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1日③

「その複数の現場付近で、台東くんが、間違いなく何度かカメラに写っていて今、警察は、彼を更に調査しようとしているわけだよ。

台東くんだけではなく、他にも、疑われている人は、いるがな…」


「台東、この街に、しばらくいなかったの!?で、とにかく、台東に、『マークされてるぞ』って教えてやれ、と!」


「バカ!逆だ。

台東くんに、お前から近づくな、ってことを言いたくて今まで話してたんだよ!」


僕は、パニクリ、パニックって、

「た、台東は、国立大、卒だよ!!」と口から出て、

「だから、学があるから出来る犯行路線だから、なおのこそ、彼は捜査線上にあがってるんだよ。

…分かったな、近づくなよ!」


と、兄は、そう念を押して僕の部屋を出て行った。


シーンと静まり返った自分の部屋で、兄が両親に何かを言って外に出ていく音がして、僕は、自分の机にあったスマホを取ると、

我に返った時、

スマホの電話帳から、台東の携帯番号にコールしていた。



『鶏が先か、卵が先か?』という難題がある。


この時、僕は、

台東が、電話に出なければ、これ以上、どうしようもないことだ、で割りきれたが、


僕が、彼に、この時、電話をしなければ、

『これから』のことは、何も起こらなかったと、後々、思うようになる……。

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