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神様の棄児  作者: ryo-KK
2章 仲間
15/88

引越し

「どうかした?」


新居に向かう最中、ミーシャは、何か思いつめていた。


「・・・・・」


無言で、首を振る。


ドルトスの店から歩きだして、10分程で、新居に到着する。


間取りは、1階が居間とダイニング、キッチン、お風呂の他に2部屋有り、2階にメインの寝室が2つ客間が4つ有る。


キッチンと浴室は6畳位の広さで、他の部屋よりは狭い作りになっているのだが、普通の家に比べると十分広い。


ダイニングと居間はそれぞれが20畳程の広さがあった。


主寝室は30畳の豪勢な作りになっているし、客間も20畳近くある。


庭もかなり広い 周囲に柵が有るくらいで、多少の木々は有るが、特別に、何かが植えてあるという訳でもない。



家具は、1階の居間にソファーとテーブル、ダイニングに食器棚とテーブルと椅子のセットが有り残りの2部屋には棚が有るので、倉庫として使えば、いいと思う。


2階は生活スペースばかりで、主寝室の2部屋は、バルコニーで繋がっていてどちらの部屋も天蓋付きのキングサイズのベッドが置かれているだけだった。


ほかの客室にも、ベッドは有るのだが、こちらは、普通のシングルサイズのベッドとタンスが1つだけだった。


照明は、廊下も部屋もランプが置いてあるのだが、どれも油が切れていた。


居間のソファーに腰掛け、ミーシャに隣に座るように促す。


「やっぱり、何かあった?」

 

「・・・・・・」


「ミーシャには、笑ってて欲しいんだけど」


ミーシャは、俯いていた、顔を上げ口を開いた。


「私が、家を勧めたばかりに、ご主人様にまたお金を使わせてしまいました。」


(そんな事で落ち込んでいたのか)


「私は、ご主人様にご迷惑ばかりかけて・・・」


家を勧められたのは、そうなのだが、買うと決めたのは、ユークである。


「買うと決めたのは、僕だからミーシャに、責任なんか無いのに、気にしすぎだよ。」


「ですが、私が来てからご主人様がお為になった財産を大量に減らしてしまいました。」


「あはははは」


ユークは、全く気にしていないので、大きく笑った。


「何が可笑しいのですか」


「あのね財産なんて、置いておいても、ただの持ち腐れに成るだけだし、これからの事を考えると、いい買い物だったと思うよ?」


「ですが リオさんとの約束も有りますのに、ここで無駄遣いすることも無かったと思うのです。」


「それも問題ないよ 今の持ち金だけでもリオは迎えられるし、これからミーシャに依頼を手伝って貰えるから、収入もそれなりに期待できるからね」


これからの展望も交えて、元気づけるのだが、まだ暗い表情のままだ。


「私が、冒険者をしている時の収入は、月に2万G程でした。 それなのにご主人様はこの2日で、400万G以上使っていらっしゃいます。 私には、一生かかっても、お返しすることが出来ません。」


「それは、ランクが上がれば、収入も増えるから大丈夫だと思うし、ミーシャに返して貰う必要も無いから」


返して貰おうなどとは一切考えていなかった。

高々1年、真面目に働いただけなのだ。半分以上が、神がかりと言う異常なスキルのおかげなのだが、このスキルがある限り、ユークに金策で、困る日が来ることはないと、ユーく自信も思っていた。


「それにね、ミーシャやリオが、他の人の奴隷になるなんて、もう許せないから」


(本心なんだが 最近口が上手くなったような・・・・)


「ミーシャだから言っちゃうけど、僕の今までの収入もほとんどが、スキルのおかげなんだよね」


えへっと笑いながら言う


「スキルですか?」


ワープしか見てないミーシャは、良くわからないといった感じだ。


「そう、僕のスキルは、人には言えないスキルなんだ。」


「ワープですか? ですが、ワープは、持ってる方はほかにもいらっしゃいます」


「ちょっと違うんだ、ワープは確かにレアだけど存在するのは、僕もしってる。 だけど、ワープって、通常の冒険者スキルの1つでしょ」


ミーシャの知っているワープなら、確かにそうだ、移動系のダンジョンウォークを持ってない人に、たまに現れるスキルだと聞いている。


「そう記憶しております」 


「でしょ!だけど、僕のスキルで使うワープは、冒険者スキルじゃないんだ。 どちらかと言うと、特殊スキル扱いなんだよ」


「聞いたことが有りません」


王立図書館で、司書長のラクトから聞いた事を丁寧に話す。


「国も跪かせる事が出来る力があるなんて、そんなスキルが存在するのですか?」


「実際に何処までの威力が有るのかは、僕もまだ解らない。 昔の文献では、そうなっていただけで、本当に見た人は、現在には居ないからね、でもワープに関して言えば、かなり正確に近いと思う」


