久々にリアルでおそろしい夢の段
怖い夢をみました。
怖い、というよりも、後悔ばかりというか。
次男が縁側で、昼寝をしてしまいました。
しかしなぜか、ずっと幼い姿で、しかも、
なぜか、首が斬られているのです。
奇麗な断面で。
これではもう、どうしようもないではないか、と焦ります。
しかし、彼はとても安らかに、眠っている最中です。
頭のない胴体がゆっくりと上がり下がりしているのですから。
そうか、こんなにすっぱりと斬られているから、生きているのだ。
私は瞬時にそれを察し、今できることを探しました。
いつもは嫌がって全然できない耳掃除……それしかない!
転がっている頭をそっと持ち上げ、日向に持って行き、耳の穴を覗いてみると……
いつも「もしかしたら……」と思っていたことを、事実として確認できたのです。
つまり、耳アカがめっちゃ溜まっていたこと。
そして、耳はまっすぐ覗くと向こうの穴まで通じていること。
彼の頭をそっと日に透かしてみると、向こうの耳の穴にかすかに、日の光が射しておりました。
いけない、起きてしまう、その前に早く首を繋がないと。
縁側に横たわる胴体に首を合わせます。
しかし、どうやって繋げば良いのだろう?
ひとつひとつの器官、血管、神経、どのように繋げば良いのか?
そこに、もっともらしい年よりの声が響きます。
「とにかく同じ向きに当てて、あとは絆創膏で留めておけばよい」と。
汗にまみれた、妙に滑る手でどうにか首と胴体とをつなぎ合わせた瞬間に、
やっと目が覚めました。
起きぬけにぎゅっ、と抱かれた彼は、きょとんとしておりましたとさ。
どんとはれ。
無事でよかったです。
何かと気ぜわしく、ここでいったん終了とさせていただきました。
おつき合いありがとうございました。