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雑種と未来人の現代ダンジョン  作者: たろっぺ
第二章 クラン
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第二章 設定 + おまけ

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●キャラクター



※ステータスはあくまでフレーバー。

※筋力や敏捷は一般的な成人男性で『10』。軍の特殊部隊隊員で『15』。世界記録保持者や金メダリストで『20』。

※どこがとは言わない部位については、どこがとは言わない。



『矢広 耕太』

種族:ハーフヒューマン・クオーターエルフ・クオーター鬼人

霊格(LV):22 

筋力:53

耐久:53 

敏捷:53

魔力:53

異能:スクロール作成・未来視の魔眼・ヤドリギの矢

固有:変若の血潮


備考

 本作主人公。やたら複雑な種族名をしている。通称『雑種』。

 異能者として目覚めた事でエルフや鬼人の血により、見た目だけは美形。しかし、中学時代に友人達が離れていったトラウマと、世間の反異能者な雰囲気により学校ではボッチ化。

 頭脳や剣技という面では凡人だが、異能者としての才能だけは溢れている。

 現在は『魔力を帯びた紙』のレシピを作成中。1から10まで自身の手で作る場合は既に完成しているが、彼が目指しているのは『材料さえあれば工場での量産が可能な物』である。

 小鳥遊美由から送られたコスプレの自撮り写真は彼の家宝となった。



『小鳥遊 美由』

種族:人間

LV:10 

筋力:22

耐久:24

敏捷:30

魔力:21

異能:食いしばり


備考

 本作ヒロイン。100年後の未来から来た少年兵ならぬ少女兵。

 未来と言っても並行世界であり、この時代で何をしたとしても彼女の世界には何ら影響を与えない。

 異能者としては残念ながら皆無。日英以外の異能者基準でも低め。

 その代わりとばかりに、『ケニング』を始めとした人型兵器への適性が極めて高い。8年間の実戦経験もあり、パイロットとしては間違いなくエース級。

 7歳から機械化兵士として戦っていた上に未来人とあって、現代の常識に疎い。彼女の現代に対する教本は、実質井上璃子から借り受けた特撮やアニメである。

 幼少期に肉体を失ったからか、性知識はあっても羞恥心が希薄。その恋愛観は現状不明である。

 耕太の異能者としての才能を知る度に、別人であると理解しつつも『なぜあの港で死んだのですか』と疑問をぶつけている。

 稀代の英雄が犠牲となって、彼女の先祖は生き残った。実際はただの自暴自棄じみた自己犠牲だったそれに対し、美由は意味を考え続けている。

 それはそれとして、どことは言わないが『K』。どことは言わないが。

 耕太に写真を送ったのは、『罰ゲームでコスプレしたら、写真を1位だった人間に送る』という慣習を作ろうとしているから。

 別人であれどそれはそれ。先祖の恩人にして最推しの世界に1つだけのコスプレ姿を、彼女は絶対に掴む所存である。




『井上璃子』

種族:ダークエルフ

LV:18

筋力:47

耐久:39

敏捷:49

魔力:54

異能:付与魔法・雷撃魔法・呪毒魔法

固有:不明(標的から生命力と魔力を簒奪する事のみ判明)


備考

 本作のヒロイン?

 耕太達が所属するクラン『フラウ』の看板娘。璃子先輩と呼ばれているが、それはクランへの加入が数日彼らより早いからに過ぎない。年齢は耕太や美由と同じ15歳。

 自称『オタクに優しいギャル』。他称『ギャルのふりをしているオタク女子』。

 面倒見が良く、コミュニケーション能力も高い。それでいてサブカルチャーにも詳しく、ダークエルフだけあってかなりの美少女。

 もしも女子校ではなく、共学に通っていたらダース単位の男子生徒の情緒を破壊している。

 どこがとは言わないが『FよりのE』。ダークエルフになった影響で、肉体年齢は14歳。たぶん成長する。どこがとは言わないが。

 特技は料理。ただしレトロな喫茶店で出る様なもの限定。また、プログラミングも同年代より上手。ケニングの改修作業において、『分からない物は分かる様にすれば良い』と現代の最新機器を取り付ける事に成功した。