ステータスと念じミーシャに見せる。


スキル欄にある、神がかりの文字にめをパチクリさせている。


「腕輪は、偽装出来ないらしいから、これで信用できた?」


「は はい」


「僕も僕自身が何処の誰だか良く解らないんだ」


「えっ」


「僕は棄児だったらしくて、今の母に拾われて育てられた。 だから本当の両親の事は、全く解らないいんだ」


「そうなのですか?」


「うん でも育ての両親はとても優しくて、本当の両親だと思ってるけどね。」


ミーシャは、しばらく考えこんで、はいと頷いた。

    

「このスキルを研究してた、ラクトさんが言うには、神様関係か、昔このスキルを持ってた人の子孫の可能性が有るみたいなんだけど、どちらも可能性は低いみたい」


「神様関係って、何なのでしょう?」


「僕にも良く解らないんだけど、ラクトさんが言うには、知られると驚異の対象にはなるけど、驚異過ぎて誰も手を出せないらしい。 まわりに知られて、良い事も無さそうだし、怯えられて暮らすのも、僕には、耐えられないから、誰にも言わないでね」


「もちろん言いません」


「これはミーシャと僕だけの秘密で、リオにも内緒ね」


リオにも内緒と言うと、もし他に奴隷が増えても、ミーシャとユークしか知らない、2たりだけの秘密という事だ。

ユークが自分だけを信頼してくれている事を、はっきり理解したミーシャは、死んでもしゃべら無いとユークに誓った。


「この神がかりは、今の所2つしかスキルが無いんだけど、もう一つが良く解らないいんだ」


ワープの違いは、ラクトの話を聞いて、ある程度理解したのだが、もう一つのスキルとは何なのだろう。

ミーシャは神がかりと言うスキル自体、全くしらないので、ユークの力になれない、自分が歯がゆかった。


「どんなスキルなんですか?」


「パーティー強化って、スキルなんだけど、これは、この前ある事に気づいたんだけど、全くの謎なんだ」


「最近増えたスキルなんですね?」


「そうなんだけど、それも変なんだよね」


このスキルはがある事は、昨日偶然気づいたのだった。

普段はワープも、ワープとだけ念じれば、使えるので、神がかりと念じる必要がない。

昨日たまたま、ワープを使う時に神がかりと念じた時に、パーティー強化と頭に浮かんだのであった。


「変?」


「スキルって、覚醒に時に増えるものだよね?」


「そうですね」


「でも、Cランクになった時も確認した時は、無かったはずなんだよ!」


「いつお気づき成られたのでしょう?」


「昨日」


「昨日ですか? それなら私がパーティーに加わったから増えたとか?」


「なるほど、そうか!そうだよ!」


確かにミーシャがパ-ティーメンバーに成ってから増えてたのである。


「パーティー強化という事は、私に関係があるスキルなんでしょう」


「多分、そうだと思うけど、他のスキルの話しを聞く限り威力が高すぎて、無闇に使えないし」


街を破壊や国ごと転移とどれも桁違いの威力と伝承されているスキルだけに、もし使って、ミーシャが筋骨隆々になっても困るので使えない。


「私ならどうなっても構いません!私に使って頂けませんか?」


「いやいや どうなるか解らないから、使えないよ」


「ですが、いざという時に必要になる日がこないとも限りません。 いきなり使うくらいなら、今、使って試して下さい」


懇願されても、ミーシャがどうにかなるのは、嫌だった。


「ご主人様は、お優しい方です。 私の事が心配で、お使いに成らないのでしょうが、今後リオさんや他の方に使われるくらいなら私に使って頂きたいのです。 どうかお願いいたします。」


椅子から降りて、正座までして、お願いされた。

流石に断れなくなった。


「本当にいいの?」


「はい、使って、頂けるのですね。 本当に嬉しいです」


(私が、ご主人様のお役にたてるなんて、幸せ)


