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14[誘導作戦であるはずの交渉]
すみません、昨日はスノボーしてきて体力がなく死んでました……m(_ _)m
それでは次話投稿したので読んでくださいm(_ _)m
昴たちの高校からすぐ近くの公園には周りを囲むようにして桜の木が立ち並んでいる。春先には新学生を迎える鮮やかな桜をその身に纏うが、時期が時期なためもはや質素に思えるほど閑散としている。
「な、何のようかな?昴くん」
ぎこちない笑みを浮かべるいかにもガリ勉野郎が一人、相手に向かって問いかける。もちろん、その相手は何も答えないが。
「……よし、時間やな。」
手に持った鞄から、一封の封筒を取り出す。中身は彼の兄のものだ。
「選択肢をやる、二十秒以内にこたえろ。」
昴のこの行動や、封筒のことで頭がいっぱいになったらしい彼は青ざめた顔をコクコクと動かすだけだった。
「まずは一つ目」
胸ポケットの内に閉まっていた彼の兄の写真を取り出す。
「悪事をすべて公にし、こいつを刑務所にいれろ」
……………………………………………………
数秒の沈黙、それから混乱が彼を襲う。
この手の場合は脅しに繋がることが多いのを、彼自身が分かっているが故の困惑。
しかし、まだ選択肢は残っている。
この時点で時刻は4時半、
今はまだ、この時間については分からなくてもいい。




