3[昴君は元気だけど不器用デス]2/2
やっとの思いで完☆成!
そしてやはり宿題ががかがががぁぁぁァァァっっっっ!!!!!
宗次郎がやっとの思い描き始めた頃、昴は他の友達と組になり、授業を受けていた。
と言っても、その友達と交わす言葉は少ない。実質黙々と作業を進めるしかなかった。
普段から元気な昴にとってはかなりつまらない。描く手も自然と遅くなる。なので、スピードを求められた時、対処しかねる。
(くそ、琴葉のやつ何を考えてんだよ……俺が暇じゃねぇかよ……)
心の中でひとりごちるも何も変わるはずがない。
そして黙々と描き始めてから30分がたとうとした頃、何やら宗二郎たちの方が騒がしくなってきた。「馬鹿」や「下手」と言った侮辱のしあいが聞こえてくる。
「あいつらまたやり始めたな」
今まで黙って作業していた相手に話しかける。
「だね。今日はどっちが勝つかな?」
絵を描いてる手を休め、1度こちらに向き、宗二郎たちの方を見る。
あちらはあちらで、写生に使っている鉛筆を相手に向けて必死に抗議してる真っ最中だった。
「んー、琴葉じゃねぇかな?宗二郎、いつも最後は手を抜くしさ」
「俺もそう思うよ」
相手が同調したところで、ふと疑問に思うことを口にする。
「そいや、何であいつは琴葉を誘導するように話してんの?」
その疑問を相手に話すと、さも興味深そうにこちらを見る。
「え?あれで誘導してるの?」
「いや、確証はないけどさ、何つーか言葉選んでんだよ、あいつ。まるで、相手のことが言うことが分かってるみたいにさ」
「……、それ、琴葉ちゃんだからじゃない?」
「それ言われるとどーしよもないな」
昴は少しクツクツと笑う。だって、そこ突かれると言葉が出ないしさ(笑)
「さ、俺らもさっさとこれ終わらせようぜ」
話を一旦区切り、授業の課題を指さす。
相手の合意があってまた静かに黙々と作業が開始される。さすがに自分から言い出したことでもあり、この静けさからか、喋りかけづらい昴であった。
うん、徹夜確定の量を残しておりまする……




