それからのプロローグ
このページがラストです。
最後までお楽しみ下さい。
タワーマンションのエントランスを出たところで恭平は立ち止まる。
「?!」
誰かが呼びかけたような気がした。
(真奈?)
さっき見送ってくれた義姉の姿が脳裏に浮かぶ。
「……」
最近、ふとした時に彼女の事を思い出している自分がいる。
(意識しちゃいけない。あの事は二人の秘密にする、墓場まで持っていくって約束したじゃないか)
すると心の中で、
(真奈の想いをなかった事にするな。応えてやらなきゃダメだ)
そんな思いがよぎった。
(でも、それは……)
「お前がやらないなら、代わりに俺がやる」
(えっ!!)
今度はハッキリと声が聞こえた。
(なんだ、今の?!)
立ち尽くした恭平だったが、奈美とのデートの時間を思い出し慌てて走り出した。
(何を迷ってる? 僕の恋人は奈美だ。真奈は僕の義姉だ。二人とも僕にとって大切な人なんだ。二人を真っ直ぐ見つめて一生懸命、彼女達に相応しい愛し方をすれば……それでいいじゃないか!!)
風を切って走る恭平の耳にまたどこからか声が聞こえる。
「俺は諦めない……」
その声を振り払い、奈美との約束に遅れないように、香澄恭平は足早に街を駆け抜けて行くのだった。
ー終わりー
この度は拙作を最後まで読んで頂きありがとううございます。
読むに堪えない部分ばかりだったと思いますが、今後も皆さんに楽しんでもらえるよう活動していきたいと考えています。
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