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コミカライズ連載中【WEB版】享年82歳の異世界転生!?〜ハズレ属性でも気にしない、スキルだけで無双します〜《第11回ネット小説大賞 金賞受賞》  作者: ラクシュミー


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103.地域活性化

それから、しばらく魔物のことや、団の裏話を聞きながらお茶をしていると、応接間にお祖母様が戻ってきた。

「有意義な時間が過ごせたようね。ジョアン。」

「はい、お祖母様。皆様に色々とお教え頂きました。」

「そう。皆様、ジョアンの為に本当にありがとうございます。」

「いえいえ、とんでもございません。ジョアン様のお役に立てたのなら光栄ですわ。」

と、オリビア。

「えぇ、こちらも久々に旧友と会えましたし、ジョアン様との時間も本当に楽しいものでしたわ。ありがとうございます。」

と、エマ。

「また、何かありましたら遠慮なくお申し付けくださいませ。」

と、ソフィア。



*****



ーーーアフターディナーティータイム。


「で、ジョアン。今日、元団員の女性たちの話を聞いてどうだった?入団はやめるかい?」

と、期待を込めてお父様が聞く。

「いいえ、お父様。皆様にお話を聞いて、さらに入団したいと思いました。」

「あーあ。そ、そうか。色々話を聞けて良かったな。」

お父様は私の返答に項垂れ、他の家族は予想通りだと頷く。


「あっ、お祖父様に頼まれていた干し芋出来ました。」

と、ストレージから干し芋を取り出す。

「おっ、そうか。助かる。」


「「「「「「「「干し芋?」」」」」」」」

あっ、そう言えばお父様たちに話していなかったわねぇ〜。

「えーっと、蒸した甘露芋を乾燥させた物です。」

「父上が頼むぐらい美味しいんだね?それは。」

「食べます…よね?……どうぞ。」

自分用に残しておいた干し芋をストレージから出してテーブルの上に置く。


モグッ。


「ほんのり甘くて美味しいわぁ。これは砂糖を使っているのかしら?」

と、お母様が聞く。

「いいえ、甘露芋本来の甘さです。」

「これも、効果は凄いのかしら?」

と、ジュリエッタ叔母様。

「……はい。先に言っておきます。きっと驚くかと…。」


「「「「「「「「「「えっ!?」」」」」」」」」」


「いいですか?いきますよ。【サーチ オープン】。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


[干し芋]

蒸した甘露芋をドライフルーツにしたもの。

長期保存可能。


効能:むくみの解消。高血圧の改善。便秘解消。

   老化防止。シミの予防。疲労回復。

   貧血予防。冷え性予防。


食べ方:そのまま食べても美味。

    炙ったらもっと美味。

    ダイエット中の甘みの補給におすすめ。

    ただし高カロリーなので食べすぎ注意!


補足:ジョアンがスキルで乾燥させた為、

   効果が通常の3倍増し(今のところ)

   美容目的には、もってこい!!

   高カロリーの為、非常食にももってこい!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あららら、皆んな固まっちゃったわねぇ〜。

だから、先に驚くって言ったのにねぇ〜。

「こ、これは…今までのドライフルーツの効能が全て入っているような物じゃないか…。凄いな…。」

と、お父様。

「ねぇ〜ジョアン。これはスキルを使わなくても作れるの?」

と、お母様。

「はい、作れます。蒸した甘露芋を天日干しにすれば。その際、スライスしてからの方が乾きやすいですけど。」

「ねぇ、スタン。これで、甘露芋農家の悩み解決なんじゃない?干し芋を作って販売に繋げることも出来るし、非常食にも有効ならば遠征にも持って行けるんじゃないかしら?」

と、お母様がお父様に提案する。

「甘露芋農家の悩み?」

私は気になりお父様に聞く。

「あぁ、甘露芋は焼くか蒸すぐらいしか食べ方がないから売れ残ったら、飼料にするしかないんだよ。それで農家から、どうにか出来ないか相談されていてねぇ〜。」

「えっ?料理やお菓子にはしないんですか?」

「ん?料理やお菓子?甘露芋の?」

と、お祖父様が聞く。

「えっ?色々とありますけどーー」

「リンジー、明日帰る予定をもう少し延ばそう。ワシも食べたい!」


「「「「「「「「「はーーーっ!?」」」」」」」」」

「そんなぁ〜お父様、お母様ずるいわ。私達も食べたいけれど、明日には帰らないといけないのに!!」

と、ジュリエッタ叔母様が口を尖らせて言う。

「ジュリー姉様たち、明日の何時ぐらいに発つ予定ですか?」

「遅くても明日の夕方には……もしかして?」

「では、明日のランチにでも甘露芋を使った料理を作りますね。」

「やったーー。ジョアンちゃん、大好きー!」

喜びのあまり、力を込めて私を抱きしめるジュリエッタ叔母様。

「……く、苦しいです。ジュ、ジュリー姉様…。」

「母上、母上、ジョアンが潰れるー!」

ヴィーが助けてくれて、ようやく息をつくことが出来た。

「ごめんなさいね、ジョアンちゃん。つい嬉しくて。」

「いえ、大丈夫です。お父様、明日食べてみて判断されたらどうですか?甘露芋の活用が色々あれば、農家さんも困らないと思います。」

「そうだな。じゃあ、明日お願いするよ。で?父上は食べたいが為に滞在を延ばすのですか?」

「か、甘露芋農家の為を考えて、残るのじゃ!長年、我が領で頑張って支えてくれている者たちだからな。農家の為じゃ。」

と、言い張るお祖父様を皆んなジト目で見る。



甘露芋…さつまいも料理、何を作ろうかしらねぇ〜。メソが普及していれば、さつま汁もありだけれど今回は無理よねぇ〜。

ん〜、サラダ、コロッケ、グラッセ、バター炒め、ポタージュ…色々あるわよねぇ〜。お菓子だと、スイートポテトにポテトチップス、大学芋、ケーキ、クッキー…何でも出来るのに、誰も思いつかないのかしらねぇ〜。

これで、領民の助けになるならいくらでも頑張れるわ。地域活性化!頑張ろーー!!




誤字脱字の報告、ありがとうございます。

ブクマやポイントでの応援、とても励みになっております。

 ╰(*´︶`*)╯♡がんばります

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