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コミカライズ連載中【WEB版】享年82歳の異世界転生!?〜ハズレ属性でも気にしない、スキルだけで無双します〜《第11回ネット小説大賞 金賞受賞》  作者: ラクシュミー


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105.地産地消

いつも読んで頂きまして、ありがとうございます。


ランチが終わり、ロンゲスト家は荷造りの為に客室へと戻り、残りはリビングへ移る。

料理について聞きたいとエイブも呼ばれる。

「さて…さっきの甘露芋を使った料理だが、一般的に作れるものなのかい?」

と、お父様がエイブさんに聞く。

「はい、さほど難しい調理方法ではありません。お嬢の説明でも、わかりやすいです。」

「そうか。ジョアン、レシピを公開しても良いかい?」

「はい、もちろんです。これで地産地消になるのであれば。」


「「「「「「「「地産地消?」」」」」」」


あら?グレイやお祖父様も首を傾げているわ。

異世界(こちら)では言わないのかしら?


「えーっと、その土地で作られたものをその土地で消費することです。

農家にとっては、流通経費の節減で収益性の向上が期待できますし、直接販売することで加工・調理品も、場合によっては不揃いな物も販売可能になります。お客様にとっては身近な場所から、新鮮で、より安価な農産物を得ることができます。」

「なるほど、確かに農家にとっても領民にとっても良い事だな。それに、甘露芋だけではなく我が領で生産しているもの全般に当てはまる。」

と、お祖父様は私の説明に納得する。

「しかし、父上、領民だけで消費するにはたかが知れています。それを生産品全般となると…。」

と、お父様は懸念していることを伝える。

「あのぉ、お父様、お祖父様。提案なのですが生産品で料理やお菓子を作り我が領の名物にしたらどうでしょう?」


「「名物?」」

「はい、料理店や宿屋、お菓子屋などで、地産食材を活用した特徴のあるメニューを提供することで、地元民や観光客を集めることができるのではないですか?

地産食材を利用することで、流通経費の軽減につながりますし。」

「確かに。冒険者も多く出入りする我が領で、名物料理を食べ、その料理について他の冒険者にも話せば、名物料理目当てで訪れる冒険者も増える。」

と、ノエル兄様。

「冒険者は宿屋に泊まるもんな、そうすれば宿屋も儲かるし、酒も飲むだろうから酒屋も儲かる。」

と、ジーン兄様。

「そうねぇ。商人達も出入りしているから、買付して他で販売すれば、我が領の宣伝にもなるわ。」

と、お母様。

「それは、農作物だけでなく海産物にも言えるわね。海産物を使った名物料理を食べに来る人も増えるし、何かしら加工すれば、他でも販売できるし。」

と、お祖母様。

「うん。ジョアンの言う通り、地産地消を軸にすれば我が領が豊かになるわい。」

と、お祖父様。

「父上、あれこれやっても大変ですよ。まずは甘露芋農家に打診してみましょう。グレイ、連絡をしてもらえるかい?予定がない今日であればいつでも良いし…都合が悪ければ希望日を教えてくれるように。」

「かしこまりました。失礼致します。」

と、グレイはリビングルームを去って行った。


「エイブ、ジョアン、申し訳ないが農家が来た時に先程の料理を出してもらいたい。その際に、料理の説明もお願い出来るかい?」

「「はい。」」

エイブさんと私は目配せをして、返事をする。

「それから、ジョアン。もし、これで甘露芋農家の懸念が解消された場合、他の地産食材に関しても一緒に考えてくれるかい?」

それは、私に仕事を、役割をくれるって事かしら…。

「は、はい!頑張ります。」

元気の良い返事をする私に、みんなが優しく微笑む。



*****



「じゃあ、お父様お母様、お先に失礼致します。お兄様、お義姉様色々とありがとうございました。ノエル、ジーン、また王都でね。ジョアンちゃん、今度は王都のロンゲスト家に遊びに来て、絶対よ!」

と、ジュリエッタ叔母様が私を強く抱きしめる。

「は、はい…ジュ、ジュリー姉様…。わ、わかりました…から……く、苦し…。」

「母上、そこまでー!ジョアンが潰れてるってー!!」

ヴィーが叫ぶ。

「ありがとう、ヴィー。春から学院で頑張ってね。」

「おう、頑張るよ。また遊びに来るから、美味いもの作れるようにしておけよ。」

「ジョアン、鍛練怠るなよ。体幹トレーニングもな。」

と、アラン兄様が私の頭を撫でながら言う。

「はい、アラン兄様。頑張ります。」

「じゃあ、義父上、義母上、義兄さん、義姉さんお世話になりました。ノエル達もありがとね。今度遊びにおいで。じゃ、また。」


そして、ロンゲスト家は我が家のどこでもドア(と言っても、行けるのは王都のランペイル家の屋敷だが…。)で、帰って行った。そこから、ロンゲスト家に帰るそうだ。



あー、アラン兄様もヴィーも帰っちゃったわねぇ〜。

私は孫と同居してたからわからなかったけど、銭湯友達の恵美さんの言ってたように孫が帰るとこんなにも寂しいもんかねぇ〜。

まっ、2人は孫ではなく従兄弟だけどねぇ〜。

次はいつ会えるかしらねぇ〜。



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