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コミカライズ連載中【WEB版】享年82歳の異世界転生!?〜ハズレ属性でも気にしない、スキルだけで無双します〜《第11回ネット小説大賞 金賞受賞》  作者: ラクシュミー


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116.プロレス技講座

いつも読んで頂きまして、ありがとうございます。

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 ╰(*´︶`*)╯♡がんばります

リビングに行くと、にこやかなお祖父様とノエル兄様と同じような目が笑ってない笑顔のお祖母様、そして無表情のナンシーが待っていた。


「お帰り。楽しかったか?」

「は、はい、お祖父様。楽しかったです……。」


それよりもお祖母様とナンシーが気になるんですけども〜。


「ジョアンちゃん、街では色々とあったようね。」

「は、はい。色々と…ありました。」

「サラ、渡した物出して。」

「はい、ノエル様。こちらです。」

サラが自分の髪の毛から、きれいな石の着いたヘアピンを外してノエルに渡す。


珍しくサラがヘアアクセ着けていたから、気になってはいたけどノエル兄様が渡したのねぇ〜。隅に置けないわねぇ〜。でも、何で返すのかしら?


それが何かはすぐにノエルが教えてくれた。

「これは、見た物を映像に残す魔道具だよ。さぁ、上映してみようね。」

「「「「「へっ!?」」」」」

サラ以外は知らされていなかったらしい。

ジーン兄様とネイサンは苦笑いしている。


露店の人達から色々もらった事、ランチの時の酔っ払いとのいざこざの事、乾物屋さんでのやり取りの一部始終が写っていた。

そして今、私たちは正座をさせられている。


「私兵団が酔っ払いを連れて帰って来て、ある程度のことは聞いてはいたけど…。何なの?あの危ない行動は。ジョアン、説明!!」

「はい、喜んで!」

捕まった時に前世で見た護身術を思い出した事、プロレスという格闘技の技を咄嗟に使った事を説明した。


「はぁ〜。何で自分から相手に向かうの?逃げられたんだから、隠れるとかあるでしょ?女の子だよ?」

「あー、つい?」

「『あー、つい』じゃないよ。そもそもさー、こんな事あったんだもんランチ終わったらすぐ帰ってくると思って待ってたのに、中々帰って来ないしさー。」

「ごめんなさい。そのぉ………忘れてました。」

「何を忘れてたんだ?」

ジーン兄様が聞いてくる。

「えっと……酔っ払いとのこと?」

てへっと、首を傾げてみる。


「「「「「「「「「はっ?」」」」」」」」」

「「ぶっ、くくくっ……。」」


皆んなが呆気に取られてる中、ジーン兄様とネイサンだけは我慢が出来ず吹き出していた。


「まぁ、ジョアンちゃんのことはわかったわ。それよりも、ガッツ、キラ?貴方達、今回の件で何が間違ったかわかる?」

リンジーが扇を口元にあてながらガッツさんとキラさんに聞く。声は優しいが眼光は鋭いまま。

「はい、俺は昔の仲間に会って……。その、萎縮してしまいお嬢さんの護衛を怠りました。」

「ええ、そうね。キラは?」

「俺は、護衛していたお嬢様から目を離してしまい、お嬢様を危ない目に遭わせてしまいました」

「そう、わかっているのね。ねえ?ガッツは何の為に私兵団に入ったの?昔の自分と決別する為じゃなかったの?それなのに……萎縮なんぞしてんじゃねーぞ!まだメンタル弱いみたいだな。キラは、護衛怠ってんじゃねーぞ。お前的にはガッツを守ったのかも知れねーけどな、お前の護衛対象はガッツなのか?違うだろうが!!明日から鍛え直してやる!覚悟しろ!!………コホン。私からは以上よ。」

「「はい……。」」


お祖母様の後ろに、炎が見えたのは幻覚だと思いたいわ。まるで阿修羅のようね………。


お祖母様はナンシーに目配せをする。

「では、私からは一つだけ……ザック、サラ、アニー、後ほど話がありますので。」

ナンシーもかなり怒っているのね…凍えそうなぐらいの冷気がきてます、きてます。

「「「……はい。」」」

ザック、サラ、アニーは俯いたままだわ。


お祖母様とノエル兄様のありがたいお話が終わった後、リビングには足が痺れて悶絶をしている私と未だに苦笑してるジーン兄様。ちなみに同じく足が痺れて動けないザック、サラ、アニーはナンシーとネイサンに、ガッツさんとキラさんは笑いを堪えているダイさんを含む私兵団に抱えられてリビングを出て行った。

「なぁなぁ、ジョー。他にもあるのか?何だっけ、プロレス技?とか言うやつ。」

「ありますよ…。ジーン兄様、興味あるんですか?」

「ある!アレ凄かったからな。」


私の客室に移動して

「ジーン兄様は、立ち技と関節技どっちが良いですか?」

「何?立ち技と関節技って。」

「えーっと、立っている状態の技か寝てる…関節を痛めつける技で大体相手を倒した後の技かな?」

「あーそういう事。さっきのが立ち技ってやつか。んじゃ、関節技にしよっかな。」


さっ、ということでジーン兄様のリクエストにお応えしましてプロレス技講座を始めたいと思いまーす。

今回は『関節技』をご希望なので……簡単なところからかしらねぇ〜。

「じゃあジーン兄様、ベッドにうつ伏せになって下さい。」

「りょうか〜い。こんな感じ?」

「はい。あっ、もしギブアップならタップ、ベッドを叩いて下さいね。まずは、相手がうつ伏せに倒れたら……よいしょ……相手の両足を、自分の脇の下にそれぞれ挟みます。そのまま相手の身体をまたいで腰を落とすと……。」

パンパンパン。

「ギブ、ギブーー。ジョー……折れる。腰……ヤバ…い。」

「…これが、逆エビ固めです。大丈夫ですか?」

「ハァ、ハァ……危なかった。」


一旦休憩でアイスティーを飲む。

「アレはヤバいな。きいたよ。」

「関節技は、他にも腕関節、脚関節、首関節とありますよ。」

「へぇ〜色々あるんだな。ちなみに腕は?」

「簡単なやつだと…腕を貸して下さい。手首をこうひっくり返すと……。」

「痛たたた…。」

「手首固めです。で、これの派生系が……仰向けになって下さい。」

「えっ……。マジで?」

「はい、大丈夫ですから。」

ジーン兄様がまたベッドで仰向けになり、私を不安そうに見てくる。

「相手の腕を自分の両脚で挟んで固定して同時に親指を天井に向かせる形で手首を掴みます。」

「うん?何ともないよ?」

「で、腕を反らせると……。」

「ギャーーーーー。ジョーーー。ギブ、ギブ。折れる…腕……千切れるーー。」


バンッ。


「どうし……た。って、何やってんだーーー!!」

「「あっ……。」」

そこには炎を纏う不動明王のように怒っているノエル兄様がいた。詰んだ……。


「何でさっき怒られたのに、また繰り返すのさ?ジョーは女の子って自覚ある?ワンピース着てるのにさー、いくらジーンだからっても男の腕を脚に挟むなんて。ジーンもジーンだ。何で危ないことジョーにさせるのさ。だいたいねーーーー」


この後、ノエル兄様にありがたいお話 Part.2を小一刻間ほど頂きました。

ジーン兄様のリクエストを受けただけなのに……。

あっ、でもスカートじゃなくてパンツスタイルならOKかしらね?




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