『本名:石山岩子 魂の名:ロッソ・ヴェンデッタ』

種族:ダンピール

LV:21

筋力:49 夜間:53

耐久:45 夜間:49

敏捷:51 夜間:55

魔力:51 夜間:55

異能:怪力・加速・再生速度増加

固有:不明


備考

 本作ヒロイン?ヒロインの場合その3な25歳独身。

 金髪オッドアイのダンピール。美由のいた世界では、悪逆非道の怪物として有名であった。

 未来での悪名に反し、実際の性格は中二病な事以外はかなりまとも。中立よりの善人とでも呼ぶべき人格をしている。

 彼女が魔性に堕ちたのは、『ライカンスロープの霊的災害で避難所を守り切れなかった事』と『ズメウの霊的災害で母親が避難所から追い出されて死んだ事』が原因。

 後者は本編の通り。前者に関しては、『彼女が避難所の人間を身代わりに自分だけ逃げた』という根も葉もない噂が流れ、その誹謗中傷を並行世界では受けていた。

 外界との繋がりを断ち引きこもっていた事もあり、その世界線では『アルフ』に所属していない。結果、後のズメウの霊的災害で母親を失う事となった。

 それらの事態を避ける事が出来た為、魔性へ堕ちるのを回避し、今も人間として生きている。

 彼女にとって『世界』は狭いものだったが、最近になって広がり始めた。

 どこがとは言わないが『G』。どこがとは言わないが。

『ロッソ・ヴェンデッタ』という名前は自分でつけた模様。なんちゃってイタリア語。意味は赤い復讐者らしい。

 実は学部こそ違うものの、璃子の通う学校のOGでもある。

 ついでに、所有する異能は肉体への負荷が代償なものか、常時発動のもの。ゴリゴリのインファイターである。

 日中は僅かにステータスが下がり、逆に夜間は少しだけ上がる。また、夜の間は魔力を消費して飛行可能であり、再生能力も高まっている。



『遠海虎毬』

種族:猫獣人

※ステータスは未だ不明



備考

 明るい髪色をした猫耳美少女。年齢不相応に幼い容姿をしており、クラスメイトからは『合法ロリ』と陰で呼ばれている。それこそ、見た目だけなら小学生でもギリギリ通るかもしれない。

 その庇護欲を掻き立てる容姿と、明るく丁寧な言動。何より高い社交性から、異能者としては珍しく周囲にかなり溶け込んでいる。

 彼女の正体は、公安に所属する警官である。実年齢は28歳。

『魔装』はシスター服だが、武装は日本刀。素の言動はわりとぶっきらぼうであり、休日は自室か後輩である安田の部屋でぐでっとしている事が多い。

 公安は強力な在野の異能者に対して警戒と勧誘を考えており、耕太の監視役として派遣された。

 どこがとは言わないが『B』。これが『Aより』か『Cより』かは不明である。また、そもそも『B』というのも自己申告であり、真偽は定かではない。

 本人は頑なに『アラサーで高校生とか無理だって』と上司や後輩に言っているが、むしろ見た目が幼すぎて逆に高校生を名乗るのが厳しいかと、心配されている。

 未来世界に伝わっている彼女の姿は、同期の似顔絵捜査官に書いてもらった『理想の私』が偶然後世に残ってしまった結果。

なお、遠海自身は『私のセクシーさはこの絵ぐらいある。むしろそれ以上』『絶対にフェロモン出ちゃってる。大人の女性としての』と考えている。あるいは自己暗示している。

 上司である佐藤の違和感に気づいた彼女は、その調査を開始した。



『東京の2人組』

※種族、ステータスは不明。



備考

 灰色髪の少女『百目鬼穂鶴』と、金髪の少女『金木菜々美』。

 東京で発生した霊的災害や事件に対し、類稀なる活躍で多くの人命を救った少女達。

 優れた異能者であり、冒険者。それぞれ後世に名を遺す程の実力者であるが、未成年である為個人情報は出回っておらず、美由も気づいていない。

 未来に伝わった2つ名は、それぞれ『盲目の戦乙女』と『裏切りの聖女』。

 それが何を意味するかは、まだ誰にも分からない。それこそ、未来人すらも。

 2人は幼馴染であり、非常に仲がいい。どこがとは言わないが、穂鶴は『E』。菜々美は『CよりのB』である。どこがとは言わないが。



●登場した魔物


『クレイジー・ボア』

筋力:21

耐久:23

敏捷:24

魔力:7

異能:痛覚鈍化・加速


備考

 その名の通り狂った様に突進をする猪型の魔物。見た目は子牛と見紛う巨体な事以外は、普通の猪と大差ない。

 停車していた1トントラックを、側面からの体当たりで横転させる程のパワーを持っている。ただし、これは異能を使った捨て身の一撃であり、使えば反動で骨に罅が入り、数かいで自滅する事は間違いない。