「じゃあ使って見るから、異変があればすぐに言ってね」


「はい!お願いします」


パーティー強化と念じ、ミーシャをみる。


「今、使われたのですか?」


「うん」


「何も起きませんね?」


一応ステータスと確認してみるMPha20減っていた。


「あれMPhaしっかり減ってるけど?」


ミーシャもステータスと念じてみる。


「ご主人様!」


「どうしたの? 何か変化があった?」


「はい! スキル何かは、変わってないのですが、体力とMPが倍になってます。」


そう、このスキルは、パーティーメンバー全員の基本能力を倍加させるすきるなのだが、まだミーシャしか居ないので、リオがこの家に来た時に、はっきりと認識することになる。


「それで、パーティー強化なんだ。 良かった」


スキルの謎が解けた事よりも、ミーシャが無事だった事が一番嬉しかった。


「ミーシャは、スキルを出したままにしておいてね。」


「どうしてでしょう?」


「効果時間が知りたいからね」


僕はちょっと屋敷を探索してくるからとミーシャに行ったのだが、ステータスは、出したままでも平気なのでお供します。と一緒に行くことにした。


各部屋を見回り 足りないものがないかとか、家具や寝具の状態、後は水道の状態や排水の状態等、次々と確認していった。


流石に元貴族の屋敷らしく、全てが何時でも使用可能な状態に整備されていた。


風呂もすぐ使えるようだったから後は、炊事道具と食器くらいだと2人で、話し合った。


30分程、経った頃にミーシャがステータスが元に戻りましたと言ったので、効果時間はおよそ30分という事だろう、スキルに関しては、リオが来たらもう一度確認する必要もあるが、今は良しとした、


玄関に鍵をかけて家の中からワープして、パーンの宿屋の裏庭にでて、鍵を受け取り部屋に戻った。


部屋に置いてある荷物を、全てマジックポーチに入れるひっこしじゅんびはこれで終了だが、まだ買い物が残っている。


リーンに今までお世話になったが王都に引っ越すから宿を引き払うと告げて礼を行って宿屋をでる。


 次いで冒険者ギルドに行きレミーにも挨拶をした。


かなり引き止められたがもう家も買ったので、と離してもらった。 


(引き止められたのと、住所は、何となく解るけど、どして部屋の間取りなんかきいてきたんだろ? レミーも家を建てるのかな??)


もうすぐ夕方になるので、急いで、ランプの油や、入浴のタライや石鹸、その他の小物をパーンで買って、王都の家に飛んで、ランプに油を入れていく。


全てのランプには、入れてないのだが必要な部屋と廊下だけにして、ミーシャと夕食を食べに平民区画の酒場にいった。


既に出来上がっている人にミーシャがナンパされたり絡まれるたりするので、大変だった。 2度と行かないと誓った。


家に戻り2回の主寝室に灯りを付け、ミーシャの洋服は一先客室のタンスとベットの上にならべて置いた。


風呂を沸かして、ミーシャと入る。


なんやかやと、忙しい1日っだたので、ミーシャが疲れているだろうと早めに休む事にしてベッドに潜り込んで、ミーシャと挨拶がわりのキスをして今日は休んだ!


翌朝は普段どうりに目が覚めたが、ミーシャはすでに起きていたらしくユークが起きるのを横でねころび待っていてくれた。


ユークが目覚めると、直ぐにミーシャからキスしてくれた。


恋人同士のように抱き合って、ゆっくりと長いきすだった。


唇を引き離したら、おはようごあいますと挨拶せれたので、おはようと軽く挨拶を返した。


朝から近くのパン屋へ行き焼きたてのパンを買い家に戻る


初めての新居での朝食を済ませ鍋等の金物を買いに行った。



 





誤字・脱字の指摘ありがとうございます。随時訂正させて頂いてますが、やっぱり、まだまだ有りそうですね>< 未亡人が増えそう、と言う意見ですが

女性は確かに多いと思いますが女性は、ゴブリンやオークの繁殖の材料として、かなり拉致されてると言う設定だと思って頂ければ、幸いです。

比率は女性の方が倍以上多く、貴族は、本妻は同じ遺族の女性が多いのですが、殆どの貴族はハーレム状態で、玉の輿狙いで、奴隷になる平民の女性が多いと言うのもその理由の1つだと・・・・

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