表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
玄米茶の香りに、淡い想いをそえて  作者: みこくるみ
第五章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/45

3

だが、しかし、私は、売られた喧嘩を買うためにぶりっ子さんをみつめる。

かかってこいや!、的な私。

そんな私を見ているメンバーが息を飲むのがわかる。

だけど、それを物ともせず、近づいてくるのが、ユイちゃん!

颯爽と間に入り、私の手を掴むと、「お先です!」と言って、連れ出してくれるのよね。

だから、今回もそれで帰ろうとしていたのよ…



だ・け・ど・、今日は、そうはいかなかった………



ユイちゃんは、用があり、イケメンさんと話中。

だれも私の側に、ストッパーがいなかった!



しかも、その時の私は、ひさびさにプチンとキレたのよねぇ〜

だって、ちょっと、痛かったんだもん!



で、異様な空気に気づいたユイちゃんが、



「せんせい!」



と、声を上げた時には、私の右足は、振り上がり、そのまま机に振り下ろされたのでした……!?



ガコン!っていう音が響き、机が真っ二つ!



フン、決まったわ、できたわ、特訓した「踵落とし」!!

()()だけ、集中的に教わったのよね。

いやぁ〜、披露する機会がなくって。

なんて、ご満悦に浸っていると……



「なにやってるんだ!?」



担当先生の声が響く。



あっ、やべぇ、やっちゃった。

面目ねぇ。

でも、してしまったのは、仕方ない。

もともと、ちょっと、壊れかけてた机とはいえ、大学の部品を壊したのには、間違いがないからね。



私は、素直にみなさんに謝った。

そして、先生に連れられて、私は、部室を出た。

ユイちゃんがついてこようとしたけど断り、一人、先生について行った。



先生の部屋に通され話を聞かれたが、あまり話さず。

ちょっと、イラッとしたのでとだけ、伝えた。

先生は、ため息をついたが特に何も聞こうとせずに、すまなかった、と言われた。

内心、びっくりした私は、別に大丈夫です、と返した。



その後、机の弁償を申し出、サークルを退部する旨を伝えた。



先生には、遠慮されたけど、私が嫌なのでとつっぱり、机の代金を後日支払う事にし、サークルも本日付けで、退部となった。



この担当先生には、私が卒業するまで、いろいろお世話になったのよね…

私がラノベ作家だという事を話してたし。

今も元気かしら……





――一人、物思いにふけながら、玄米茶を飲む。



ほんと、忘れてたのにな……



私は、ごちそうさまでした、と言うと、レストランを後にした。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