 それでも、この魔物は突進を止める事はない。



『リビングアーマー』

筋力:23

耐久:28

敏捷:17

魔力:11

異能:魔力探知(小)


備考

 中身のない西洋甲冑。実はアンデッドの一種。

 魔物の中では比較的知能が高く、連携して行動する。ゴーレム同様『名は体を表す。ならば体は名を表し、名は力である』の理論で活動しており、一定以上鎧を破壊されると消滅する。

 耕太達が初めてダンジョン内で発見したお宝は、この魔物が自分達の鎧の手入れ用にかつて使っていた物を、ダンジョンが構築した物。



『カリカンジャロス』

筋力:16

耐久:14

敏捷:19

魔力:12

異能:暗視


備考

 耕太が合同依頼にて交戦した魔物。

 ゴブリンに似た姿をしており、体格も小柄。しかしそれでも、軍の特殊部隊以上の身体能力は有している。

 現代の言語や数字を理解していないので使えない手だが、生前は本当に『3』を言えない性質で当時の言語で声をかければ逸話通り1と2を延々呟きながら停止する。



『ポレヴィーク』 

筋力:28

耐久:28

敏捷:25

魔力:22

異能:形態変化


備考

 泥を植物の根や菌糸で固めた、遠くから見ると老人の様な姿の魔物。よく見るとかなり肩幅と厚みがある。小柄なマッチョの様な体格。

 口はあるが呼吸を必要としておらず、異能により体を圧縮する事で高い隠密能力を発揮。更には斬り合いの最中に圧縮や、逆に手足を伸ばす事で相手の不意を打つ事も出来る。

 ただ、魔眼もちには魔力の流れで位置が普通に分かる。



『オーク』

筋力:45

耐久:40

敏捷:35

魔力:20

異能:痛覚鈍化・加速


備考

 身長3メートル前後の巨体。昨今の創作に出てくる姿とは違い、筋骨隆々とした肉体を焦げ茶色の体毛で覆っている。猪と巨人を混ぜた様な外見。

 異能と戦い方がクレイジー・ボアそっくりだが、武器を使う程度の知能はある。

 並みの冒険者では太刀打ちできない怪物だが、改修したケニングに乗った美由はオークを圧倒した。



『ズメウ』

近接型

筋力:50

耐久:50

敏捷:32

魔力:23

異能:怪力・硬化


魔法使い型

筋力:30

耐久:35

敏捷:40

魔力:50

異能:火炎魔法・魔力探知(弱)


備考

 竜人達の魔物。近接型は身長2メートル50センチ前後の巨体であり、魔法型は2メートル前後。

 魔法型の方が比較的知能が高いが、どちらも人間並みの知能を有する。

 近接型は古代の武術を、魔法型は近代兵器と魔法を組み合わせて耕太達と戦った。

 美由のいた世界において『ゴブリンが最初に人間の武器と戦術を覚えた』とされているが、この世界においてズメウこそが最初にそれを覚えた魔物として記録される事となる。

 なぜ2つの世界でこの記録が異なるのか。その理由は、現状不明である。



●ボスモンスター

『スコルピア』

筋力:65

耐久:65

敏捷:55

魔力:70

異能:怪力・火炎魔法・魔力探知(中)


備考

 竜人達の母にして、司令塔。

 武術、兵器、魔法を全て扱い耕太達と戦った。非常に知能が高い魔物であり、もう1カ月も時間があれば現代語を完全にマスターしていたかもしれない。

 基本的に奪った銃の手入れはスコルピアがしており、この魔物が教える形で魔法使い型のズメウ達もそれぞれ銃の整備を行っていた。

 巨大な方の前腕の体の中で特に頑丈であり、対物ライフル相当の攻撃にも耐えうる。

 飛行速度は時速にして約140キロ。ただしこれは直線を何も考えず飛んだ場合であり、戦闘時は約100キロ。

 もしもこの魔物が銃の扱いに慣れていたら。もしも耕太達の再生能力やスクロール魔法に虚を突かれていなかったら。今の彼らでは、スコルピアに勝てなかった可能性が高い。



●Q&A



Q.

