やられたらやり返す、利用なんてされない。
空間が通常に戻る
燈は空を見上げたーー
燈「ねぇ務露首、助けてなんて言ってないよね?」
務「はい、仰ってはいません。」
燈「余計なことしないでくれる?」
務「その凛々しい瞳も、素敵です、我が主」
燈「…………話、聞いてる?」
務「はい、聞いてます、最近の我が主は、一段とお美しいです、そのオッドアイの瞳も、麗しい……」
務露首の目はいつもと違って、変態の文字が書いてあるような目をしていた。
燈「はぁーもういいから、とりあえず私学校に戻るからね」
務「はい、行ってらっしゃいませ、燈様」
務露首は、頭を深く下げて、燈が行くのを地面を見ながら、待っていた、燈が見えなくなってから、頭を上げると、ニヤリと不敵な笑みを零す
燈は、イヤリングの事を思い出し、朝顔に連絡した
スマホを取り出すと、朝顔にメッセージを入れる
ーねぇ朝顔、イヤリングつけてる?ー
ーつけてるけど?どうしたの?ー
ーううん、何でもないー
ー?今日遅刻?ー
ー遅刻じゃないけど遅刻。双子のせいでー
ーはぁ?とりあえず早く来なよ?ー
ーはーいー
燈は、メッセージをした後、動きを止めた
朝、朝顔に、イヤリングの通信気で通信したら
あのムカつくビャッカって女が出たのよね?
何故、朝顔はイヤリングを持ってるの?
あの双子の空間だから、自由自在とか
あー、それかもしれない、だから、渉、グラッド・シエル・ヒーラー?だっけ、使ったんだ……なるほど……
燈が整理していると、いきなり、抱きしめられる。
燈「!!渉?」
渉「無事でよかった。」
燈「無事だよ?務露首は訳わかんなかったけど。」
渉「…………」
燈「どう、、、、したの?」
渉の抱きしめる力は強くなるーー
燈「ちょっと、渉?!」
渉「今回の、狐の封印…………断るか」
燈「え!?」
通行人に抱きしめられてるのを見られると思い燈は、渉を少しだけ離す。
燈「少し、話そう渉」
渉「…………ああ。」
2人は、沈黙のまま、ベンチに座る
ああ、今日も最大に遅刻確定だと、燈は、内心泣いていた。
渉が、ゆっくりと話始める
渉「あの時の約束覚えてるか?俺が四葉様の力を使ったら別れるって約束」
燈「!!覚え、、、て、る」
渉「今回、封印するのは、大妖怪。」
燈「うん。」
渉「その力が必要かもしれないって事だ。」
燈「、、え、、」
燈の顔は一瞬にして青ざめる。
渉「ブラキに言われて、四葉様の力の事もバレてた事を知った」
燈「つまり、あの双子って、私達を利用しようとしてるって事?」
青ざめてたはずの、顔色は、一気に怒りへと変わる燈
渉「そう、その可能性がでかくなってきた」
燈「…………」
渉「だからこの封印は、断ろう」
燈「簡単に断れればそれでいいけど、利用するって事はだよ?断れない可能性もある。」
渉「そうだな、その時は」
燈「力使ったら別れるって言ったよ?」
渉「……分かってる。」
燈「……何とかしてみせる、私が」
渉「何とかってどうやって」
燈「その時が来ないと私だって分からない!けど」
燈は立ち上がると、真剣な表情をしたーー
燈「私達を利用しようとした事、後悔させてやろうじゃん?ブラキとビャッカ、やられたらやり返すのよ!」
燈はニヤリと笑って、渉の顔を見た。
渉は、燈に一生ついて行く覚悟を決めたーー。




