表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
秋の周辺  作者: につき()
13/13

白月/

白月/ 

 

 ふとやかな白は

夥しき色線を従え

 焼き尽くす赤の陰に

濡れる緑を許す


 最も身近な夜に

何物にも侵されざるもの

 たおやかな白い腕に


光輝く青

 岩石の丘より見る

あれはわたしたちの星

 瞬くように火が燃える


虚空は静かに

 言葉を浮かべる

全く感傷的でなく

 唯美しく


 誰ひとりとして

沈黙などしない宇宙で

 放たれる言葉は光

或いは形なき波として


 無人の砂漠の砂として

産み落とされる雲母の一粒

 大きな波のうねり

山脈の稜線を象り


 いのちを超えていくものがある

巌の頑なさとして

 保たれる形として

全ては

 美しさを指向する

わたしは人を信じない。その雑駁な感性を。そして逞しき日常への足掛かりを。共有できない思いこそが原点となる。持ちきれない上澄みだけを求めている人よ。浅瀬の陰が見る者を映すとき、水底からも見られている。生き物は深みにもまた生きているのだから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