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異世界のんびり農家 作者:内藤騎之介
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ザブトンの子供と遊ぶ


 ザブトンの子供と遊ぼうと思うが……なにがいいだろうか?

 本人たちに相談。

 ……

 ザブトンの子供劇団の発表を観ることになった。

 上演される劇は三本。

 舞台は俺の部屋のテーブルの上。

 おお、ちゃんと衣装や舞台まで用意して。

 え?

 幕もあるの?

 本格的。


 一本目は、王道の勧善懲悪もの。

 魔物が悪い冒険者に苛められていると、やってきた良い冒険者に助けてもらうというもの。

 起承転結がしっかりしていて、わかりやすい。

 そして、なかなかの大立ち回り。


 二本目は料理バトルを題材にしたミュージカル。

 食事の美味しさを表現する為に、ミュージカルにしたのかな?

 二十匹が足を揃えてのストンプは圧巻。


 三本目はミステリー。

 おおっ、斬新な死に方。

 そして、なかなかのトリック。

 舞台装置まで使ってきたな。

 舞台装置協力は山エルフと。

 なるほど。


 どれも十分ぐらいの内容だが……面白かった。

 全員、一生懸命やっていたな。

 ああ、失敗は気にするな。

 ミュージカルの時、ちょっと複雑なステップで足が絡まってしまったんだよな。

 怪我はないな?

 ああ、そのミスで止まらず、よく頑張ったぞ。

 そして、周りのフォローは見事だった。


 総括としては……

 どのチームも、舞台の広さをもう少し利用しよう。

 ちょっと狭い感じがした。

 あと、セリフのプラカードを持つのは良いアイディアだと思うが、もう少し字が大きい方がいいんじゃないかな。

 黒子を導入するのも良いかもしれない。

 黒子はわかるか?

 舞台に立つんだけど、観客からはいない者として扱われる役者を助ける者のことだ。

 ちゃんと黒子ってわかる格好をしないと、駄目だぞ。

 ははは。

 みんな面白かった。


 ……

 しかし、これは一緒に遊んだというのだろうか?

 俺は観ていただけだが?

 ここは一つ、一緒に……劇は無理だな。

 よし、山エルフたちのように舞台装置に協力を……うぬ、見事な作りこみ。

 今回使っていない他のギミックもある。

 舞台装置に俺の出る幕はなさそうだ。

 仕方がない。

 ならば俺は照明装置を作ろう。

 盛り上がるぞ。

 ザブトンの子供たちも賛成してくれている。

 問題は光源だが……

 電気はないからな。

 ここはルーに頼んで魔法でなんとかしてもらおう。

 ん?

 ルーに頼むのは大変じゃないかって?

 確かに大変だ。

 だが、お前達の為だ。

 任せておけ。

 そして、次は子供たちに見せてみよう。

 俺だけじゃもったいない。

 大丈夫だ。

 ハクレンがしっかりと教えているから、文字は読める。

 ティゼルはちょっと怪しいけど……

 ミュージカルなら文字が読めなくても楽しんでもらえるだろう。

 ああ、絶対だ。


 俺はその日、ザブトンの子供たちと一緒に、照明装置を作ることに集中した。

 俺一人で作ったら、一緒に遊ぶことにならないからな。



 照明装置が完成し、喜ぶザブトンの子供たち。

 そして、俺の背後で待機状態のザブトン。

 ……

 期待した目をしているところ悪いが、もう夜だ。

 遊ぶのは明日でいいかな?

 ザブトンの頷きに安堵しつつ、集中し過ぎたと反省。

 腹も減っている。

 アンに怒られる前に、夕食を食べにいこう。

 ザブトンの子供たちも、ちゃんとご飯を食べるんだぞ。

 ははは。

 揃って、わかってますと足を振る姿が可愛くて、おもわず笑ってしまった。


短いので突発更新。
今晩の更新はお休みします。
すみません。
+注意+
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