耕太の考える『非異能者が魔物を認識する方法』って?

A.

カメラを2台用意して、片方に魔力の籠った和紙を取り付けます。マジカル照明弾で魔物の影を出し、それを和紙で捉えます。2つのカメラに映った映像をAIで組み合わせて、画面に影と景色を同時に映す……感じですね。

『魔物の存在を知らせる』というより、『魔物の存在を把握して倒す』為の手段って感じですね。


Q.

関東の連続殺人鬼な異能者って何者?

A.

ただの快楽殺人鬼です。

 特別な過去もなく、特別な背景もない。ただ特別な力を持った人間が、力に呑まれて悪に堕ちた。それだけです。

 だからこそ、異能者は誰でもこうなってしまう危険があるとも言えますね。


Q.

 人間が人間を殺めた場合でも霊格レベルって上がるの?

A.

 上がります。ただ、効率はかなり悪いです。強い存在程栄養、もとい経験値があるので。

 まあ、人間でも強い異能者が相手だった場合……。


Q.

 ロッソさんやスコルピアの飛行速度ってどれぐらい?

A.

 ロッソさんは単独だと直線で時速40キロぐらいですね。飛び慣れていないのと、単純に霊格がまだまだ成長途中ですので。

 スコルピアは最高で時速140キロぐらい。戦闘中は回避や狙いを定める必要があるので、100キロぐらいです。


Q.

 耕太って空を飛ぶスクロールとか作れないの?

A.

スクロール作成さん

「呪文自体は既に知っている。が、それを書き出す為の出力が足りていない。霊格を鍛えろ」


Q.

 魔力を帯びた紙を、耕太はどうして工場で作れる状態にしたいの?

A.

 戦いは数だよ!理論ですね。スクロールの大量生産に成功した暁には、とある武装が解禁されるかも……?


Q.

 魔力を帯びた紙の使用用途は?

A.

 1つ、非異能者が魔物を認識できる。ただし、その内もっと良い手段が出来るかも。

 1つ、スクロールの『簡略化』によって耕太以外でも書ける様になる……はず。

 1つ、本編非公開。


Q.

 魔力を帯びた紙を作るって、どれぐらいの難易度なの?

A.

『異能者が1から10まで手作業でやる場合』

 専用の工場でガ●ダムを建造する。

『材料の用意以外は非異能者だけでやる場合』

 その辺の工場でジ●を量産する。


Q.

 異能者としての才能の差ってなに?

A.

 魂の容量と出力ですね。

 別に容量や出力が大きくても、頭脳や人格には影響を及ぼしません。異能者として目覚めなければ、身体能力にも関係しないでしょう。

『普段は使わないし、認識される事もない才能』です。

 だから、頭が良くて異能者としても強い人もいれば、頭が良くないけど異能者として強い人もいますし、頭が良いけど異能者としては弱い人もいます。

 そして、この容量が大きい程1つの異能に対して色んな知識が霊脈を通じてアカシックレコードから流れ込んできますし、出力が大きければ身体能力や魔法威力も上がります。


Q.

 ロッソさんの固有異能ってどんなの?

A.

詳細はその内。ただ、善玉では滅茶苦茶使いづらい能力です。

 代わりに、悪堕ちした時に使うとハチャメチャに強いですね。

『こいつ敵の時は強いのに、味方になると弱い奴の典型でやんす!』とか言っちゃいけません。


Q.

 魔物から見た耕太って美味しそうなの?

A.

ライカンスロープ

「A5ランク松坂牛が……!?」

ウールヴへジン

「3つ星シェフの手で……!?」

ズメウ

「極上ステーキな上に……!?」

スコルピア

「とんでもない名酒も……!?」

デミちゃん氏

「歩く飯テロ。極上のお肉見て咄嗟に『もうこれスケベだろ』ってなるレベル」


Q.

 魔物から見た美由って美味しそうなの?

A.

魔物達

「食えなくはない。食えなくはなくもない」

「飢え死にするぐらいなら食べるよ、うん」

「異能者なのに非異能者と大して変わらんか、下手したらそれ以下じゃん。なんでこんなまずそうなの……?」

デミちゃん氏

「生ゴミ。飢えている時に三角コーナーのクズ野菜見て『あー、いや、うん。まあ……ギリ……』って気分と似ているかも」


Q.

 強い異能者ほど魔物視点美味しいの?

A.

