小川の周りに素敵な花を、描こう
ーー四季座ーー狐の里ー
朱雀「すげー本当に狐がいっぱいいる」
朱雀はキョロキョロ辺りを見渡す
朝顔「なんで、狐の尻尾の本数が違うの?」
烈「狐はな、尻尾の本数によって、位が違うと聞いたことがある」
朱雀「へぇーで、親玉さんは、何本なんだ?」
燈「九尾の狐、九本」
烈は、とりあえず話の間に入り、その話を終わらせる
烈「ここにいる間は、服に羽をつけとけ、で、背中にある羽は閉まっておけば、大丈夫だ。」
渉「羽根を閉まうってどうやって?」
烈 「意識を背中に集中させると、羽がスッと小さくなる」
燈達は背中の羽をスっと閉まう
燈は、何かを思い出したかのように、スマホでを持って、タッチペンを取り出すと、花を描き始めた
朝顔がその様子を覗き込み
朝顔「何してんの?」と、問いかけると
燈「やばい、忘れてたの、前椿と会った時、花の苗を買ってこいって言われてたの」
燈は、スラスラ花の絵を描くと、燈の能力を使い、スマホの中の絵をタッチすると、スマホから花が出てきた。
燈「スコップとかも描くからさ、ちょっとみんなで花植えてーほら、そこの狐達も一緒に」
狐も、恐る恐る近づいて、花を持つと、小川に沿って花を植え始めた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ݁
「椿様!!」
1匹の狐が椿の元へやって来た
この狐は、3本尻尾がある。
「どうした」
「椿様、四季座の管理者の方と、数名の天狗が、狐の里へ来ていて、花を植えてます!」
椿の耳はピンと、立った。
椿の狐の耳は嬉しい時に立つ、悲しい時は、その耳がヘタる、耳によって、感情が分かるため、表情を変えない時もある。
「あの約束を覚えていたとはな」
椿は、部屋から出て、小川の方へと向かったーー
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
渉「よし!だいたい植え終わったな」
朝顔「綺麗な小川になったわね、やるじゃん燈」
燈「えへへ、そうでしょ?」
烈「でも何故花を買ってこいと?」
燈「……」
燈は、座敷わらしの事を思い出して少し切なそうな顔をする。
燈「綿菓子がね、管理者だった時、この狐の里に、花を植えてたんだって、椿が言ってたの」
渉「管理者の仕事を務めたって訳だな」
渉は、優しく微笑むと、燈の頭を撫でた、燈は、安心したように、ニッコリと微笑む。
その笑顔を見た朱雀は、チクッと心が痛かった
俺、まだ燈のこと好きなのか?
「燈」
名前を呼ばれて、振り向くと、九尾の狐の女が立っていた、その女の周りには、赤い目をした狐が浮遊している
「椿、ほら、小川綺麗にしておいたよ?」
燈は、四季座の管理者の顔になっていた
作業をし終えた、満足そうな表情で、笑った




