↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コミカライズ連載中【WEB版】享年82歳の異世界転生!?〜ハズレ属性でも気にしない、スキルだけで無双します〜《第11回ネット小説大賞 金賞受賞》  作者: ラクシュミー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

114/571

114.vs 酔っ払い

プロレスは、新日とWWEが大好きです。

「あっ、ここ。俺のオススメの刺身が美味い店。」


ガッツさんに案内された店は、とても賑わっていた。昼時なのに、すでに地元の若者たちが酒盛りをしていた。

「おう、ガッツじゃねか。久しぶりだな。ガッハハハ、なんだお前幼児趣味か?えらい可愛い子達連れてんじゃねーか。」

「オマエもこっち来て呑めや。俺の酒が呑めねーわけじゃねーよな?」

いかにも酔っ払いが絡んでくる。その1人がフラフラとジョアンの側に寄ってきて

「なぁ〜お嬢ちゃん、酒注いでくれや。できんだろ?そんぐらい。」

私の肩を抱き寄せようとしたところ、隣にいたザックが酔っ払いの腕を取って捻る。その間にサラとアニーは私を引き寄せる。その3人を庇うようにキラさんが前に出る。

「お嬢様に気安く触らないで頂けますか?」

ザックはにこやかに話しているが、目は笑っていない。


「痛ててて、お前なんだ。ガキのくせに生意気なんだよ!ペッ。」

腕を取られていた酔っ払いがザックに文句を言い、唾を吐く。唾を避けようとザックが隙を見せた瞬間に、酔っ払いがザックを殴る。殴られたザックは、近くの机まで飛びぶつかり気を失った。

「「「ザック!」」」

「おい、いい加減にしろ!子供に暴力振るうなんて。」

ガッツさんが止めに入るも酔っ払いに胸ぐらを掴まれる。

「偉くなったもんだな、ガッツ。弱虫だった奴が俺らに意見が言えるようになるとはよー。」

「お、俺は昔とは違う。変わったんだ。」

「うるせーな。図体ばかりデカくなっただけだろうが!お前はオレらのパシリで十分なんだよ!」

ガッツさんが殴られる瞬間にキラさんが酔っ払いの腕を止める。

「止めろ!酔っ払いが!」

酔っ払いはキラさんの手を外そうとしても中々外れず、ガッツさんを掴んだ手を外した。


「きゃっ。」

ガッツ達を見ていて、背後の気配に気付かなかった私が他の酔っ払いに捕まった。

「「「「お嬢様!!」」」」

「この子供に傷を付けたくなかったら大人しくしろ。」

そう言われて、ガッツさんもキラさんもなすすべなく酔っ払い達に殴られる。

「ガッハハハ、ざまーねーな。」

私を捕まえている酔っ払いが笑う。


私が捕まったせいで、ガッツさんもキラさんも抵抗出来ない。どうしたら……あっ、昔テレビで見た護身術。アレ、出来るかしら?首に腕が巻き付いてるから、その場合は確か……。


ガブッ。と噛んで「痛っ。」

緩んだところで、頭突きガンっ。「ううっ。」

で、脱出。よし!脱出成功!!

酔っ払いから距離を取る。


「こんの、クソガキーー!」

私を捕まえていた酔っ払いが、再び捕まえようと向かってくる。私は、その酔っ払いに向かって走り、近くにあった椅子を踏み台にし飛び上がる。空中で相手の首へ自分の片腕を巻き付け、そのまま自分の体を倒しながら相手を後ろに押し倒した。酔っ払いは背中と後頭部を打ったようで気絶している。

決まりました、ダイビングネックブリーカー!!伊達にテレビでプロレスを何十年も見てないわよ。

ありがとう、緑のパンツのM沢様〜。


ガッツさん達は、酔っ払い達が私が逃げたことに驚いた隙に形勢を逆転させて、すでに捕縛していた。サラとアニーもザックを介抱し、ザックを支えて立ち上がっていた。そして全員が私の行動の一部始終を見ており、驚きのあまり言葉を失っていた。ガッツさん達に捕縛された酔っ払い達も、周りの野次馬や店員も驚いて口をポカーンと開けている。

「えっと…。みんな大丈夫?」

可愛く首を傾げて聞いてみる。


「「「「「お嬢様!何してるんですかー!」」」」」


その後、他の私兵団によって酔っ払い3人は連れて行かれた。ガッツさんによると、通常は酔いを覚ました後話を聞き罰せられるそうだが、今回は私に危害を加えたという事で、そのままお祖母様の元へ連行されるらしい。……その酔っ払い、大丈夫かしら?


そして私達は……

「いや〜、お嬢ちゃん。凄いな、おじさんビックリしちゃったよ。おぉー、コレ食いな。おじさんの奢りだ。」

「お嬢ちゃん、何か鍛えてんのか?」

「ガッツもそうだけど、兄ちゃんも強いな!いいガタイしてるからなぁ〜。」

「小僧、格好良かったぞ!!」

と、色んな人達から称賛の声をもらい、色んな料理を奢ってもらっている。店の店主からも

「本当にありがとうございます。こちらも、あの3人には毎度困ってまして。お代は結構ですので。もちろん、食べられない分はお持ち帰り出来る様に致しますので。」

と言われてしまった。


「ザック、痛い所ない?」

「後頭部ぶつけて、ちょっと痛い。」

「痛いの痛いの飛んでけー(【ファーストエイド】)」

「ん、ありがとう。」

次は、ガッツさんね。

「ガッツさんも、痛いの痛いの飛んでけー(【ファーストエイド】)どう?」

「ん?あれ?痛くない……。お嬢さん、すみません。情けないところ見せて。昔、俺、アイツらにパシリにされてて……恐喝やら盗みをさせられてて……。」

あぁ〜、さっき話してた若気の過ちのことね。

「その時、私兵団に捕まってーー」

「昔のことは昔のことで良いんじゃない?今どうあるべきかでしょ?今は私兵団として頑張ってるんだもん。」

「お嬢さん……ありがとうございます。」

「ううん。それより、ガッツさんのオススメだけあって刺身美味しい!!連れて来てくれて、ありがとう。」


「ジョアンって、やっぱり色々規格外だよな。」

「ええ、そう思います。普通、逃げたのに自分から捕まえていた相手に向かって行きます?」

「しかも、何ですかあの技。初めて見たんですけど……。」

「うんうん、俺も初めて見た。あんな技どこで覚えたんだ?」


「……まぁ、ジョアンだから。」

「「「うん、ジョアンちゃんだからな。」」」


皆んながそんなことを話してるなんて知らず、私は海鮮三昧を楽しんでいた。



ブックマーク&評価をお待ちしております!


評価はページの下にある【☆☆☆☆☆】をタップして頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
★好評発売中★

html>
書籍情報はこちらから
★マグコミ様にてコミカライズ連載スタート★

html>
マグコミはこちらから
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。