デミちゃん氏

「一概にそうとは言えないけど、基本的にそうだよ。魔物って魔力の塊みたいなもんだし。魂も魔力の塊だから、大きな魂ほど食いでも味も良いね」

「非異能者でも、目覚めていないだけで異能者としての才能があるのなら、十分美味しいよ。つまり日英の人達は非異能者でも高栄養かつ美味」


Q.

 デミちゃん氏は魔物ですか?

A.

デミちゃん氏

「私は皆のアイドルだよ☆」


Q.

 東京の2人の方が耕太より主人公っぽくない?

A.

 この物語の中心は耕太ですが、あの世界の中心が誰かは決まっておりません。彼か、彼女らか、それとも別の誰か、か……。

 まあ、群像劇は書ける気がしないので、基本的の耕太主人公で進みますけどね。


Q.

 ナズェデミちゃん氏があの2人をミテルンディス!?

A.

デミちゃん氏

「ここでは日本の言葉で喋れ」


Q.

 耕太の両親は冒険者にならないの?

A.

 2人とも、真っ当な仕事がある内はならないかと。

 冒険者って、日本では現状『猟師兼炭鉱夫』みたいな認識ですので。

母親が『鬼の血で戦闘欲が上がっているのかも』と援護しなければ、耕太は冒険者になれなかったかもしれません。

両親の異能者としての才能は、中の上ぐらいですね。


Q.

 作中世界のゴーレム技術って、現在どのぐらいなの?

A.

 たぶんその内作中で出てきます。


Q.

ケニングのブラックボックス化しているコア部分って、どうやって作られたの?

A.

何人もの天才と、何百人もの秀才達が、魔物達に命を狙われながら作り上げた物です。

 具体的に言うと、霊脈からの影響を受けない為にわざわざ宇宙ステーションで完成させた後、地上へデータを送りそれを元に量産されました。

 データを送ったのとほぼ同時に、それを探知した魔物が宇宙ステーションは撃墜。開発者達も死亡しましたが、全員宇宙空間へ転移してきた魔物へ中指立てながら笑顔で亡くなりました。



