「「「「惣菜パン?」」」」
惣菜パンを知らない4人に説明していく。
「うっわ、考えただけで美味そうっすね。」
「でしょ〜?カレーパン、あんぱん、クリームパン、ソーセージパン、コーモロコシマヨネーズ(コーンマヨネーズ)、ベーコンチーズ。他にも色々あるよ?」
「わ〜、悩む。」
「ともかく、共通して必要なパン種を作ろう。」
「「「「おー。」」」」
5人で大量のパン生地を作った。
パン生地を休ませている間に作り方を説明する。上手く説明できるか不安なので、イラストを描きながら。
「まずは、カレーパン。生地を円形に伸ばしたら真ん中にカレーを置く。このカレーは少しだけ水分を飛ばしておくの。煮詰めるとかでね。今日は時間短縮のため私のドライでやるけど。のせたら半分に折ってしっかり包みまーす。そのあと溶き卵を付けて、パン粉つけて揚げたら完成。」
「揚げるのか?」
「うん。焼きカレーパンも良いけど、私は芳ばしいから揚げる方が好き。あっ、チーズを一緒に入れても美味しいよ。」
「おおー、それは絶対美味い!!」
「あとは、1つだけ激辛にするとかね。罰ゲーム的な?」
「あっ、面白そう。でも、絶対当たりたくない。」
うんうんと皆んな頷く。
「次、あんぱんはこの前作った餡を入れて焼くだけ。クリームパンはカスタードクリームを入れて焼くだけ。」
「はい!」
アニーが手を挙げる。
「はい、アニー。」
「カスタードクリームってなんですか?いつものクリームとは違うんですか?」
「あれ?知らない?卵と牛乳で作るの。」
「わからないです。知ってます?」
アニーがケン達を見るが、皆んな首を横に振る。
「そっか、じゃあカスタードを作ろう。その前に、ソーセージパン、コーモロコシマヨネーズ(コーンマヨネーズ)、ベーコンチーズは、普通に焼き上げたパンに具材をのせて追加で焼くだけ。」
「ピザトーストみたいな感じ?」
「あーそうそう。そんな感じ。」
一通りの説明をして、カスタードクリームを作る。
「材料は、卵黄、牛乳、砂糖、薄力粉。まず卵黄、砂糖をボウルに入れ、白っぽくなるまでしっかりと混ぜる。そこに薄力粉を入れて、軽く混ぜる。混ぜすぎると粘りが出ちゃうから、粉が見えなくなるくらいでOK。そしたら、沸騰直前まで温めた牛乳を少しずつ加えるの。全部混ぜたら、こしながら鍋に移す。
その鍋を中火にかけて、沸いてくるまではさらりとした状態だからゆっくり混ぜて大丈夫。温まってきて木ベラが少し重たく感じたら、混ぜる手をスピードアップしてね。 全体的にとろりとしてなめらかになってくるから。もったりとした状態になれば完成。これ以上熱が入らないように、氷で鍋を冷やして粗熱を取ったら冷蔵庫へ。」
「火にかけてからは、目が離せないわけだな。」
「うん。かき混ぜ続けないといけないからねー。という事で、作ってみまーす。」
「あー、じゃあそれ見るのは料理長とアニーでいい?俺とベンでパン成形して焼いとくから。」
「ありがとう、アーサー。じゃあ、カレーと餡とクリーム入れるパン生地はストレージにしまっておく。」
「了解。」
パンのいい匂いがしてきた頃、作ったカスタードクリームが冷えた。そしたら、もちろん味見タイムだ。
「「うっま。」」「これは、美味いな。」
「ん〜、いつものクリームよりこっちの方が好きですぅー。」
「これをパンの中に入れたらクリームパン。カスタードクリームは他にもお菓子に使えるんだよ。」
「へぇ〜、それは気になるな。これだとパンケーキの上にのせるだけでも良いかも知れないな。」
「あー、料理長。それ絶対美味いやつですぅー。」
その後、皆んなでカレーパン、あんぱん、クリームパンを成形した。あんぱんの上には、ちゃんとごまをのせる。
ソーセージパン、コーモロコシマヨネーズ(コーンマヨネーズ)、ベーコンチーズは、焼いて冷ましておいたパンに切れ目を入れて具材をのせ、焦げ目がつくぐらいに焼く。ソーセージパンには、私が密かに研究を重ねたケチャップをのせる。
「そのトメットソースって、この前あーでもないこーでもない言いながら作ってたやつっすか?」
「うん。ケチャップっていうの。……はい。」
ストレージから、揚げたてフライドポテトを出してケチャップを添える。
「相変わらず、ジョアンちゃんのストレージは食べ物ばっかですねー。」
「し、失礼な。他にも入ってるよ。タオルでしょ、ブランケットに布団に枕。あっ、あと洗面器。」
「は?なんでそんな物を?」
「え?いつ野営しても良いように。」
「いやいや、だとしたらテントも必要っすよね?」
「あっ、そっか。じゃあ、今度入れとこう。」
「ベンの馬鹿。余計なこと言ってんなよ。」
「いや、だって……悪い。」
「さ、あとはカレーパンを揚げれば完成。」
「スープはどうします?」
「ん〜ミネストローネにしよう。」
「了解っす。……で、それなんすか?」
「あれ?作ったことなかったっけ?トメット味の具沢山スープ。タマオン、キャロジン、ジャガト、ベーコンを賽の目切りして、皮を剥いて潰したトメットと鶏ガラスープで煮込んで味を調えたらば完成。」
「なるほど。じゃあ作っちゃいましょ。」
「皆んなでやれば、あっという間だ。」
固形か顆粒のコンソメがあれば、他のスープも簡単なんだけどなぁ〜。そう言えば昔、誰かが作り方ネットでアップしてたの見たわねぇ。野菜とベーコンをミキサーにかけて、水分を飛ばすって……今度やってみようかな。確かハーブが必要って言ってたから、後でトム爺の所に行かなきゃな。
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