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秋の周辺  作者: につき()
12/13

連鎖/ 雷/

連鎖/


煙る空の薄さを

裏側の春だと

物知り顔で言った

昨日


東の光がまだ新しく

やがて追いついてくる

日常との繋がりはまだ薄く

朧な過ちを思い出せず


朝が高く上り

秋空が顔をもたげるとき

形のない連鎖の音がする

絶望の靄の奥で光る眼がある

発火寸前の衝動のように


#詩 #秋の栞

21:04 - 2017年9月9日



雷/


髪の長いおんな

若くはあるがそうでなく

掠れた道路文字

乾いてしまった悲しさ


雷鳴を求めよ

この薄暮れにこそ

朝の光よりも眩しい稲光を

吐き出すのだ


湿り

沈む声

見えない流れを

聴け


掴み

縋りつくものよ

傲慢の苦さを

食め


不見/聞/嗅/触/味

唯思


音を解き放て

声を響きへ還せ

消えていく虚空へ

わたしたちとして

吐き出すものとして


(縦書き pngで投稿)

#詩

4:09 - 2017年9月14日

日時は、twitter投稿日時。#タグもそのまま。

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