●おまけ

『小鳥遊美由の世界線。あるいは石山岩子が堕ちた世界』



 ソファーに腰かけ、リビングのテレビを眺める。



『逃走中の石山岩子容疑者は未だに見つかっておりません。警察は情報提供を呼び掛けており』


『彼女の犯行について、本日は犯罪ジャーナリストの決津さんにお越しいただきました』


『石山岩子容疑者は過激派団体『カラミティ』のメンバーを襲撃。彼らが所持していた武器を奪い、犯行に使用した可能性が高く』


『ダンピールというのはですね。吸血鬼との混血という認識になっていますが、実質吸血鬼なんですよ。魔力の活性化が、魔物としての血をですね』


『街の人々からは不安の声が上がっています』


『いや、本当に恐いですよ!血を吸われたらゾンビにされるんでしょ?警察には早く何とかしてもらわないと』


『本当に、アレって石山さんがやったんですかね?前に見かけた事があるけど、そんな事をする人には見えなかったなぁ』


『ダンピールに吸血されて死亡した場合、魔力が反転し魔物の一種、ゾンビになってしまう可能性があります。石山容疑者はゾンビを操り、大量の銃器を使ったと』


『『ヴァルハラ』は石山容疑者の件に関して、警察への協力拒否の姿勢を見せています。先日の記者会見で彼女は無罪だと発言した代表の』


『もしかして、『ヴァルハラ』で匿っているんじゃないですかね?もしかしたら、異能者と魔物っていうのは……ああ、いや。何でもないですよ』



 世間からの異能者に対する風当たりは、日に日に増す一方だ。


 テレビの電源を切り、スマホを眺める。流れてくるネットニュースは、2つ。


 片方は、石山岩子が起こしたテロについて。もう片方は、東京で女子高生の異能者達が殺人鬼を逮捕した事について。


 どちらも同等のニュースとして扱っていたのは、先週まで。既に解決した事件と、今も容疑者が逃げ、その上近所だった人間を殺して回っている事件では、扱いも変わってくる。


 一時は異能者のイメージが回復したのだが、石山岩子によってむしろ悪化していった。


 スマホに表示された時間を見て、ついため息が出る。今日と言う日が終われば、明日からまた学校だ。


 正直、行きたくない。


 化け物。犯罪者予備軍。いつ暴れ出すか分からない。いいや、むしろ裏でこっそり人間を食べているかも……。


 なんて。そんな噂が流れている。


 うちの学年では、隣のクラスにいる遠海さんの影響かあまり陰口を言われる事はない。


 だが、廊下を歩く時に聞こえる、他学年からの声は。そして、クラスメイト達から向けられる視線は。どうしようもない。


 元々、学校が好きなタイプではなかったけれど……今は、通学路を歩いているだけで吐き気がする。


 いいや、通学路だけじゃない。近所を歩くだけで、嫌な気分になる。


 誰かが、自分を睨んでいるんじゃないか。その内、石でも投げられるんじゃないか。無実の罪で、逮捕されるんじゃないか。


 ……学校に行ったふりをして、『アルフ』に行こうかな。


 両親には、あまり相談したくない。自分の耳に入ってこないよう庇ってくれているけど、近所や職場の人達から色々と言われているのを知っている。これ以上、負担をかけたくない。


 いいや、でも……マスターは、認めてくれるだろうか。それに、高い学費を払ってもらっているのに、そんな……。


 だいたい、冒険者だけでこの先もやっていけるのだろうか。突然現れた物が、突然消えないとも限らない。それを考えると、学歴は重要なはず。


 じゃあ、やっぱり……。


「はぁ……」


 今日1日で、どれだけため息をついただろうか。そう考えると、再度口から息が漏れ出た。


 無意識に、視線が机の上に放置している封筒に行く。


異能者支援団体、『ヴァルハラ』。


 どこから情報を得たのか、家のポストに入っていた。内容は、異能者同士の話し合いに参加しないかというもの。


 行く気にはなれない。そういう団体は、どうにも信じられなかった。偏見かも、しれないけれど。


 だが、時折心が揺れ動く。


 異能者だけの空間なら、呼吸がしやすいから。


 喫茶『アルフ』にいる時は、自然に笑う事が出来る。璃子先輩と冗談を言い合ったり、マスターと談笑したりする時間が、好きだ。


 家が、居心地悪いわけじゃない。ただ、頑張っている両親に何となく申し訳なくて。何より、近所の人の目が壁越しにも伝わってくるようで。どうにも、落ち着かない。


 嫌な考えが、どんどん浮かんでくる。


「……よし」


 それを振り払う為に、小さく声を出して立ち上がった。


 気分転換に、スクロールでも書こう。集中力が必要な分、他の事を考えずに済むのだから。


 スマホをポケットに入れて、自室に向かう。


 廊下に出ると、母さんが電話をしていた。否応なしに、その声が聞こえてくる。


「はい……はい……ですから、私も息子も、人殺しなんてしていなくって……あの、だから、警察の方がいらっしゃった事も……」


 声をかけようとして、やめる。電話を代わって相手に怒鳴りたい気持ちを抑えて、足音をなるべく消して部屋に向かった。自分か何か言うと、余計に悪くなると知っているから。


 ああいう電話は、はたして日に何度きているのだろう。分からない。分かりたくない。


 今は、何も考えたくなかった。


 ────ピロン。


 自室の扉を後ろ手に閉めた所で、スマホが鳴った。


 ソシャゲの通知か、それとも璃子先輩だろうか。画面を確認する。


「……えっ」


 そこには、もう懐かしさすら感じる名前が表示されていた。


 内容は、『テレビで異能者について色々言われているけど、大丈夫か?』というもの。


 自分を恐れて離れて行った、友人からメールだった。





読んで頂きありがとうございます。

感想、評価、ブックマーク。励みになっております。どうか今後ともよろしくお願いいたします。


Q.

 耕太の中学時代の友達は、どんな奴ですか?

A.

 普通だし、非異能者だけど、良い奴ですよ。本編ではたぶん出てきませんが、正史世界だと耕太を心配して連絡をしてくるぐらいには。

 この後呪いになるだけで。




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― 新着の感想 ―
>キャラクター ・耕太 今回遂に明確に歴史を変える。家宝がハニトラ。どこがとは言わない部位が表示される日も近い? ・美由 乗り手としての本領を発揮。着々と布石を打つ策士でもある。 ・璃子 コミュ力に技…
けけけK点超え……!?たろっペ作品史上最高到達点か……?(このあと全ての情報が遮断された模様)
>>この後呪いになるだけで ママー! たろっぺさんが読者をいじめるー!
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