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怠惰魔王と兄姉勇者  作者: saltcandy
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神様が疲れているらしいそのせいで僕はダンジョン作り

気が向いたら書くそんな小説です。

「こんにちは、皆さん。」


そんな声が聞こえた。目を開けるとそこには黒色の円卓と僕が座っているのを合わせて計八つの椅子があった。

そして、その椅子には僕意外の人間が七人座っていた。そして、六人は困惑の顔をし、一人だけ銀髪の少女が微笑みながら僕達を見ていた。


「突然ですが貴方達は魔王と神になってもらいダンジョンを作ってもらいます。この世界最初の魔王です。因みに拒否権はありません。」


僕は、驚愕を隠せなかった。それは、他の人達も一緒だった。

しかし、僕は声が出せなかった。ほかの人達も同じだ。


「私の力で声を出す事は出来ません。それでは、話を続けます。

私は、この世界の神の一柱です。現在、この世界には神が私ともう一柱しかいません。私達以外の神はつい数日この世界に飽きてしまった為新たな世界を作る為に引っ越ししました。

その為、深刻な人材不足です」


あっ、なんとなく察した。つまり、僕達に神になってもらいこの世界の管理をして欲しいとかそういう事だろう。


「そこの青年が考えている通りです。貴方達には、神になってもらい世界を管理してもらいます。

しかし、それだけではなく魔王として人類を害する者としていてもらいます。」


はい!?何故、人類を害する必要があるのか疑問に思える。それに、何故僕達なのか。僕は、確か普通の高校生のはずである。日本の・・・


あれ?僕が何者なのかを思い出せない。日本で高校生として生きていた事は覚えている。なのに、その他の事は一切分からない。名前すらもだ。


「まず、人類を害して欲しいという事ですが。之は、他の神と成る存在を生み出して欲しいというのと、人類を殺す事で今迄滞ていた魔力の流れを作って欲しいのです。


また、貴方達を選んだ理由ですが貴方達が私が与えるスキルと一番相性がいい為早くに神になってもらいます。


此方側の配慮として、知識以外の記憶を消しておきました。また、人間を殺すという事の罪悪感が無くなりました。


あっ、そこの金髪の青年がスキルについて疑問に思っている為現在の世界についてご報告します。

現在、あの馬鹿迷惑な神達の置き土産としてゲームやラノベに出てくるようなスキルやステータスまた、魔法が存在しています。そのせいで、更に管理が難しくなったというのに!本当に今度会ったら一億年程ずっと立ったままの刑に処したいですよ!


他にも、貴方達に神になってもらいたい理由ですが。管理が成功した時にあのゴミ野郎共(神達)が戻ってくるでしょう。そして、奪ってくると思います。丹精込めて管理してきた物を奪うでしょうね!奴らは!そして、散々引っ掻き回した挙句また捨る!ここまで分かってしまう自分が腹たらしい!


嗚呼、脱線しましたね。それでですね、その神たちが戻って来たら貴方達にはその神と戦ってもらいます。大丈夫です!奴ら今迄戦争何て見るぐらいしかしてませんし!まぁ、それなりに強くなってもらいますからね。」


相当怒りが溜まっているのか周りの空間が大きく揺れる。

それにしても、その神達はなんとまぁ無責任なんだろうがと思ってしまう。


「さて、貴方達にはこれから名前を与えます。といっても適当ですが。


まず、そこの白髪の紳士の様なご老人貴方は憤怒のロート、


そして、赤毛の貧乳女性貴方は強欲のオール


眠たげな顔をするそこの黒髪の青年は怠惰のヴァイス


馬鹿そうなそこの金髪の青年は傲慢のズィルバァ

オールを見て優越に浸っている女性は嫉妬のシュバルツ


寡黙そうな黒人の男性貴方は暴食のケルプ


最後にこの中で一番巨乳な貴方は色欲のプヒィルズィヒです。


嗚呼、私はそうですねサマエル何てどうでしょうか?」


僕はこの時から怠惰のヴァイスとなった。




「さて、貴方達もそろそろ口を開いてもらいましょうか。パチン」


サマエルが指を鳴らすと僕達は口を開くことが出来た。


「さて、これからよろしくお願いしますね。」

「少し待ってくれんかの。儂等は、突然の事でまだ整理出来ていないと思うのじゃが。」

「大丈夫です!神になったことにより普通の人と違う魂となったので。」


初老の男性ロートさんが声をかける。とても威厳がある声だ。


「まず貴方達には管理者スキルを四つ取ってもらいます。管理者スキルとは世界を管理する者が持っているスキルです。一つは、貴方達は既に七つの大罪スキルを持っていますから残り三つです。此方はガチャで決まります!さぁ、どうぞ。」


サマエルさんは、何処からとも無くガチャガチャを見持ってきた。


「俺からいくぜ!」


とサラサラの見た目だけなら爽やかな金髪緋目の青年ズィルバァが名乗りをあげる。


「おや、馬鹿そうな金髪君が行くのかな?うふふ。」

「はっ、はい!」


すると、緑色の目に茶髪の長い髪の巨乳の女性プヒィルズィヒがズィルバァに声をかける。ズィルバァは、一瞬で固まった。それを皆で暖かい目で見た。


「いいのこい!」

「どれも同じ様なものですよ。」


そして、ガチャガチャから三つの光が現れ彼に入る。


「貴方の管理者スキルは、傲慢・地獄・裁き・炎です。」


サマエルさんが何を取ったのかを伝える。


「それじゃあ、次は私が行くわね。」


とプヒィルズィヒが扇情的な服を着てガチャガチャに向かう。


「チッ、牛女めが。」


と赤毛の僕と同じ位の銀色の目の少女オールが呟く。


「貴方の管理者スキルは、色欲・愛・美・風です。」

「ふふ、愛と美ね。」

「この私が次は行くわ!」


とオールが言った。やけに自信満々だ。


「きっと私にピッタリな能力が来るわ!」

「貴方の管理者スキルは、強欲・武・冒険・氷です。」


完全な武神とかそういう系だ。


「それじゃあ、次は僕がやるね。」


次に自分が名乗り出る。ガチャガチャに手を伸ばす。そして、回す。

光が体の中に入ってくる。何処か暖かいものが入ってくる。


「貴方の管理者スキルは、怠惰・魔法・知識・星です。」


そして、頭の中にどういったスキルなのかが分かった。


「次は、俺がやらせてもらう。」


自分の次は黒髪の長髪の二十代の黒人の男ケルプだ。

それ以外喋らずゆっくりとガチャガチャをまわした。


「貴方の管理者スキルは、暴食・大地・恵み・生命です。」

「それでは、次はあたしがさせて貰うは。」


次は、長い金髪に青い目の女性シュバルツさんだ。プヒィルズィヒさんを睨みつつガチャガチャに向かう。


「貴方の管理者スキルは、嫉妬・海・天候・水です。」

「最後は、儂かの。」


そして、最後にロートさんがガチャガチャに向かう。


「貴方の管理者スキルは、憤怒・空・天国・魂です。」


こうして、僕達の管理者スキルは決まった。


「次に、貴方達のダンジョンの場所ですが生きていた場所がいいだろうかと思いましてそれぞれの住んでいた地域の近くにしました。

後、管理者スキル以外のユニークスキル・スキルは、ダンジョンに行ったらステータスと唱えて確認してください。

また、私達間の連絡の取り合いは何時でも可能です。それでは。」


僕達は、次の瞬間気を失った。



「うっ、うん?」


僕は目を覚ました。どうやら山の頂上にいるらしい。

自身の服装は、何処にでもありそう学生服である。髪は、黒で若干跳ねている。


「さてと、本当に正しいのかな?《ステータス》」


すると、目の前に紫色のウィンドウが現れた。僕は、それを見る。



name ヴァイス Lv1

種族 魔王(神)爵位・公爵

体力50000000

筋力30000000

俊敏力60000000

知力200000000

魔力200000000

管理者スキル

怠惰之管理者

魔法之管理者

叡智之管理者

天文之管理者

ユニークスキル

ダンジョン作成

閲覧

限定念話

眷属召喚

眷属化

神器作成

隠蔽

スキル

高速思考Lv10

並列思考Lv10

並列意思Lv5

高速演算Lv10

棒術Lv1

魔纏Lv10

魔力操作Lv10

魔力回復Lv10

空間把握Lv10

称号

人類の敵・魔王・ダンジョンマスター



「これは、凄い。」


素直な感想としてはそれだと思う。全てが一千万オーバーで魔力と知力に至っては二億である。

また、魔法系スキルが無いのは魔法之管理者に統合されているからだ。僕は、全ての属性魔法が使えることになる。

僕は周りを見回す。すると、一つの本を発見した。木々が生い茂る中にポトリと落ちていた。

僕は、それを拾ってみる。


「なになに、《管理者サマエルによるダンジョン本》?」


どうやら、ダンジョンについての本らしい。この本曰く、


・ダンジョンとは魔王が創り出す魔力の制御装置及び発生装置である。

魔物を作ったり、ダンジョンを改築したりする事でその周りの魔力を減らし、魔物がいる事や人や魔物を始めとした生物が死ぬ事で魔力を得る事が出来る。ダンジョンは、最初の五年は誰も侵入出来ない。


・現在、魔王には爵位があり一番上の公爵が七人、侯爵が三十五人、伯爵が七十人、子爵が百人、男爵が百四十人いる。


「多すぎだろ!」


・ダンジョンを改築・拡張したり、魔物を生み出すには魔力が必要である。魔力は、自身の魔力を迷宮に入れる方法・魔物や生物がダンジョンにいる事で魔力を得る方法・生物を殺して魔力を得る方法がある。また、魔物についてだがダンジョンで作る以外にも外からスカウトする事や人間を魔物にするという方法もある。ダンジョン魔物はそのダンジョン内では、倒されても復活する。

魔王には、眷属という自分自身の直属の部下の様な魔物がいる。他の魔物より強い。


・公爵以外の魔王は、ダンジョンをクリアされると死んでしまう。死んだ後その魂は公爵の一人憤怒のロートの手元に行く。公爵は、クリアされても一定時間ダンジョンが封鎖されるだけである。


・魔王は不老である。また、一線を画す強さを持つ。頑張れば、公爵の位まで就くことが出来る。

公爵のステータスは、平均的に一億程である。侯爵は、平均的に百万である。公爵と侯爵の間には大きな壁がある為超えるのは難しい。


「成程、つまり僕は魔術師特化型という事か。さて、次はダンジョンを創ろうか。」


僕は、再びウィンドウを出す。そして、ダンジョン作成の所を押す。


『ダンジョンを此処に創りますか?』

「はい。」


ふと、ここが何処なのかが気になった。僕は、早速知識之管理者を使う。


『怠惰の魔王ヴァイスがいる場所は、日本のS県とG県とI県の県境の山である。魔力の流れが複雑な為魔物が生まれやすい。』

「成程、そんな所か。さて、どれ程の大きさのダンジョンにしようかな。折角だから全ての魔力を使ってみよう!それに形はやはり西洋の城でいいか。」


僕は、ウィンドウに魔力を残り1になるまで注いだ。すると、僕は気絶した。



「ここは何処だ?」


僕が次に目覚めるとベットの中であった。とても気持ちが良い。このまま寝ていたほどである。

しかし、起きなければ何も始まらない為起きることにした。


「ここはダンジョンマスター部屋か。」


僕は、知識之管理者の力を使いここがどこかを調べた。


「どれ程寝ていたんだ?」


僕は、どれ程寝ていたのかを調べる。勿体無いと思うかも知れないが減るものはない為別に良い。


「約二時間程か。さて、魔力も半分ほど回復したし全体像を見てみるか。」


僕は、ウィンドウを開きダンジョンの情報を見る。僕は、ダンジョンの大きさに驚いた。


「山脈一つか二つをダンジョンにした!?しかも、城は何だよこれ!?ちょっとした山ほどあるぞ!」


2億の魔力恐るべし。僕はそう思った。まぁ、驚いてもなってしまった事は仕方ない。ほかの事を考えよう。


「さて、次は魔物を生み出すか。僕の魔物はどういう奴かな?」


僕は、眷属を作り出す為にウィンドウに血を流す。すると、ウィンドウが光り出す。


「こんにちは魔王陛下よ。貴方が我の主人でいいのか?」

「嗚呼、そうだよ。僕が怠惰の魔王ヴァイスだ。」


現れたのは青白い顔に赤い目に青みがかった髪をした吸血鬼であった。


「我は、最上位吸血鬼だ。名前はまだ無い。」

「そうか、なら名前をあげよう。そうだね、イタリア語で血サングエ何かどうだい?」

「はっ、謹んでお受けしましょう!」

「さて、もう一人から二人ぐらい作るか。」


自分は、血を再びウィンドウに入れる。また、光だす。


『こんにちは、私のマスターはそこの青年ですか?』

「うん、そうだよ。」


二体目は、巨大な脳の塊であった。


『私の種族は、ブレインです。これからよろしくお願いします。』

「そうだね、君の名前はレインでいいかな?」

「主よ適当すぎます・・・」

『私の名前は、レインですね。』

「いいのか。」

「さて、三体目にしよう!」


僕は、意気揚々とウィンドウに血を入れる。また、光だす。


「こんにちは、私の主は貴方でいい?」

「僕です。」


今回は、耳が長いだけの人間の様なもの。エルフであった!


「私の種族は、ハイエルフよ。今後共よろしく!」

「そうですね、名前はフォレだな。」

「もしやと思いますが、森の英語フォレストを省いた文字か?」

「ご名答。さて、君たちはこれから僕のダンジョンを大きくするのを手伝ってくれ。」

「「「任せてください!」」」


すると、フォレが聞く


「このダンジョンの名前は何ですか?」

「嗚呼、確か《怠惰の山城》だったかな。」



「さて、大方魔力も回復したしこのダンジョンをどの様にするかを考えようか。」


僕達は、あの後作戦会議を始めた。


「僕的には、魔物は吸血鬼達やアンデッドが近接・中距離をやりつつエルフ達が遠距離で仕留める。そして、僕とブレイン達が罠の配置や問題の様なものをやる。これでどうだい?」

『問題の様なものとは?』

「例えば、これを解かなければ次に進めないとかそういったものの問題だよ。僕には知識之管理者があるからこれを使わない手はない!」

「それでは、私は魔法の練習を頑張ります!」

「我も、近接戦の練習をしなければ。」


そして、ブレイン以外各々何処かに行ってしまう。


「さてと、ブレインダンジョンの構図はどうする?」

『やはり、城までの道のりは迷路でどうですか?』

「そうだね、罠はどうする?やはり、落とし穴は外せないね。」

『そうですね、落とし穴に毒を入れるのもありですね。』

「他にも、集団出来たら転移陣で移動とかいいかもな。」

「さて、それより戦力増強だな!」

『貴方の魔力なら余裕です。それよりも神器はどうですか?』

「う~ん、それより僕はこのダンジョンで僕の魔物以外が空を飛ぶのが嫌だね、楽」

長く書いていきたいなと思います!

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